旅行先や登山中、地下の施設など、インターネットが繋がらない場面でも地図が使えたら安心ですよね。実はGoogleマップは、あらかじめ地図データをダウンロードしておくことで、オフラインでも使用できます。この記事では、Googleマップをオフラインで使うための準備や設定方法、注意点などを丁寧に解説します。海外旅行やデータ節約にも便利なこの機能、ぜひ活用してみてください。
Googleマップのオフライン機能とは?
Googleマップのオフライン機能とは、あらかじめ地図をスマートフォンにダウンロードしておくことで、インターネットが使えない場所でもルート確認や現在地の把握ができる便利な機能です。オンライン状態のときと同じような感覚で地図を見たり、ナビ機能を使うことが可能です。
ただし、オフライン状態では制限もあるため、その点も理解しておくことが大切です。オフラインでできることとできないことについては後述します。
オフラインマップのダウンロード手順(iPhone・Android共通)
- Googleマップを開く
スマートフォンでGoogleマップのアプリを起動します。 - 検索バーで場所を検索
例:「東京」「パリ」「福岡市」など。 - 場所の詳細ページを開く
場所名の下にある「・・・(詳細アイコン)」または「その他」メニューをタップ。 - 「オフライン マップをダウンロード」を選択
地図の表示範囲を自分で調整できる画面が開きます。 - 「ダウンロード」をタップ
表示されているエリアの地図データがスマホに保存されます。
これで対象のエリアは、インターネットに接続されていない状態でも地図表示やナビ機能が使えるようになります。
オフライン状態でできること・できないこと
できること
- 現在地の表示(GPSが有効な場合)
- 道順(車でのナビは一部可)
- 保存済みの場所の確認
- 店舗・施設名などの基本情報の確認
できないこと
- 徒歩・自転車・公共交通機関によるルート案内
- 渋滞情報・リアルタイムの交通情報
- 最新の営業時間やレビューなどの詳細情報
- ストリートビューの利用
通信が必要な機能(リアルタイム情報や検索機能)はオフラインでは使えません。必要に応じて事前に調べておくと安心です。
オフラインマップの保存期間と更新について
一度ダウンロードしたオフラインマップは、基本的に30日間有効です。保存した地図は定期的にWi-Fi接続時に自動で更新されます。もし更新しないまま期限が過ぎると、マップデータは削除される可能性があるため、旅行前などには手動で更新しておくことをおすすめします。
更新手順
- Googleマップを開く
- プロフィールアイコンをタップ
- 「オフラインマップ」→ダウンロード済みの地図を選択
- 「更新」をタップ
オフラインマップの容量とデータ節約
地図データは容量をある程度使用します。ダウンロードする範囲が広いほど、保存に必要なストレージ容量も増えるため注意が必要です。Wi-Fi接続時にダウンロードしておくことで、モバイルデータ通信の節約にもつながります。
また、不要になったマップは削除することで、スマートフォンの容量を空けることができます。
海外旅行や出張でも大活躍
海外では、モバイル通信のローミング費用やSIMの購入がハードルになることがあります。そんなときこそ、オフラインマップが威力を発揮します。例えば空港やホテルのWi-Fiでダウンロードしておけば、現地で安心して移動できます。
実際の活用例:
- ロンドン市内の観光地を事前に調べ、地図に保存
- パリでのメトロ移動をサポートするためのルート表示
- バリ島の山道をレンタカーで移動する際にナビとして活用
オフラインマップをより便利に使うコツ
- 「お気に入り」機能を活用
よく行く場所、ホテル、観光地などを事前に保存しておくと、オフラインでもすぐに見つけられます。 - Wi-Fi下での事前準備が重要
旅行前の準備時間に地図のダウンロードやスポットの保存を済ませておくとスムーズです。 - 必要に応じて範囲を分割して保存
一度に広範囲を保存できない場合は、複数の地図に分けて保存しましょう。
よくあるトラブルとその対処法
「オフラインマップがダウンロードできない」
- Wi-Fiに接続されていない
- ストレージの空き容量不足
- Googleアカウントにログインしていない
これらを確認し、再度試してみましょう。
「ナビ機能が使えない」
- オフライン状態では徒歩・電車のナビが利用できません。
→ 事前にルートを検索しておくか、スクリーンショットを活用しましょう。
まとめ:Googleマップのオフライン機能を使いこなそう!
Googleマップのオフライン機能は、旅行先やインターネット接続が不安定な場所で大きな力を発揮します。事前の準備さえしておけば、ネットがなくても道に迷う心配がありません。特に海外旅行、登山、出張など、さまざまなシーンで活用できる便利な機能です。
「もしものために」ではなく、「確実な安心」のために、オフラインマップをうまく取り入れて、安全で快適な移動をサポートしましょう。