サクッとジューシー!家族が喜ぶ「基本の唐揚げ」レシピと失敗しないコツ

お弁当や夕食の定番メニュー「唐揚げ」。外はカリッと、中はジューシーな理想の唐揚げを、自宅で手軽に作れたら最高ですよね。でも、「ベチャッとする」「味が染み込まない」「固くなる」といった悩みもよく聞かれます。この記事では、誰でも美味しく作れる「基本の唐揚げ」レシピを紹介するとともに、サクサク&ジューシーに仕上げるためのちょっとしたコツもお伝えします。初心者でも安心して作れるように、丁寧に解説していきます。


材料選びが味の決め手!鶏肉はどこを使う?

唐揚げの主役はもちろん鶏肉。使う部位によって、仕上がりの食感や味わいが変わってきます。

鶏もも肉:ジューシーで定番

脂のりがよく、加熱しても固くなりにくい鶏もも肉は唐揚げにぴったり。肉質がしっとりしているので、冷めても美味しさが長持ちします。

鶏むね肉:あっさり派にはこちら

脂身が少なくヘルシーですが、火を通しすぎるとパサつきやすいのが難点。ヨーグルトや酒に漬け込んでしっとり感を出すのがポイントです。

一口メモ

皮付きのまま使うと、香ばしさと食感がアップします。皮を取るとさっぱり仕上がるので、お好みでどうぞ。


漬け込みダレは黄金比で味決まる!

唐揚げの味を左右するのが「下味」です。しっかりと中まで味を染み込ませるために、バランスのよいタレが大事です。

基本の下味レシピ(鶏もも肉2枚分)

  • 醤油:大さじ2
  • 酒:大さじ2
  • みりん:大さじ1
  • すりおろしニンニク:1片分
  • すりおろし生姜:1片分

これをジップ付きの袋やボウルで混ぜて、鶏肉を入れて30分〜1時間漬け込みます。時間がない場合は15分でもOKですが、できれば1時間以上がおすすめです。


衣の違いでカリッと感アップ!片栗粉?小麦粉?

唐揚げの衣には「片栗粉」「小麦粉」またはそのミックスを使います。それぞれに特徴があります。

片栗粉だけ:カリッと軽い食感

仕上がりが軽く、時間が経ってもサクサク感が続くのが魅力。ただし粉がはがれやすいので、しっかりつけてから揚げることが大切。

小麦粉だけ:しっとり&香ばしい

衣がしっかり肉に密着し、味のなじみが良い反面、時間が経つとベチャつきやすい点には注意。

おすすめは「半々ミックス」

カリッと感と香ばしさを両立できるので、片栗粉と小麦粉を1:1で混ぜて使うのがベストバランスです。


揚げ方にもコツあり!2度揚げでプロの味に

いよいよ揚げの工程。実は「揚げ方」こそ、唐揚げの出来を大きく左右するポイントなんです。

油の温度は170〜180℃が目安

油が熱すぎると外だけ焦げて中が生焼けに。低すぎると衣が油を吸って重くなってしまいます。目安としては、衣のかけらを落として「シュワッ」と浮いてくる温度がベスト。

2度揚げで外サクッと中ふっくら

1回目は約3分、中火でじっくり。取り出して3分休ませたら、2回目は高温で1分ほど揚げて仕上げましょう。この「休ませ時間」が水分を飛ばして衣をよりサクサクにしてくれます。


よくある失敗とその対策

唐揚げ作りでありがちな「あるある」と、その解決方法をまとめてみました。

1. 衣がはがれる

→ 漬け込んだ後、鶏肉の表面の水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取ってから粉をまぶすと、はがれにくくなります。

2. 中が生焼け

→ 肉の厚みが均等になるようにカットし、2度揚げでしっかり中まで火を通すことで防げます。

3. 油ハネがすごい

→ 下味に含まれる水分や、衣の粉が多すぎると油がはねやすくなります。揚げる前に余分な粉ははたきましょう。


アレンジでバリエーションを楽しもう!

基本の唐揚げができたら、アレンジでレパートリーを広げましょう。

柚子胡椒風味

漬け込みダレに柚子胡椒を小さじ1加えるだけで、ピリッとさわやかな味わいに。

甘辛ダレ絡め

揚げた唐揚げに、砂糖・醤油・酢を同量で煮詰めたタレを絡めれば、ご飯が進む「ヤンニョム風唐揚げ」に!

レモン&バジル風

漬け込み時にレモン汁と乾燥バジルを加えると、さっぱりと洋風な香りに仕上がります。


冷めても美味しい!お弁当用の唐揚げのコツ

冷めてもおいしい唐揚げにするためのポイントもあります。

  • 片栗粉多めでカリッと仕上げる
  • 揚げたら網の上で余分な油をしっかり切る
  • 少し濃いめの味つけにする

これで、冷めてもベチャッとせず、しっかり味のする唐揚げになります。


まとめ

唐揚げは、ちょっとした工夫と下準備で格段に美味しくなります。鶏肉の選び方、漬け込みダレの配合、衣の割合、そして揚げ方。どれも難しいことはなく、知っておくだけでプロのような仕上がりに近づけます。ぜひ、今日の食卓に「サクッとジューシー」な唐揚げを取り入れて、家族の「おいしい!」の笑顔を引き出してください。

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