日々の予定管理に欠かせないGoogleカレンダー。ビジネスやプライベートの予定を書き込むだけでなく、実は天気予報も表示できることをご存じですか?
天候によって予定の内容が変わる方や、外出が多い方にとっては、カレンダーと天気の連携は非常に便利です。この記事では、Googleカレンダーに天気情報を表示させる方法と、その活用方法についてわかりやすく解説します。今日からすぐに使えるテクニックです。
Googleカレンダーに天気を表示できるの?
残念ながら、2025年現在、Googleカレンダーの標準機能として天気表示はサポートされていません。以前は地域設定に応じて自動で天気が表示されていましたが、2016年にその機能は廃止されました。
しかし、他の方法を使えば天気を表示することは可能です。以下では、その代替方法をいくつか紹介します。
方法①:外部の天気予報カレンダーをGoogleカレンダーに追加する
一番手軽でおすすめなのが、iCal形式の天気予報カレンダーを追加する方法です。
手順:
- 天気のiCal URLを探す
たとえば「Weather Underground」や「iCalShare」などのサイトには、地域別の天気カレンダー(iCal形式)が提供されています。
例:https://www.weather.gov/calendar/your_city.ics
(※URLは一例です) - Googleカレンダーを開く
Googleカレンダーにアクセスし、左の「他のカレンダー」>「URLで追加」を選択します。 - iCal URLを貼り付けて追加
入力欄にiCal URLを貼り付けて「カレンダーを追加」ボタンを押すだけです。
この方法で、天気予報が自動で更新されるカレンダーをGoogleカレンダー内に表示できます。
方法②:天気予報アプリのリマインダーをカレンダーに連携する
スマートフォンアプリと連携する方法もあります。
代表的な連携方法:
- Google Assistant(Android)との連携
Googleアシスタントで「今日の天気をカレンダーに追加して」と音声入力することで予定化することも可能。 - IFTTTを使う
IFTTT(If This Then That)という自動化サービスを使えば、たとえば「毎朝6時に今日の天気をGoogleカレンダーに書き込む」といった連携が可能です。
例:IFTTTでの自動登録ルール
- 「Weather Undergroundの今日の天気を取得」 → 「Googleカレンダーに予定として登録」
- 設定例:
- イベントタイトル:
今日の天気:{{condition}}({{highTemp}}℃ / {{lowTemp}}℃)
- 時刻:毎日午前6時
- イベントタイトル:
方法③:自分で天気を予定として入力する
シンプルですが、毎日手動で入力する方法もあります。
天気アプリで確認した天気を、Googleカレンダーにメモ的に記入します。
メリット:
- 正確な内容を自由に記入できる
- カスタムアイコンや絵文字を使って視覚的に見やすくできる(例:☀️🌧️☁️)
デメリット:
- 手動なので毎日続けるのは面倒
- 忘れる可能性がある
方法④:天気予報付きのカレンダーサービスを使う
Googleカレンダーと併用する形で、天気機能付きのカレンダーアプリを使う手もあります。
代表的なアプリ:
- TimeTree(タイムツリー)
ファミリーカレンダーや共有機能があり、天気表示機能が付いています。 - Yahoo!カレンダー
日本国内向けで天気表示がデフォルトで搭載されています。 - Outlookカレンダー
Outlookでも地域設定をすれば天気情報が表示されます。
これらのサービスとGoogleカレンダーを併用・同期することで、天気情報も含めた予定管理が可能になります。
Googleカレンダーで天気を活用するメリット
1. 外出予定の判断がしやすい
「傘を持つべきか?」「洗濯物を干せるか?」などの判断が、カレンダーを見るだけでできるようになります。
2. 屋外イベントや出張計画がスムーズ
天気を見ながら予定を立てられるので、突然の雨で予定が狂うリスクを減らせます。
3. チーム・家族との共有にも便利
共有カレンダーに天気を表示しておくことで、家族やチームでの予定調整もスムーズに。
天気情報をGoogleカレンダーに取り込むときの注意点
- 正確性に注意
天気情報は頻繁に変わるため、あくまで「目安」として使いましょう。 - 地域設定を間違えない
自分の住んでいる地域に対応したiCalを選ばないと、違う天気が表示されてしまう場合があります。 - プライバシー管理
共有カレンダーに天気情報を登録する際は、個人の行動が読まれるリスクもあるので、非公開設定を活用しましょう。
まとめ
Googleカレンダー単体では天気の自動表示はできませんが、iCal形式の外部カレンダー追加やIFTTTによる自動化などを活用することで、天気情報を取り込むことが可能です。
予定と天気を同時に管理することで、日々の行動計画が立てやすくなり、急な天候変化にも柔軟に対応できます。ぜひ、自分に合った方法でGoogleカレンダーに天気情報を取り入れて、より便利でスマートな予定管理を実現してください。