Google スプレッドシートは無料で使える便利な表計算ツールですが、意外と知られていない便利な機能が多くあります。 今回は、作業効率を劇的に向上させる小技を10個厳選して紹介します。
ちょっとしたテクニックを覚えるだけで、業務や個人の管理がぐっと楽になります。 ぜひ最後まで読んで、すぐに活用できる技をマスターしてください!
1. オートフィル機能で連続データを一瞬で入力
オートフィル機能を使えば、日付や連番、曜日などを簡単に入力できます。
使い方
- 任意のセルに開始する数値や日付を入力
- セルの右下にある小さな四角(フィルハンドル)をドラッグ
- 自動的に連続データが入力される
「Ctrl(Cmd)キー」を押しながらドラッグすると規則性のないコピーも可能です。
2. 条件付き書式でデータを見やすくする
データが多くなると、特定の値をすぐに見つけるのが難しくなります。 条件付き書式を活用すれば、自動で色分けができ、視認性が向上します。
設定方法
- 対象のセル範囲を選択
- メニューから「フォーマット」→「条件付き書式」を選択
- 条件(例:数値が100以上なら赤色にする)を設定
- 「完了」をクリック
3. IMPORTRANGE関数で別シートのデータを参照
複数のスプレッドシートを管理する際、IMPORTRANGE関数を使えば、他のシートのデータを簡単に取り込めます。
使用例
=IMPORTRANGE("シートのURL", "シート名!A1:B10")
権限を付与すれば異なるアカウントのシートにも適用可能です。
4. QUERY関数でデータを絞り込む
QUERY関数を使えば、データをSQLライクにフィルタリングできます。
例
=QUERY(A1:D100, "SELECT A, B WHERE C > 100", 1)
「C列の値が100より大きいデータを抽出する」などの高度な操作が可能です。
5. スライサーを活用して簡単にフィルター操作
フィルター機能を手軽に操作したい場合は、スライサーを使うのが便利です。
設定方法
- 「データ」→「スライサー」を選択
- 対象の範囲を選択し、適用
- スライサーから簡単にフィルタリングが可能
6. スマート入力(AI補完)を活用する
Google スプレッドシートには、機械学習を活用した「スマート入力」機能が搭載されています。
セルに一部のデータを入力すると、自動的に続きの内容が予測され、Tabキーで補完できます。
7. スプレッドシートの変更履歴を確認・復元
誤ってデータを変更してしまった場合でも、変更履歴を使えば簡単に元の状態に戻せます。
確認方法
- 「ファイル」→「バージョン履歴」→「変更履歴を表示」
- 過去の変更内容を確認し、復元したいバージョンを選択
8. Google 翻訳関数でリアルタイム翻訳
Google スプレッドシートでは、翻訳関数を使ってリアルタイム翻訳が可能です。
使用例
=GOOGLETRANSLATE(A1, "en", "ja")
A1の英語を日本語に翻訳するという関数です。
9. スプレッドシートをGoogleフォームと連携
Googleフォームとスプレッドシートを連携すれば、アンケートやフォーム入力のデータをリアルタイムで反映できます。
設定方法
- Googleフォームを作成
- 「回答」タブで「Googleスプレッドシートに接続」を選択
- 自動的にデータがシートに記録される
10. Google Apps Script(GAS)で自動化
スプレッドシートの操作を自動化したい場合は、Google Apps Script(GAS)を活用すると便利です。
簡単なスクリプトの例
function myFunction() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
sheet.getRange("A1").setValue("Hello, Google Apps Script!");
}
スプレッドシートを開くたびに、A1セルに「Hello, Google Apps Script!」と表示されます。
まとめ
今回は、Google スプレッドシートの便利な小技を10個紹介しました。
- オートフィル機能
- 条件付き書式
- IMPORTRANGE関数
- QUERY関数
- スライサー
- スマート入力
- 変更履歴の確認
- Google翻訳関数
- Googleフォームとの連携
- Google Apps Script(GAS)
これらのテクニックを活用すれば、スプレッドシートの操作がよりスムーズになります。 ぜひ試してみてください!