ビジネスメールやプライベートの連絡で、「この時間に送りたい」「深夜に書いたメールを翌朝に送りたい」と思ったことはありませんか。Gmailでは当たり前のように使える送信予約機能ですが、Thunderbirdでは少し工夫が必要です。
本記事では、Thunderbirdで送信予約を行う方法について、標準機能でできること・できないことから、拡張機能を使った実用的な送信予約のやり方、注意点やトラブル対策までをわかりやすく解説します。Thunderbirdを仕事で使っている方や、送信ミスを減らしたい方はぜひ参考にしてください。
Thunderbirdに送信予約の標準機能はあるのか
Thunderbirdには、Gmailのような「日時を指定して自動送信する」明確な送信予約ボタンは標準では搭載されていません。
そのため、初めてThunderbirdを使う方は「送信予約はできないの?」と感じることが多いです。
ただし、完全に不可能というわけではありません。Thunderbirdには「後で送信」「下書き保存」などの機能があり、運用次第では疑似的な送信予約は可能です。しかし、指定した日時に自動で送信されるわけではないため、実用面では制限があります。
ビジネス用途で確実に送信予約をしたい場合は、拡張機能の利用がほぼ必須といえます。
標準機能でできる「擬似的な送信予約」
拡張機能を使わず、Thunderbirdの標準機能だけでできる方法も一応存在します。
代表的なのが「下書き保存」や「送信しないで閉じる」を活用する方法です。
メールを作成した後、すぐに送信せず、下書きフォルダに保存しておき、指定した時間になったら自分で送信するという運用になります。
この方法のメリットは、
・拡張機能を入れなくてよい
・Thunderbirdのバージョンに左右されにくい
一方で、
・自動送信ではない
・送信し忘れのリスクがある
・深夜や早朝など、PCを起動していない時間には使えない
といったデメリットがあります。
そのため、「送信予約」というよりは「送信忘れ防止のための下書き管理」に近い使い方になります。
拡張機能を使った本格的な送信予約の考え方
Thunderbirdで本格的な送信予約を行う場合、拡張機能を導入するのが一般的です。
拡張機能を使うことで、以下のようなことが可能になります。
・日時を指定して自動送信
・曜日や時間帯を指定した送信
・複数メールの送信予約
・送信前の最終確認
特にビジネスメールでは、「営業時間内に送る」「相手に配慮した時間帯で送る」といった使い方ができるため、非常に便利です。

Send Later拡張機能による送信予約の仕組み
Thunderbirdで送信予約といえば、最も有名なのが「Send Later」系の拡張機能です。
この拡張機能を使うと、メール作成画面で「今すぐ送信」ではなく、「指定日時に送信」を選択できるようになります。
仕組みとしては、
・指定した日時までメールをローカルに保持
・指定時刻になると自動で送信処理を実行
という流れです。
そのため、送信時刻にはThunderbirdが起動している必要がある点には注意が必要です。
送信予約の基本的な使い方の流れ
送信予約の一般的な流れは次のようになります。
- 新規メールを作成する
- 宛先・件名・本文を入力する
- 通常の「送信」ではなく、送信予約用のメニューを選択する
- 送信したい日時を指定する
- 設定を確定する
これだけで、指定した日時に自動送信されます。
「深夜にメールを作成し、翌朝9時に送る」「週明けの朝に一斉送信する」といった運用も簡単に行えます。
送信予約を使うメリット
Thunderbirdで送信予約を使う最大のメリットは、相手への配慮と自分の作業効率の向上です。
例えば、
・夜中にメールを書いても、相手には営業時間内に届く
・書類作成後すぐにメールを準備し、送信は後日に回せる
・忙しい時間帯を避けて、まとめてメールを作成できる
といった使い方ができます。
特にビジネスでは、「この時間にメールが来ると迷惑かもしれない」という配慮が評価につながることもあります。
送信予約を使う際の注意点
送信予約は便利ですが、いくつか注意点があります。
まず重要なのが、Thunderbirdが起動している必要がある点です。
多くの拡張機能は、Thunderbirdが動作していないと送信処理を実行できません。PCをシャットダウンしていると、予約時刻を過ぎても送信されない場合があります。
また、
・ネットワークが切断されている
・メールサーバーに接続できない
・PCがスリープ状態
といった状況でも送信に失敗する可能性があります。
ビジネス利用での実践的な活用例
Thunderbirdの送信予約は、以下のような場面で特に役立ちます。
・取引先への定期連絡
・週明けや月初の業務連絡
・報告書や資料送付のタイミング調整
・深夜・早朝の作業後のメール対応
「メールは夜に作るが、送るのは朝」というスタイルの方には、特に相性の良い機能です。
よくあるトラブルと対処の考え方
送信予約がうまくいかない場合、次の点を確認すると解決することが多いです。
・Thunderbirdが起動していたか
・PCがスリープしていなかったか
・送信予約の日時設定が正しいか
・送信箱や予約フォルダにエラーが出ていないか
また、重要なメールの場合は、送信予約後に一度テストメールを自分宛に送って動作確認するのも有効です。
Thunderbirdの送信予約が向いている人
Thunderbirdの送信予約は、次のような方に向いています。
・業務時間外にメールを書くことが多い人
・送信タイミングをコントロールしたい人
・Gmail以外のメール環境を使っている人
・ローカル管理のメールソフトを好む人
一方で、「PCを常に起動していない」「完全なクラウド送信予約が必要」という場合は、Webメールの方が向いているケースもあります。
まとめ
Thunderbirdには、標準機能だけで使える明確な送信予約機能はありませんが、拡張機能を活用することで実用的な送信予約が可能になります。
送信予約を使えば、相手への配慮や業務効率の向上につながり、メール対応の質を一段階引き上げることができます。
「送信のタイミングまでコントロールしたい」「メール作成と送信を分けたい」と考えている方は、Thunderbirdの送信予約をぜひ活用してみてください。
