ブログを始めたい、ホームページを作りたいと考えたとき、多くの人が選ぶのが「WordPress(ワードプレス)」です。世界中で使われているこのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)は、専門知識がなくてもプロのようなサイトを作ることができます。
この記事では、WordPressをこれから始める人のために、「必要なもの」から「インストール手順」「おすすめの設定」までをわかりやすく解説します。
この記事を読めば、初めてでも迷わずWordPressをスタートできます。
WordPressとは?簡単にできるサイト作成ツール
WordPressは、世界中で使われている無料のホームページ作成ツール(CMS)です。ブログや企業サイト、ネットショップなど、さまざまな種類のサイトが作れます。
特徴としては、以下のような点が挙げられます。
- コーディングの知識がなくても操作できる
- デザインテンプレート(テーマ)が豊富
- プラグインで機能を自由に追加できる
- SEO対策にも強い構造になっている
無料で始めることも可能ですが、しっかり運営するには「独自ドメイン」や「レンタルサーバー」を使うのが一般的です。
WordPressを始めるために必要なもの
WordPressを始めるには、以下の3つが必要です。
1. 独自ドメイン
独自ドメインとは、自分専用のインターネット上の住所のようなものです。たとえば「example.com」など、自分の好きな文字列を使って取得します。
ポイント:
- お名前.com、ムームードメインなどで取得可能
- 年間1000〜2000円程度の費用がかかる
2. レンタルサーバー
Webサイトを置く「土地」のようなものがレンタルサーバーです。WordPressに対応したサーバーを選びましょう。
おすすめのレンタルサーバー:
- エックスサーバー(初心者にも安心、表示速度も速い)
- ConoHa WING(コスパ良好、WordPressインストールが簡単)
- ロリポップ!(安さ重視のライトユーザー向け)
月額500〜1500円程度の費用がかかります。
3. WordPress本体(無料)
WordPressの公式サイト(https://ja.wordpress.org/)からダウンロードできます。
ただし、最近のレンタルサーバーには「WordPress簡単インストール機能」があるので、そちらを使えば手動でダウンロードする必要はありません。
WordPressを始める手順
ここからは、実際にWordPressを始めるための基本的な流れをステップごとに紹介します。
ステップ1:ドメインを取得する
まずはドメインを取得します。「.com」「.net」「.jp」などさまざまな種類がありますが、無難に「.com」を選ぶとよいでしょう。
取得後、ドメインとレンタルサーバーを紐づける「DNS設定」が必要になりますが、ほとんどのレンタルサーバーでは自動で設定できる仕組みが用意されています。
ステップ2:レンタルサーバーを契約する
次に、サーバーを契約します。初心者であれば「WordPressクイックスタート」などの簡単インストール機能があるサーバーを選ぶとスムーズです。
契約時に必要な情報:
- メールアドレス
- クレジットカードなどの支払い情報
- 使用するドメイン名
ステップ3:WordPressをインストールする
レンタルサーバーの管理画面から「WordPress簡単インストール」機能を使えば、数クリックでインストールが完了します。
インストール時に入力する項目は以下のとおりです。
- サイトのタイトル(あとで変更可能)
- ユーザー名(管理画面にログインするID)
- パスワード
- メールアドレス
ステップ4:WordPressにログインする
インストールが完了すると、「https://あなたのドメイン/wp-admin」というURLでログイン画面が表示されます。
先ほど設定したユーザー名とパスワードでログインしましょう。
ログイン後は、WordPressの管理画面(ダッシュボード)から記事の投稿やデザインの設定ができます。
初期設定でやっておきたいこと
WordPressをインストールしたら、まず以下の初期設定をしておくと安心です。
一般設定
- サイトのタイトル
- キャッチフレーズ
- タイムゾーン(東京に設定)
パーマリンク設定
パーマリンクとは、記事ごとのURL構造のことです。「投稿名」などシンプルな形式がおすすめです。
テーマの選定
テーマとは、サイト全体のデザインテンプレートのことです。無料・有料あわせて数千種類あります。初心者には「Cocoon」や「Lightning」などの無料テーマが人気です。
プラグインの導入
おすすめプラグインは以下の通りです。
- Contact Form 7(お問い合わせフォーム)
- All in One SEO(SEO対策)
- SiteGuard WP Plugin(セキュリティ)
- WP Multibyte Patch(日本語対応)
必要なものだけに絞ってインストールしましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 無料でWordPressは使えないの?
A. WordPress.comという無料プランもありますが、広告が出たり自由度が低かったりするため、WordPress.org+レンタルサーバーを使うのがおすすめです。
Q. スマホからも更新できますか?
A. はい、専用のアプリやブラウザから管理画面にログインして更新できます。
Q. トラブルが起きたらどうすればいい?
A. テーマやプラグインを入れすぎて不具合が出ることがあります。原因を特定するには一つずつ停止して確認すると良いでしょう。わからないときは、公式フォーラムやYouTubeでの解説も参考になります。
まとめ:WordPressを始めて自分のメディアを持とう!
WordPressは初心者でも扱いやすく、自由度の高いサイト運営が可能です。
この記事で紹介したように、必要な準備や手順を踏めば、数時間で自分だけのブログやホームページを公開できます。
「書くことが好き」「何かを発信したい」「副業を始めたい」そんな思いを持つ方にこそ、WordPressは最適なツールです。
まずは一歩を踏み出して、自分だけのWebサイト作りを楽しんでみてください。