PowerPointはプレゼン資料作成に欠かせないツールですが、意外と知られていない便利な機能がたくさんあります。
「もっと効率的にスライドを作成したい」「プロっぽいデザインを簡単に仕上げたい」そんな方に向けて、PowerPointの便利な小技を紹介します。
知っておくと作業時間を大幅に短縮できたり、見やすく洗練されたスライドを作成できたりするので、ぜひ活用してみてください。
スライド作成を劇的に効率化！PowerPointの便利な小技10選
1. ショートカットキーで作業を爆速化
PowerPointには便利なショートカットキーが多数用意されており、使いこなすと作業スピードが劇的に向上します。
以下のショートカットキーは特に便利なので覚えておきましょう。
- Ctrl + D（オブジェクトの複製）
- Ctrl + Shift + C / Ctrl + Shift + V（書式のコピー＆貼り付け）
- Alt + Shift + → / ←（レベルの昇格・降格）
- Ctrl + G / Ctrl + Shift + G（グループ化 / グループ解除）
これらを駆使するだけで、スライド作成の効率が飛躍的に向上します。
2. スライドマスターを活用して統一感のある資料に
スライドごとにフォントやレイアウトを手作業で調整していませんか？
「スライドマスター」を使えば、一括でデザインを適用でき、統一感のある資料を簡単に作成できます。
手順
- 「表示」タブ →「スライドマスター」をクリック
- マスター スライドを編集（フォント、色、レイアウトなどを調整）
- 「マスター表示を閉じる」で適用完了
この機能を使えば、一つずつ修正する手間が省け、大幅に作業時間を削減できます。
3. スマートアートで分かりやすい図を簡単に作成
プレゼンでは「視覚的に伝える」ことが重要です。
SmartArt（スマートアート）を使うと、箇条書きやリストを図式化して、分かりやすく整理できます。
使い方
- 「挿入」タブ → 「SmartArt」を選択
- 表示された一覧から適切なレイアウトを選ぶ
- テキストを入力して完成
フローチャートやピラミッド型の図も簡単に作れるので、情報整理に便利です。
4. 画像を瞬時に整列させる「配置」機能
スライド内の画像や図形の配置がバラバラだと、見栄えが悪くなります。
「配置」機能を使えば、オブジェクトを均等に配置したり中央揃えしたりできます。
手順
- 配置したいオブジェクトを複数選択（Ctrlキーを押しながらクリック）
- 「図形の書式」タブ → 「配置」をクリック
- 「左右中央揃え」や「上下中央揃え」などを選択
ワンクリックで整列できるので、手作業で微調整する必要がなくなります。
5. デザインアイデア機能でおしゃれなスライドを自動生成
PowerPointの「デザインアイデア」機能を使うと、プロっぽいスライドを自動生成できます。
使い方
- スライドに画像やテキストを追加
- 「デザイン」タブ →「デザインアイデア」をクリック
- 提案されたデザインから好きなものを選択
これだけで、見た目がぐっと洗練されたスライドに仕上がります。
6. 図形の合成でオリジナルのアイコンを作成
PowerPointには「図形の合成」機能があり、標準のアイコンにない形も作成できます。
使い方
- 「挿入」タブ → 「図形」から2つ以上の図形を配置
- 「図形の書式」タブ →「図形の結合」から「合成」「接合」などを選択
これを使うと、オリジナルのロゴやデザインを簡単に作れます。
7. GIFアニメーションをスライドに埋め込む
最近のプレゼンでは、動画やアニメーションを活用するケースも増えています。
PowerPointなら、GIFアニメーションを簡単に埋め込めます。
手順
- 「挿入」タブ → 「画像」 → 「このデバイス」からGIFを選択
- スライドに配置するだけでOK
簡単に動きのあるスライドを作成できるので、注目度がアップします。
8. 画面録画機能で操作説明をスライドに追加
PowerPointには画面録画機能があり、操作説明をスライド内に直接組み込むことができます。
使い方
- 「挿入」タブ → 「画面録画」を選択
- 録画範囲を選択し、「録画」ボタンを押す
- 録画後、「停止」を押してスライドに挿入
ソフトの操作手順を説明するときなどに非常に便利です。
9. 「ズーム機能」でダイナミックなプレゼンを演出
PowerPointの「ズーム機能」を使うと、スライド間をスムーズに移動でき、ダイナミックなプレゼンが可能になります。
使い方
- 「挿入」タブ → 「ズーム」 → 「スライドズーム」を選択
- 使用したいスライドを選択し、OKをクリック
視覚的なインパクトが強く、聴衆の注意を引くのに最適です。
10. PDFや動画としてエクスポートする
作成したスライドをPDFや動画として書き出すと、配布資料としても活用できます。
手順
- PDF化：「ファイル」→「エクスポート」→「PDF/XPSの作成」
- 動画化：「ファイル」→「エクスポート」→「ビデオの作成」
動画形式にすれば、プレゼンをそのまま録画したかのように共有できます。
まとめ
PowerPointには、便利な小技がたくさん隠れています。
特に、ショートカットキー、スライドマスター、デザインアイデア、ズーム機能などを活用すると、スライド作成が格段にスピードアップし、よりプロフェッショナルな資料を作ることができます。
ぜひ、これらのテクニックを駆使して、プレゼンをワンランク上のレベルに引き上げてください！