11月30日はどんな日?由来や意味を知る「5つの記念日」まとめ|日々の出来事を楽しむ豆知識

11月30日は、1年の締めくくりが近づく晩秋の1日です。
街はクリスマスムードが高まり、1年を振り返る時期でもあります。
そんな11月30日には、実は私たちの生活に関わるユニークな記念日がいくつも制定されています。
この記事では、「カメラの日」「絵本の日」「本みりんの日」「シルバーラブの日」「いい30歳の日」の5つの記念日を取り上げ、それぞれの由来や意味をわかりやすく紹介します。
ちょっとした会話のネタや、SNS投稿の話題にも使える内容になっています。


カメラの日(いいレンズの日)

11月30日は「カメラの日」とされています。
その由来は、1977年(昭和52年)のこの日に、日本初のオートフォーカスカメラ「コニカC35AF」が発売されたことにあります。
このカメラは世界で初めて自動でピントを合わせる機能を備え、多くの人にとって“プロでなくても簡単にきれいな写真が撮れる”時代の幕開けとなりました。

カメラというと、かつては専門的で高価なものでしたが、この技術革新によって一般家庭にも写真文化が広まりました。
家族旅行、運動会、結婚式――人生の節目を「記録」ではなく「記憶」として残せるようになったのです。

現代ではスマートフォンで誰でも気軽に写真が撮れる時代ですが、11月30日は改めて“写真を撮ることの意味”を考えるきっかけにしたい日です。
お気に入りの写真を整理したり、アルバムを見返したりして、思い出を振り返るのも素敵ですね。


絵本の日(心を育てるストーリー)

11月30日は「絵本の日」でもあります。
この記念日は、子どもたちに絵本を通じて豊かな心を育んでもらうことを目的に制定されました。
由来は、日本初のカラー絵本『絵本十二か月』が出版された日とも言われています。

絵本は、言葉を覚える幼児期にとって欠かせない存在です。
物語の中で「思いやり」「勇気」「想像力」を学び、心を育ててくれる大切なツール。
また、大人になっても絵本には深いメッセージや哲学が込められていることが多く、読み返すと新しい発見があります。

たとえば、『スイミー』や『100万回生きたねこ』などは、子どもだけでなく大人の心にも響く名作です。
11月30日は、親子で絵本を開き、言葉や絵の世界を共有する時間を持ってみてはいかがでしょうか。
「読んでもらう喜び」「読む人のぬくもり」が心に残る、優しい記念日です。


本みりんの日(日本の食文化を支える味)

11月30日は「本みりんの日」としても知られています。
この日は「11(いい)」「30(みりん)」の語呂合わせから、全国味淋協会が制定しました。
日本の食卓には欠かせない調味料・みりんの魅力を広めるための日です。

本みりんは、甘味・照り・うま味を料理に与える日本特有の発酵調味料。
煮物や照り焼きに使うことで、料理に奥行きを出し、和食の味を決定づけます。
近年では、海外でも“Mirin”として知られるようになり、寿司や照り焼きソースなどの隠し味として使われています。

スーパーに並ぶ「みりん風調味料」と「本みりん」は似ていますが、実は中身が異なります。
本みりんはアルコールを含み、発酵による自然な甘みが特徴。
一方、みりん風調味料は糖分や酸味料などを加えて人工的に味を作っています。

この日をきっかけに、本物の“本みりん”で料理を作ってみるのもおすすめです。
照り焼きチキンやぶりの照り焼きなど、年末にぴったりの料理がぐっとおいしくなります。


シルバーラブの日(熟年の愛を見つめ直す日)

「シルバーラブの日」も11月30日の記念日です。
由来は、1955年(昭和30年)に社会を騒がせたあるニュースから。
当時、ある熟年カップルの恋愛が話題となり、“年を重ねても愛し合うことの尊さ”を象徴する出来事として、のちに「シルバーラブの日」と呼ばれるようになりました。

この記念日は、恋愛=若者だけのものではない、という考えを広める意味があります。
長年連れ添った夫婦や、人生の後半で出会った人との絆を大切にする――そんなメッセージが込められています。

現代では、「熟年婚」「再婚」「パートナーシップ」など、多様な愛の形が尊重されるようになりました。
11月30日は、夫婦やパートナーとゆっくり語り合う日、あるいは家族の絆を再確認する日にしてみても良いかもしれません。
年齢を重ねるほどに深まる“愛のあり方”を考えるきっかけとなるでしょう。


いい30歳の日(人生の転機を祝う)

「いい30歳の日」は、11(いい)+30(さんじゅう)という語呂合わせで生まれた比較的新しい記念日です。
30歳は、社会人としても人生としても大きな節目。
仕事や家庭、人間関係などに変化が訪れ、“これからの生き方”を見つめ直す年齢とも言えます。

この記念日は、「30歳を前向きに迎えよう」「人生をもっと楽しもう」という想いから制定されました。
20代の勢いを活かしながら、落ち着きや責任感も身につくこの時期。
焦るのではなく、“今までの努力を認めて、自分を褒める日”として過ごしてみるのがおすすめです。

SNSでも「#いい30歳の日」というハッシュタグで、自分の思いや決意を投稿する人が増えています。
「これからやりたいこと」「感謝したい人」「過去の自分へのメッセージ」などを綴ることで、前向きな気持ちになれます。
30歳前後の人に限らず、年齢を問わず「節目を大切にする心」を持つことが、この記念日の本質といえるでしょう。


まとめ:11月30日は“感性”と“節目”を意識する日

11月30日に制定されている5つの記念日――
「カメラの日」「絵本の日」「本みりんの日」「シルバーラブの日」「いい30歳の日」には、どれも共通したメッセージがあります。

それは、「過去を振り返り、今を味わい、未来を思う」ということです。
カメラや絵本は“心の記録”を残し、本みりんは“日々の味わい”を支えます。
そしてシルバーラブや30歳の節目は、“人生の豊かさ”を再認識させてくれるきっかけです。

年末が近づくこの時期、少し立ち止まって日々の出来事や人とのつながりに感謝する。
そんな穏やかな時間を過ごすには、11月30日はぴったりの日といえるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました