幸せになるために知っておきたい。お金をコントロールするための「現実的な副業」という考え方

前編の記事では、人生には「自分でコントロールできること」と「できないこと」があり、
幸せに近づくには、コントロールできる領域に力を使うことが大切だとお伝えしました。

その中でも、多くの人が悩み続けるのが「お金」です。
給料は仕事や会社に大きく左右され、個人の努力だけではどうにもならない部分があります。

では、どうすればお金の不安を減らせるのでしょうか。
私がたどり着いた答えの一つが、副業という選択肢でした。

この記事では、「一発逆転」ではなく、
生活を少しずつ楽にするための副業の考え方を、実体験ベースでお話しします。


給料だけに人生を預けることのリスク

会社員として働いていると、毎月決まった給料が振り込まれます。
この安定感は大きなメリットですが、同時にリスクでもあります。

・昇給は簡単には上がらない
・業界や会社の状況に左右される
・努力が必ずしも収入に直結しない

私自身、年収500万円あっても生活が楽だとは感じませんでした。
地元に戻り、手取り20万円で暮らすようになってからは、
「給料だけに頼る生き方は、想像以上に不安定だ」と実感しました。


副業は「お金の不安を減らすための手段」

副業という言葉を聞くと、
「大きく稼がなければ意味がない」
「才能がある人だけのもの」
と感じる人も多いかもしれません。

しかし、私が副業に求めたのは、
生活を逆転させることではなく、不安を減らすことでした。

毎月数万円でも、自分で生み出したお金があるだけで、
気持ちは大きく変わります。


副業を考える前に整理すべき3つのこと

副業を始める前に、必ず整理しておきたいことがあります。

① 生活費の現実を把握する

まずは、自分が毎月いくらあれば生活できるのかを知ることです。
副業は、生活費の穴を埋めるためのものでもあります。

② 使える時間を把握する

平日夜や休日に、無理なく使える時間はどれくらいあるのか。
睡眠を削る副業は、長く続きません。

③ 「楽に稼ぐ」を期待しない

簡単に稼げる話ほど、リスクは高くなります。
副業は、あくまで積み上げ型だと考えた方が現実的です。


私が考える「コントロールできる副業」の条件

私が副業を選ぶ上で重視した条件は、次の通りです。

・初期費用がほとんどかからない
・在庫を持たない
・スキルが積み上がる
・失敗しても致命傷にならない

この条件を満たす副業は、派手さはありませんが、
人生を壊すリスクも小さくなります。


おすすめできる副業の考え方(具体例)

ここでは、考え方としておすすめできる副業の方向性を紹介します。

文章を書く仕事

ブログ、ライティング、情報発信などは、
初期費用がほとんどかからず、経験がそのまま資産になります。

最初は収入が少なくても、続けることで積み上がります。

スキルを小さく切り売りする

IT、事務、デザイン、相談対応など、
完璧でなくても役立つ場面はあります。

「プロでなければできない」と思い込まないことが大切です。

時間を切り売りしすぎない副業

単価が低すぎる副業は、疲弊しやすくなります。
少しずつでも「自分がいなくても回る形」を目指すと楽になります。


副業で「やらなくてよかった」と思ったこと

副業を考える中で、あえて避けたこともあります。

・借金をして始める副業
・人を勧誘する仕組み
・仕組みが理解できない投資

これらは、お金を増やす前に心をすり減らします。
副業は、生活を楽にするためのものです。


副業で得られるのは「お金」だけではない

副業を始めて気づいたのは、
得られるのはお金だけではないということです。

・自分で稼げたという自信
・会社以外の居場所
・将来への選択肢

これらは、給料では得られなかったものでした。


副業は「逃げ道」ではなく「保険」

副業というと、今の仕事から逃げるためのものだと
誤解されることがあります。

しかし実際は、
人生の保険に近い存在です。

何かあっても、すぐに詰まない。
その安心感が、日々の選択を穏やかにしてくれます。


若い人に伝えたい、副業との付き合い方

若い人に伝えたいのは、
「早く大きく稼がなくていい」ということです。

小さく始めて、失敗して、学んでください。
副業は、経験値を積む場所でもあります。


まとめ:お金を少しでもコントロールできると、人生は楽になる

お金の不安がゼロになることはありません。
しかし、副業によって「少しでも自分でコントロールできる部分」が増えると、
人生の重さは確実に軽くなります。

給料だけにすべてを預けない。
小さくても、自分の力で稼ぐ手段を持つ。

それが、私がたどり着いた
幸せに近づくためのお金との向き合い方です。

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