YouTube動画を“画面キャプチャ”で保存する安全な方法|無料ツールも紹介

YouTubeの動画を後で見返したい、オフラインで勉強に使いたい──そんなとき、「ダウンロード」ではなく「画面キャプチャ」での保存が便利です。画面キャプチャなら、自分のパソコン画面を録画するだけなのでデータを直接ダウンロードするわけではなく、一般的には“私的利用”の範囲であれば違法にならずに使える方法として知られています。ただし使い方を誤ると著作権法に抵触することもあるため、正しい知識と手順を理解しておくことが大切です。
この記事では、YouTube動画を画面キャプチャで保存する仕組み・注意点・おすすめキャプチャツール・実際の録画手順まで、初心者にもわかりやすく解説します。パソコンに不慣れな方でもすぐに実践できる内容なので、ぜひ参考にしてください。


YouTube動画を画面キャプチャで保存するメリットとは?

YouTubeの動画保存と聞くと「動画ダウンロード」が思い浮かぶかもしれません。しかし、現在YouTubeの規約では動画の直接ダウンロードは禁止されているため、一般ユーザーが利用するにはリスクがあります。一方、画面キャプチャは YouTube上の動画データを取得するのではなく、自分のパソコン画面を記録する行為のため、私的利用であれば違法性が低く、より安全な利用方法といえます。

さらに、画面キャプチャには次のようなメリットがあります。

  • 動画の解像度・音質などを自分で調整できる
     全画面表示にして録画すれば、高画質で保存することが可能です。
  • ライブ配信も保存できる
     通常のダウンロードでは取得できないライブ配信も、そのまま画面録画できます。
  • 広告など不要部分を除いて録画できる
     開始直後の広告をスキップした状態から録画できる点も便利です。
  • PCだけでなくスマホでも利用できる
     iPhone・Androidの「画面録画機能」を使えば、専用アプリ不要でキャプチャできます。

このように、画面キャプチャはYouTubeをより便利に活用するための方法として注目されています。


画面キャプチャを使う際の注意点|著作権の考え方を理解しよう

画面キャプチャ自体は技術的に難しいものではありませんが、利用するうえで必ず知っておきたいのが 著作権に関するルールです。

●私的利用の範囲であればOK

個人が自宅で楽しむために録画したり、勉強のメモとして保存することは、著作権法で認められた「私的利用」に該当するため、違法ではありません。

●第三者へ配布・SNS投稿はNG

録画した動画を以下の用途で使うのは違法となります。

  • YouTubeへ再アップロードする
  • SNSで共有する
  • 友人・会社へ配布する
  • 商用利用に使う

あくまで“個人的に楽しむ範囲”にとどめることが重要です。

●職場・学校など共有環境での録画も注意

会社PCなど共有アカウントでの録画は「私的利用」とみなされないケースがあります。必ず個人の環境で行いましょう。


YouTubeの画面キャプチャに使えるおすすめ無料ソフト

ここからは、実際にYouTubeを画面録画する際に便利な無料ツールを紹介します。どれも初心者向けで、PCに負荷が少ないものを厳選しました。


① Windows標準:Xbox Game Bar(エックスボックス ゲームバー)

Windows 10/11に標準搭載されており、追加インストール不要です。

【起動方法】
Winキー + G で起動

【特長】

  • 無料で使える
  • シンプルで軽い
  • ショートカットで素早く録画開始

【注意点】
デスクトップ全体の録画はできず、一部アプリでは起動しないことがあります。


② OBS Studio(オービーエス)|高機能で完全無料

プロも使う録画・配信ソフトで、無料とは思えないほど高機能です。

【特長】

  • 高画質録画(1080p/60fps対応)
  • 録画範囲を自由に設定
  • 音声もクリアに録音
  • 外部カメラ・マイクにも対応

【おすすめポイント】
YouTubeの講義動画やライブ配信を高品質で残したい方に最適です。


③ Mac標準:QuickTime Player(クイックタイム)

MacユーザーならQuickTimeだけで画面録画ができます。

【特長】

  • Macに標準インストールされている
  • シンプルな操作で録画できる
  • カット編集まで可能

④ Chrome拡張:Screenity/Screencastify

インストールするだけでブラウザ上の操作を録画できます。

【特長】

  • ブラウザだけ録画したい場合に最適
  • YouTubeを見ながらすぐ録画開始
  • PCへの負荷が少ない

実際の録画手順|パソコンでの具体的な操作方法

ここでは、Windows標準の「Xbox Game Bar」を例に、画面キャプチャの手順をわかりやすく解説します。


① YouTubeを開き、録画したい動画をセットする

  • 動画ページを開く
  • 画質を設定(可能なら1080pに)
  • 広告をスキップしておく

録画したい場面からスムーズに開始できます。


② 録画ツールを起動する(Win + G)

画面が暗くなり、操作パネルが表示されます。


③ 「録画開始」ボタンを押す

赤い録画ボタンを押すとカウントダウン後に録画が始まります。
音声も同時に記録されるため、スピーカーの音量を適切に調整してください。


④ 録画を停止し、保存先を確認する

録画を終了すると、自動的にPC内へ保存されます。

【保存場所(初期設定)】
C:\Users\ユーザー名\Videos\Captures

フォルダ内に録画ファイルが mp4形式で保存されます。


スマホでYouTubeを画面キャプチャする方法

スマートフォンなら、録画アプリ不要で簡単に画面録画できます。


●iPhoneの場合

  1. 設定 → コントロールセンター
  2. 「画面収録」を追加
  3. YouTubeを開く
  4. コントロールセンターを開いて録画ボタンをタップ
  5. 動画終了後に録画停止

録画データは「写真」アプリに保存されます。


●Androidの場合

機種によって操作が異なりますが、多くはクイック設定に「画面録画」があります。

  1. 画面上部から下へスワイプ
  2. 「画面録画」をタップ
  3. YouTubeを再生
  4. 停止ボタンで終了

画面キャプチャで録画した動画の活用方法

録画した動画は、私的利用の範囲で以下のように役立てられます。

  • 勉強用教材として振り返る
  • レシピ動画をオフラインで確認
  • スポーツフォームを研究
  • 英語学習のシャドーイング素材に使う

自分だけの学習ツールとして大いに活用できます。


まとめ|YouTubeの画面キャプチャは安全で便利な保存方法

画面キャプチャを使えば、YouTube動画を安全に、そして簡単に保存できます。特に、ダウンロード禁止の規約に抵触しにくいため、多くの人にとって利用しやすい方法です。
ただし、「私的利用の範囲」を守ることが最も大切です。録画した動画をSNSへの投稿・再配布・商用利用に使うのは著作権法違反となるため避けてください。

正しい知識とツールを活用すれば、YouTubeをより便利に楽しめます。ぜひ今日から画面キャプチャを活用してみてください。

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