毎日が誰かにとって特別な日であり、暦をめくるたびに「今日は何の日？」と気になる方も多いでしょう。
8月21日にも、歴史的な出来事や日本・世界で制定された記念日、さらに有名人の誕生日など、さまざまなエピソードが隠されています。
この記事では、8月21日にまつわる記念日や出来事を詳しく紹介し、豆知識やトリビアとして楽しめるようにまとめました。
読んでいただくことで、会話のきっかけや雑学として役立つこと間違いなしです。
8月21日の主な記念日
静岡県民の日
8月21日は「静岡県民の日」とされています。
これは1876年（明治9年）のこの日、当時の「静岡県」と「浜松県」が合併し、現在の静岡県が誕生したことに由来しています。
静岡県は富士山やお茶、温暖な気候で知られる地域で、観光資源も豊富です。県民の日には各地で記念イベントや入場無料の施設があり、地域愛を再確認する日として定着しています。
献血記念日
1964年（昭和39年）8月21日、日本で初めて「献血制度」が導入されました。
それ以前は売血制度が主流で、血液が「お金で取引される」ことに社会問題がありました。
この日を境に、無償の献血が広まり、安全で健全な医療環境が整っていったのです。
現在でも献血は医療を支える重要な行為であり、8月21日はその意義を見直す日とも言えます。
噴水の日
1877年（明治10年）8月21日、東京・日比谷公園に日本初の西洋式噴水が設置されたことにちなみ「噴水の日」とされています。
水しぶきが涼しさを演出し、都市景観を豊かにする噴水は、当時の人々にとって西洋文化を象徴するものでした。
夏の暑い日、噴水を見ながら過ごす心地よさを改めて思い出させてくれる記念日です。
8月21日の歴史的な出来事
1911年 モナ・リザ盗難事件
世界的に有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画「モナ・リザ」が、パリのルーブル美術館から盗まれた事件が起きたのが1911年8月21日です。
この事件は世界を震撼させ、2年間「モナ・リザ」は行方不明となりました。最終的にイタリア人の元従業員によって盗まれたことが判明し、作品は無事に戻されましたが、この事件が「モナ・リザ」を世界一有名な絵画に押し上げたとも言われています。
1918年 スペイン風邪の流行拡大
第一次世界大戦中の1918年8月21日、スペイン風邪が世界的に大流行し始めたとされる記録があります。
当時のパンデミックは世界で数千万人の死者を出し、現代の感染症対策の教訓となっています。
歴史の中で「人類と病気の戦い」が繰り返されてきたことを実感させる出来事です。
1959年 ハワイがアメリカ50番目の州に
1959年8月21日、ハワイがアメリカ合衆国の50番目の州として加盟しました。
観光地として人気のハワイは、もともと独立王国でしたが、歴史的経緯を経てアメリカの州に編入されました。
この日以降、アメリカの国旗には50の星が描かれることになり、現在の形が完成しました。
8月21日生まれの有名人
- ウィルト・チェンバレン（1936年生）アメリカの伝説的バスケットボール選手
- ケニー・ロジャース（1938年生）カントリーミュージックの大御所歌手
- 真島昌利（1962年生）ロックバンド「ザ・ブルーハーツ」のギタリスト
- 松永真理（1962年生）「iモード」の企画者として知られる人物
- Usain Bolt（1986年生）陸上短距離の世界記録保持者、ジャマイカ出身
こうした人物の誕生日も、8月21日を特別な日にしています。
8月21日に関連する雑学・豆知識
「静岡県」と「富士山」の関係
静岡県は富士山を有する県のひとつで、山梨県と共有しています。
静岡県民の日に合わせて富士山に登る人も多く、「県民と富士山の結びつき」を感じる日でもあります。
献血の必要性
日本では毎日約3,000人の患者が輸血を必要としているとされます。
特に若い世代の献血離れが課題になっており、記念日を通じて献血への関心を高める取り組みが続いています。
ハワイと日本人の関係
ハワイは日系人が多く、日本からの移民が作り上げた文化も根付いています。
観光地としてだけでなく、歴史的にも日本と深い関わりがあるのです。
まとめ
8月21日は、静岡県の誕生を祝う「静岡県民の日」、日本の医療を支える「献血記念日」、そして涼やかな「噴水の日」など、さまざまな記念日に彩られた日です。
また、モナ・リザ盗難事件やハワイの州加盟といった世界史的な出来事もあり、文化や歴史の上でも重要な1日といえるでしょう。
日々の「今日は何の日？」を知ることで、日常に小さな発見や学びを加えることができます