パソコンの画面を録画したい場面は意外と多いものです。オンライン会議の記録、ゲーム実況の配信、操作マニュアルの作成など、用途はさまざまです。
しかし、録画方法にはいくつかの選択肢があり、「どの方法が最適なのか?」「無料でできるのか?」と迷うこともあるでしょう。
本記事では、WindowsとMacそれぞれの標準機能を使った録画方法に加え、無料・有料の録画ソフト、オンラインツールを紹介します。用途や目的に応じた最適な方法を見つけ、スムーズに画面を録画できるようになりましょう。
パソコンの画面録画の基本
画面録画とは?
画面録画とは、パソコンのディスプレイに表示されている映像を動画として保存することです。音声を含めて録画できるものも多く、オンライン授業やゲーム実況、チュートリアル動画の作成に利用されます。
画面録画の主な用途
- オンライン会議の記録(ZoomやTeamsの会議内容を保存)
- 操作マニュアルの作成(ソフトの使い方を動画で説明)
- ゲーム実況の録画(YouTubeやTwitchで配信)
- 動画コンテンツの作成(YouTubeやSNS向けの解説動画)
Windowsで画面を録画する方法
① Windows標準の「Xbox Game Bar」を使う方法
Windows 10/11 には「Xbox Game Bar」という標準の画面録画機能があります。
手順
- [Windows] + [G] キーを押す
- 画面上に「Xbox Game Bar」のツールが表示されたら「キャプチャ」ウィンドウを開く
- 録画ボタン(●)をクリックして録画開始
- 録画を停止するには [Windows] + [Alt] + [R] キーを押す
- 録画した動画は「ビデオ」フォルダ内の「キャプチャ」に保存される
✅ メリット: ソフト不要・簡単に録画できる
❌ デメリット: デスクトップ全体の録画はできず、一部のアプリのみ対応
② PowerPointを使った画面録画
意外かもしれませんが、PowerPointにも画面録画機能があります。
手順
- PowerPointを開き、「挿入」タブの「画面録画」をクリック
- 録画する範囲を選択
- 「録画」ボタンをクリック
- 録画完了後、スライドに動画が挿入されるので「名前を付けて保存」でMP4形式で保存
✅ メリット: 追加ソフト不要、簡単に録画できる
❌ デメリット: 高度な編集はできない
Macで画面を録画する方法
① QuickTime Playerを使う方法
Macには標準で「QuickTime Player」が搭載されており、これを使って画面録画が可能です。
手順
- QuickTime Playerを起動し、「ファイル」→「新規画面収録」を選択
- 録画ボタンをクリックし、録画範囲を選択
- 「収録」をクリックして録画開始
- 録画を停止するには [Command] + [Control] + [Esc] キーを押す
- 保存して完了
✅ メリット: 無料で高品質な録画が可能
❌ デメリット: 録画後の編集機能が乏しい
② Macのショートカットを使う方法
macOS Mojave以降では、ショートカットキーを使って画面を録画できます。
手順
- [Command] + [Shift] + [5] を押す
- 録画範囲を選択し、「録画」ボタンをクリック
- 録画を停止するには [Command] + [Control] + [Esc] を押す
✅ メリット: ソフト不要・簡単に録画可能
❌ デメリット: 高度な編集機能なし
無料の画面録画ソフトおすすめ3選
① OBS Studio(オープンソース・無料)
✅ 特徴: 高品質な録画とライブ配信が可能
✅ 対応OS: Windows / Mac / Linux
❌ デメリット: 設定がやや難しい
② Bandicam(無料版あり)
✅ 特徴: 軽量で直感的な操作が可能
✅ 対応OS: Windows
❌ デメリット: 無料版では録画時間制限あり
③ Apowersoftオンライン録画ツール(ブラウザ対応)
✅ 特徴: インストール不要で簡単に録画可能
✅ 対応OS: Windows / Mac
❌ デメリット: 無料版はロゴが入る
まとめ
パソコンの画面を録画する方法には、標準機能を使う方法、無料・有料ソフトを利用する方法、オンラインツールを活用する方法など、さまざまな選択肢があります。
おすすめの方法は?
- 手軽に録画したいなら → WindowsのXbox Game Bar / Macのショートカット
- 編集もしたいなら → OBS Studio
- オンラインでサクッと録画したいなら → Apowersoftオンライン録画
目的に合った方法を選び、快適に画面録画を活用しましょう!