Excelを初めて使う人へ:基本操作をゼロから解説
Excelとは?どんなことができるソフトなのか
ExcelはMicrosoftが提供する表計算ソフトです。以下の用途で広く使用されています:
- データの整理(リスト作成や分類)
- 計算(家計簿、予算管理など)
- グラフ作成(データの可視化)
- 分析(売上データや統計解析
新しいファイルの作成と保存の方法
-
新しいファイルを作成:
- Excelを起動し、スタート画面で「空白のブック」をクリックします。
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ファイルの保存:
- 「ファイル」タブをクリックし、「名前を付けて保存」を選択します。
- 保存先を選び、ファイル名を入力して「保存」をクリックします。
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基本の操作:セル、列、行の理解と使い方
- セル:データを入力する基本単位(例:A1、B2)。セルをクリックして文字や数字を入力します。
- 列:縦の区切りで、アルファベット(A, B, C…)で表示されます。列全体を選択するには列のアルファベットをクリック。
- 行:横の区切りで、数字(1, 2, 3…)で表示されます。行全体を選択するには行番号をクリック。
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覚えておきたいExcelの便利な機能5選
1. オートフィルでデータ入力を効率化
- セルに「1」と入力します。
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そのセルの右下隅にマウスカーソルを合わせて「+」マークが表示されたら、右クリックを押したままドラッグします。
右クリックを離し、メニューから「連続データ」を選ぶと連続したデータ(1, 2, 3…)が入力されます。
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連続データ(1~6)が入力されました。
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2. 簡単にデータを並べ替え&フィルタリング
- データが入力された範囲を選択します。
- 「データ」タブ → 「並べ替え」または「フィルター」をクリック。
- 条件を設定して並べ替えや絞り込みを行います。
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3. 数式を使った簡単な計算方法(SUM、AVERAGEなど)
- 合計を求めたい範囲を選択し、セルの下部に「=SUM(A1:A5)」と入力してEnter。
- 平均値は「=AVERAGE(A1:A5)」と入力します。
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4. 表を一瞬で美しく整える「テーブル機能」
- データ範囲を選択。
- 「挿入」タブ → 「テーブル」をクリックし、スタイルを選択します。
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5. グラフの作成で見た目をプロっぽく
- データ範囲を選択します。
- 「挿入」タブ → 「グラフ」を選び、作成したいグラフの種類をクリック。
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時間を節約!知って得するショートカットキー10選
- Ctrl + S:保存
- Ctrl + C / Ctrl + V:コピー / 貼り付け
- Ctrl + Z:元に戻す
- Ctrl + Y:やり直し
- Ctrl + Shift + L:フィルター適用
- Alt + =:SUM関数を自動挿入
- Ctrl + 1:セルの書式設定を開く
- Ctrl + T:テーブルを作成
- F2:セルの編集
- Ctrl + Space:列全体を選択
「こんな時どうする?」よくあるトラブルの解決方法
1. セルに文字が入らない?列幅の調整方法
- 列の境界線にカーソルを合わせてダブルクリックすると自動調整されます。
2. 保存したファイルが開けない場合の対処法
- ファイルが破損している可能性があるので「Excelを修復モードで開く」を試す。
- ファイルの形式が古い場合は、Excelで開いて「名前を付けて保存」で最新形式に変換。
3. エラー表示の意味と解消法
- #DIV/0!:ゼロで割った場合のエラー。割る数がゼロでないことを確認。
- #REF!:セル参照が無効になっています。元のセルを再確認。
プロのように仕上げる!印刷設定とデザインのコツ
1. きれいに印刷するための設定方法
- 「ページレイアウト」タブ → 「印刷範囲」を設定。
- 「印刷プレビュー」で確認して余白や方向を調整します。
2. データが見やすくなるフォントや色の選び方
- 強調したい部分には太字(Ctrl + B)や背景色を適用。
- 曖昧にならないよう、統一感のあるフォントと配色を選択。