仕事やプライベートのスケジュール管理に欠かせない「Googleカレンダー」。
1人で使うだけでなく、家族や同僚と予定を共有することで、より効率的なスケジュール管理が可能になります。
この記事では、Googleカレンダーを他の人と共有する方法について、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
共有の設定方法から、権限の違い、注意点までしっかりと網羅。
この記事を読めば、あなたもすぐにスムーズなカレンダー共有を始められるようになります。
Googleカレンダーを共有するメリットとは?
Googleカレンダーを共有する最大のメリットは、予定の調整が格段にスムーズになることです。
例えば、以下のようなシーンで役立ちます。
- 家族でお出かけの予定を確認したいとき
- チームで会議や納期の管理をしたいとき
- 学校やサークル活動のスケジュールを周知したいとき
個別に連絡を取り合う手間が省け、予定のダブルブッキングも防げるため、時間の節約やミスの削減にもつながります。
Googleカレンダーの基本共有方法(パソコン版)
Googleカレンダーの共有設定はとても簡単です。
以下は、パソコンからカレンダーを共有する手順です。
- Googleカレンダーにアクセス
ブラウザでGoogleカレンダーにログインします。 - 共有したいカレンダーを選択
画面左側の「マイカレンダー」の一覧から共有したいカレンダー名にカーソルを合わせ、三点リーダー(︙)をクリックします。 - 「設定と共有」を選ぶ
メニューから「設定と共有」をクリック。 - 「特定のユーザーと共有」セクションを探す
「特定のユーザーと共有」をクリックして、「ユーザーを追加」を選びます。 - 共有相手のメールアドレスを入力
Gmailアドレスを入力し、共有レベル(表示のみ/変更可能/管理権限など)を設定。 - 「送信」をクリックして完了
相手にメールで共有の通知が届きます。
スマホでの共有方法(Googleカレンダーアプリ)
スマートフォンでもGoogleカレンダーの共有が可能ですが、制限があります。
現在、Googleカレンダーのアプリから新しいカレンダーの共有設定を直接行うことはできません。
ただし、予定ごとの共有は可能です。以下に手順を示します。
- Googleカレンダーアプリを開く
- 共有したい予定をタップして編集画面へ
- 「ゲストを追加」をタップ
- 共有したい人のメールアドレスを入力し、「完了」→「保存」
この方法なら、特定のイベント(予定)だけ共有したいときに便利です。
共有相手ができること|権限レベルの違い
カレンダーを共有する際は、相手に付与する「権限レベル」を選択できます。以下が選べるオプションです。
- 予定の表示(詳細なし):イベントの時間だけ表示され、内容は見えない
- 予定のすべての詳細を表示:タイトルや説明、場所などの詳細が見える
- 変更権限を付与:イベントの追加・変更・削除が可能
- 管理者権限を付与:他のユーザーの招待や削除など、完全な権限
特に仕事の場面では、誤って削除されないように「表示のみ」など適切な権限を選びましょう。
共有できない・相手が見られないときの対処法
カレンダーを共有したのに「相手が見られない」というトラブルもあります。
よくある原因とその対処法を紹介します。
原因① メールアドレスの間違い
Googleアカウントと連携していないメールアドレスでは、カレンダーが表示されないことがあります。
GmailやGoogle Workspaceのアドレスを使いましょう。
原因② アクセス権限が反映されていない
Google側の反映に時間がかかる場合があります。
共有設定を一度削除して再追加してみてください。
原因③ 相手側の設定の問題
共有されたカレンダーが表示されていないだけの可能性もあります。
相手のGoogleカレンダー画面で「他のカレンダー」からチェックが入っているか確認してもらいましょう。
Google Workspace(旧G Suite)での共有方法
企業や学校などでGoogle Workspaceを使っている場合は、ドメイン内共有が有効です。
管理者が設定していれば、メールアドレスの入力不要で自動的に予定が見えるようになります。
- Googleカレンダー管理画面で「組織内に公開」を選択
- ドメイン全体に対して「表示のみ」または「変更可」の設定が可能
この機能は社内の予定を一元管理する際に非常に有効です。
カレンダー共有時の注意点とマナー
共有は便利な一方、情報漏洩やプライバシーのリスクもあるため、注意が必要です。
- プライベートな内容は「非公開」に設定する
- 不特定多数と共有する際は「予定の詳細を表示しない」にする
- 共有前に、相手に確認を取る
- カレンダーの名前はわかりやすく
特にビジネスでは、誰が見ても混乱しないカレンダー運用を心がけましょう。
まとめ:Googleカレンダーの共有で時間を有効活用しよう
Googleカレンダーを使った共有は、日常の予定管理やチームのスケジュール調整にとても効果的です。
共有方法さえ覚えてしまえば、家族、職場、友人との連携がスムーズになり、「誰が、いつ、どこで、何をするか」がすぐに把握できます。
一度設定すれば自動的に反映されるので、日々のやりとりの手間も減り、結果として時間の有効活用にもつながります。
今すぐあなたのGoogleカレンダーを共有設定して、時間に強いチームや家族づくりを始めてみませんか?