ピアノを始めたばかりの方や、コードをなんとなくで弾いてきた方にとって、「ピアノコードの全体像」を整理して理解することはとても大切です。
コードは音楽の土台であり、仕組みを理解することで、楽譜がなくても伴奏ができたり、耳コピやアレンジが格段にしやすくなります。
この記事では、ピアノコード一覧表を中心に、
・コードとは何か
・メジャー、マイナー、セブンスコードの違い
・コードの覚え方と考え方
を初心者にもわかりやすく、体系的に解説します。
丸暗記ではなく「理解して使える」ことを目標に、実践的な内容でお届けします。
ピアノコードとは何か
ピアノコードとは、複数の音を同時に鳴らして作る和音のことです。
基本的には3つ以上の音で構成され、楽曲の雰囲気や感情を決定づける重要な役割を担っています。
例えば、
・明るい印象 → メジャーコード
・暗く切ない印象 → マイナーコード
というように、コードの種類によって曲の表情は大きく変わります。
ピアノは鍵盤が視覚的に並んでいるため、コード構造を理解しやすく、理論学習にも非常に向いている楽器です。
ピアノコードの基本構造
ほとんどの基本コードは「度数(音程)」で考えることができます。
三和音(トライアド)の基本
三和音は次の3つの音で構成されます。
- ルート(根音)
- 3度
- 5度
この3つの組み合わせ方によって、メジャーやマイナーが生まれます。
| コード種類 | 構成音(度数) | 特徴 |
|---|---|---|
| メジャー | 1度・長3度・完全5度 | 明るい、安定 |
| マイナー | 1度・短3度・完全5度 | 暗い、切ない |
| ディミニッシュ | 1度・短3度・減5度 | 不安定、緊張感 |
メジャーコード一覧表(基本コード)
まずは最もよく使われるメジャーコードを一覧で確認しましょう。
| コード | 構成音 |
|---|---|
| C | C・E・G |
| D | D・F#・A |
| E | E・G#・B |
| F | F・A・C |
| G | G・B・D |
| A | A・C#・E |
| B | B・D#・F# |
メジャーコードは、ポップス・童謡・クラシックなど、ほぼすべてのジャンルで登場します。
まずはC・F・Gを中心に覚えるのがおすすめです。
マイナーコード一覧表
次に、感情表現に欠かせないマイナーコードです。
| コード | 構成音 |
|---|---|
| Cm | C・Eb・G |
| Dm | D・F・A |
| Em | E・G・B |
| Fm | F・Ab・C |
| Gm | G・Bb・D |
| Am | A・C・E |
| Bm | B・D・F# |
マイナーコードは、メジャーコードの3度を半音下げた形と覚えると理解しやすくなります。
セブンスコード一覧表
セブンスコードは、三和音に「7度」の音を加えたコードです。
特にドミナントセブンスは、進行感を強く生み出します。
| コード | 構成音 | 特徴 |
|---|---|---|
| C7 | C・E・G・Bb | 強い解決感 |
| D7 | D・F#・A・C | ブルース感 |
| E7 | E・G#・B・D | 緊張と解放 |
| F7 | F・A・C・Eb | ジャズ定番 |
| G7 | G・B・D・F | 王道進行 |
| A7 | A・C#・E・G | ロック向き |
| B7 | B・D#・F#・A | 展開感 |
その他よく使うコード一覧
ここでは実践で頻出するコードをまとめます。
| コード | 構成音 | 使われ方 |
|---|---|---|
| sus4 | 1・4・5 | 緊張感の演出 |
| add9 | 1・3・5・9 | 透明感 |
| m7 | 1・♭3・5・♭7 | 大人っぽい |
| Maj7 | 1・3・5・7 | おしゃれ |
| aug | 1・3・#5 | 不安定 |
これらはポップスやバラード、ジャズで特に活躍します。
コードを効率よく覚えるコツ
コードを暗記しようとすると挫折しがちですが、コツがあります。
- 度数で考える
- 同じ形を横にずらす
- よく使うキーから覚える
- 実際の曲で確認する
特に「C→F→G→C」のような王道進行を弾きながら覚えると、実践力が身につきます。
コード進行と一覧表の活用方法
コード一覧表は、眺めるだけでは意味がありません。
- 伴奏パターンを変える
- 左手でルート、右手でコード
- 転回形を使う
といった工夫を加えることで、同じコードでも音楽表現が広がります。
一覧表は「辞書」のように使い、弾きながら理解を深めていきましょう。
まとめ
ピアノコード一覧表は、音楽を自由に楽しむための強力な道具です。
メジャー・マイナー・セブンスといった基本コードを理解し、構造で考えることで、暗記に頼らない演奏が可能になります。
最初は難しく感じても、少しずつ弾いて体で覚えることが何より大切です。
この記事のコード一覧表を活用しながら、ぜひあなた自身の音楽表現を広げていってください。
