最近では、マウスやキーボード、イヤホンなど、多くの機器がBluetooth対応になっています。
しかし、デスクトップPCには標準でBluetooth機能が搭載されていないモデルも多く、「ワイヤレスイヤホンを使いたいけど接続できない」と困っている人も少なくありません。
この記事では、Bluetooth非搭載のデスクトップPCにBluetooth機能を後付けする方法を初心者にもわかりやすく解説します。
USBアダプタを使う手順、設定方法、接続トラブルの対処法まで、これを読めばすぐにワイヤレス環境を整えることができます。
デスクトップPCにBluetoothがない理由
ノートパソコンには標準搭載されているBluetoothですが、デスクトップPCにはついていないことがよくあります。
その理由は主に以下の通りです。
- コスト削減
Bluetooth機能はノートPCでは通信や音声用途で必須ですが、デスクトップでは有線接続が一般的なため、メーカーがコストを抑えるために省かれることがあります。 - 拡張性があるから
デスクトップPCは拡張スロットやUSBポートが多く、後から機能を追加できる設計のため、Bluetoothを標準搭載する必要がないと判断されがちです。 - 企業用途では不要な場合が多い
業務用PCでは有線LANや有線マウス・キーボードを使用することが多く、Bluetoothはセキュリティ上の理由から避けられることもあります。
Bluetoothを追加する2つの方法
Bluetooth機能を後付けする方法は主に2種類あります。
1. USBタイプのBluetoothアダプタを使う方法(おすすめ)
最も手軽な方法が、**USBポートに挿すタイプのBluetoothアダプタ(ドングル)**を使う方法です。
小さなUSBメモリのような機器で、パソコンのUSBポートに挿すだけでBluetooth通信ができるようになります。
- メリット
- 安価(1000円前後から購入可能)
- ドライバも自動で認識されやすい
- ノートPCでも使い回せる - デメリット
- USBポートを1つ使用する
- 通信距離がやや短い(10m前後)
2. 内蔵型のBluetoothカードを取り付ける方法
もう一つは、PCIeスロットに装着する内蔵Bluetoothカードを取り付ける方法です。
主に自作PCや拡張性の高いタワー型PC向けの方法で、Wi-Fi機能とセットになっていることが多いです。
- メリット
- 安定した通信が可能
- 高速なBluetoothバージョン対応(5.0以上)
- アンテナ付きで広範囲通信が可能 - デメリット
- 取り付けにPCケースの開封が必要
- ドライバの手動インストールが必要な場合もある
USBタイプのBluetoothアダプタを使った手順
ここでは、初心者でも簡単なUSBアダプタ方式でBluetoothを追加する手順を紹介します。
ステップ1:Bluetoothアダプタを購入する
おすすめの製品としては以下のようなものがあります。
- BUFFALO Bluetoothアダプター(BSBT4D205)
- ELECOM Bluetoothアダプター(LBT-UAN05C2)
- TP-Link UB500(Bluetooth 5.0対応)
これらはWindows 10/11に対応しており、挿すだけで自動認識されることが多いです。
ステップ2:USBポートに挿す
BluetoothアダプタをパソコンのUSBポートに挿し込みます。
できれば背面よりも前面のUSBポートに挿すと、通信範囲が広がりやすいです。
ステップ3:自動でドライバがインストールされる
Windows 10/11では、ほとんどの場合ドライバが自動でインストールされます。
完了すると、画面右下のタスクバーにBluetoothアイコンが表示されます。
もし表示されない場合は、以下の手順で確認します。
- 「スタートメニュー」→「設定」→「デバイス」→「Bluetoothとデバイス」
- 「Bluetooth」がオンになっているか確認
ここで「Bluetoothをオンにする」というスイッチが出ていれば、認識されています。
Bluetoothデバイスを接続する方法
Bluetooth機能が有効になったら、次はマウスやイヤホンなどを接続してみましょう。
- Bluetoothをオンにする
設定画面でBluetoothをオンにします。 - ペアリングモードにする
接続したい機器(例:イヤホン)をペアリングモードにします。
通常は「電源ボタンを長押し」などでLEDが点滅します。 - PCでデバイスを検索する
「Bluetoothとデバイス」画面の「デバイスの追加」から「Bluetooth」を選択。 - 表示された機器をクリックして接続完了
接続が完了すると、以降は自動で再接続されます。
Bluetoothが認識されないときの対処法
Bluetoothアダプタを挿しても動作しない場合、以下をチェックしてください。
1. ドライバを再インストールする
メーカーの公式サイトから最新ドライバをダウンロードしてインストールします。
Windowsの更新でうまく認識しないことがあるため、手動でのインストールが有効です。
2. USBポートを変えてみる
USBポートの相性問題で認識されないことがあります。
別のポート(特に背面)に挿し直すことで改善する場合があります。
3. BIOS設定で無効になっていないか確認
一部のマザーボードでは、USBや無線機能がBIOS設定で無効になっていることがあります。
BIOSを開き、「USB Configuration」や「Onboard Devices」を確認しましょう。
4. Bluetoothサービスを再起動する
「サービス」アプリを開き、「Bluetooth Support Service」を再起動します。
これで接続が復活することがあります。
Bluetoothのバージョンにも注目
Bluetoothには「バージョン」があり、新しいほど通信速度や安定性が向上しています。
- Bluetooth 4.0:基本的なデータ通信、マウス・キーボードに十分
- Bluetooth 4.2:低消費電力でスマートウォッチなどに最適
- Bluetooth 5.0~5.3:音質・通信距離ともに向上、最新イヤホン向け
購入時には、できるだけBluetooth 5.0以上のアダプタを選ぶと快適に使えます。
ワイヤレス化で得られるメリット
Bluetoothを後付けすることで、デスク周りの環境が大きく変わります。
- ケーブルが減ってスッキリする
マウスやイヤホンをワイヤレス化すると、デスクが広く使えます。 - スマホやタブレットとの連携ができる
ファイル転送や音楽再生など、PCとスマホの連携がスムーズになります。 - リモート会議が快適になる
Bluetoothヘッドセットを使えば、ケーブルの煩わしさがなく通話も快適です。
Bluetooth追加におすすめのアダプタ一覧(2025年版)
| 製品名 | Bluetoothバージョン | 対応OS | 特徴 |
|---|---|---|---|
| TP-Link UB500 | 5.0 | Windows 11/10 | 安定性抜群・小型設計 |
| ELECOM LBT-UAN05C2 | 5.0 | Windows 11/10 | 国産メーカーで安心 |
| ASUS USB-BT500 | 5.0 | Windows 11/10 | 高速通信対応・音楽用途に最適 |
| BUFFALO BSBT4D205 | 4.0 | Windows 11/10/8 | コスパ重視におすすめ |
まとめ
デスクトップPCにBluetoothを追加するのは、思っている以上に簡単です。
USBアダプタを挿すだけで、マウス・キーボード・イヤホンなど、さまざまなBluetooth機器を使えるようになります。
もし認識されない場合も、ドライバの更新やポート変更でほとんど解決できます。
これからワイヤレスイヤホンやマウスを使いたい人は、まずは手軽なUSBタイプのBluetoothアダプタから始めてみましょう。
あなたのデスクトップPCが、ぐっと便利で快適なワイヤレス環境に生まれ変わります。
