住宅購入を考えたとき、多くの人が最初に気になるのが「毎月いくら返済することになるのか」という点ではないでしょうか。
住宅ローンは金額が大きく、返済期間も長いため、少しの条件差で総返済額や月々の負担が大きく変わります。しかし、金利や年数を自分で計算しようとすると、難しく感じてしまう方も少なくありません。
そこで本記事では、住宅ローンの返済額を直感的に把握できる「早見表」を中心に、借入額・金利・返済期間ごとの返済イメージをわかりやすく解説します。
これから住宅ローンを組む予定の方はもちろん、借り換えや返済計画の見直しを考えている方にも役立つ内容です。
住宅ローン返済額の基本を理解しよう
住宅ローンの返済額は、主に次の3つの要素で決まります。
- 借入金額
- 金利
- 返済期間
この3つの組み合わせによって、毎月の返済額と総返済額が決まります。
たとえば、同じ3,000万円を借りた場合でも、金利が1%違うだけで数百万円単位の差が生じることもあります。
また、返済期間を長くすれば月々の返済額は抑えられますが、その分、利息が増え総返済額は大きくなります。
早見表を見る前に、こうした基本的な仕組みを押さえておくことが大切です。
住宅ローン返済額の早見表(35年・金利1.0%の場合)
まずは、最も利用者が多い条件のひとつである「返済期間35年・金利1.0%」を想定した早見表です。
元利均等返済を前提としています。
| 借入額 | 毎月の返済額(目安) | 総返済額(目安) |
|---|---|---|
| 2,000万円 | 約56,000円 | 約2,350万円 |
| 2,500万円 | 約70,000円 | 約2,940万円 |
| 3,000万円 | 約84,000円 | 約3,530万円 |
| 3,500万円 | 約98,000円 | 約4,120万円 |
| 4,000万円 | 約113,000円 | 約4,710万円 |
| 4,500万円 | 約127,000円 | 約5,300万円 |
| 5,000万円 | 約141,000円 | 約5,880万円 |
この表を見ると、借入額が500万円増えるごとに、毎月の返済額が約14,000円ずつ増えていくことがわかります。
金利が違うと返済額はどれくらい変わるのか
次に、借入額3,000万円・返済期間35年で、金利だけを変えた場合の比較です。
| 金利 | 毎月の返済額(目安) | 総返済額(目安) |
|---|---|---|
| 0.5% | 約78,000円 | 約3,280万円 |
| 1.0% | 約84,000円 | 約3,530万円 |
| 1.5% | 約92,000円 | 約3,860万円 |
| 2.0% | 約99,000円 | 約4,150万円 |
金利が0.5%上がるだけで、総返済額が300万円前後増えていることがわかります。
住宅ローンでは「わずかな金利差」が長期間で見ると大きな差になるため、金利選びは非常に重要です。
返済期間別の住宅ローン返済額早見表
同じ借入額でも、返済期間を変えることで返済額の印象は大きく変わります。
ここでは、借入額3,000万円・金利1.0%で比較します。
| 返済期間 | 毎月の返済額(目安) | 総返済額(目安) |
|---|---|---|
| 20年 | 約138,000円 | 約3,310万円 |
| 25年 | 約113,000円 | 約3,390万円 |
| 30年 | 約96,000円 | 約3,450万円 |
| 35年 | 約84,000円 | 約3,530万円 |
返済期間を短くすると月々の負担は重くなりますが、総返済額は少なくなります。
一方、35年返済は月々の負担が軽くなる反面、利息の支払いが増える点に注意が必要です。
住宅ローン返済額を考える際の注意点
早見表は非常に便利ですが、実際の返済計画を立てる際には、次の点にも注意が必要です。
まず、ボーナス返済の有無です。
ボーナス返済を併用すると毎月の返済額は下がりますが、ボーナスが減った場合のリスクも考慮しなければなりません。
次に、将来の収入変化です。
住宅ローンは数十年にわたるため、転職や定年、教育費の増加など、ライフイベントを見据えた余裕のある計画が重要です。
また、固定金利と変動金利の違いも大きなポイントです。
早見表は一定金利を前提としていますが、変動金利の場合は将来的に返済額が変わる可能性があります。
早見表を使った現実的な返済額の目安
一般的に、無理のない住宅ローン返済額は「手取り月収の20〜25%以内」と言われています。
たとえば、手取り月収が30万円の場合、毎月の返済額は6万〜7万5,000円程度が目安です。
この基準に照らすと、3,000万円を35年・金利1.0%で借りた場合の約84,000円は、やや負担が大きいと感じる人もいるでしょう。
早見表を見ながら、自分の収入に合った借入額を逆算することも大切です。
まとめ
住宅ローン返済額の早見表は、借入額・金利・返済期間ごとの返済イメージを素早く把握できる便利なツールです。
表を見ることで、「この金額を借りると毎月どれくらいの負担になるのか」「金利が上がるとどれほど影響があるのか」を直感的に理解できます。
ただし、早見表はあくまで目安であり、実際の返済額は金融機関や金利タイプ、諸費用によって異なります。
ライフプランを踏まえ、無理のない返済額を設定することが、長く安心して暮らすための第一歩です。
本記事の早見表を参考に、自分に合った住宅ローン計画をじっくり考えてみてください。
