12月6日は、一年の終わりが近づき、街中もクリスマスムードに包まれる季節です。
そんな日に制定された記念日は、文化や芸術、家族の絆に関するものが多く、日常にちょっとした彩りを添えてくれます。
この記事では、12月6日にまつわる代表的な5つの記念日を紹介し、その由来や意味をわかりやすく解説します。
音楽、家族、動物愛護など、多彩なテーマを通じて「今日は何の日?」を一緒に楽しみましょう。
音の日(おとのひ)
12月6日は「音の日」。
日本オーディオ協会によって1994年に制定されました。
その由来は1877年のこの日、エジソンが蓄音機を発明し、初めて「音」を録音・再生することに成功したことにちなんでいます。
この発明は、人類が音を「記録」し「再現」できるようになった画期的な出来事であり、音楽や放送、映画など、今日の音響文化の基礎を築いたといっても過言ではありません。
音の日は、そうした音文化の発展に感謝し、音響技術の向上を願う日とされています。
現代では、イヤホンやスピーカー、録音技術の進化によって、より高音質な音楽体験ができるようになりました。
音の日をきっかけに、自分の好きな音楽を改めて聴いてみたり、音響機器のメンテナンスをしてみたりするのも良いかもしれません。
姉の日(あねのひ)
「姉の日」は、12月6日に制定された少し珍しい記念日です。
漫画家でありエッセイストの畑田国男氏が提唱したもので、1992年に制定されました。
なぜ12月6日なのかというと、ギリシャ神話の女神アルテミスの誕生日に由来しています。
アルテミスは弟アポロンを守る姉の象徴とされ、「理想的な姉」のイメージに重ねられました。
そのため、12月6日は「お姉さんに感謝する日」として知られています。
姉の日には、日ごろお世話になっている姉や姉的存在の人に感謝の気持ちを伝えるのが良いでしょう。
「いつもありがとう」とメッセージを送るだけでも、心温まるコミュニケーションになります。
また、SNSなどでは「#姉の日」とタグをつけて、姉との思い出を投稿する人も増えています。
シンフォニー記念日(しんふぉにーきねんび)
12月6日は「シンフォニー記念日」でもあります。
1914年(大正3年)のこの日、日本で初めて交響楽団によるコンサートが開催されました。
この演奏会は、東京音楽学校(現在の東京芸術大学)で開かれ、日本のクラシック音楽史における重要な一歩となりました。
当時の日本ではまだクラシック音楽が一般的ではなく、西洋音楽を理解する人も限られていました。
しかし、この日をきっかけに交響楽団が各地で活動を始め、今日では日本フィルハーモニー交響楽団やNHK交響楽団など、世界的に評価されるオーケストラが誕生しています。
音の日と同様に、シンフォニー記念日は音楽文化の発展を祝う日でもあります。
普段クラシックを聴かない人も、この日だけはベートーベンやモーツァルトの名曲に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
妹の日(いもうとのひ)
姉の日があるなら、当然「妹の日」もあります。
実はこの妹の日は9月6日ですが、12月6日には「姉の日」と対になる形で話題にのぼることが多いのです。
改めて、兄弟姉妹の関係を見つめ直す機会でもあります。
現代社会では家族のつながりが希薄になりがちですが、こうした記念日を通して「家族の絆」を再確認することができます。
日常の忙しさの中で、少し立ち止まり「ありがとう」「元気?」と声をかけるだけで、関係がより良くなるものです。
姉の日・妹の日をセットで覚えておくと、家族間のコミュニケーションが自然に増え、関係が深まるきっかけにもなるでしょう。
まとめ
12月6日は、音楽や家族、文化に関する記念日が多く、心温まる日といえます。
- 音の日:エジソンの蓄音機発明を祝う音文化の日
- 姉の日:ギリシャ神話の女神アルテミスにちなみ、姉に感謝する日
- シンフォニー記念日:日本初の交響楽団演奏を記念する日
- 家族を思う日:姉や妹、家族の絆を再確認する時間
どの記念日にも、「人と人のつながり」や「文化の発展」という共通点があります。
12月6日は、音楽を楽しみ、家族に感謝し、日常の中に小さな幸せを見つけるのにぴったりな一日です。