Excelでカレンダーを作る方法|年月を変えるだけで自動更新される万年カレンダーの作り方

「Excelでカレンダーを作りたいけど、毎月手動で日付を入れ直すのが面倒」「年月を変えるだけで自動的に更新される万年カレンダーを作りたい」という方のために、この記事ではExcelでカレンダーを作る方法を詳しく解説します。
DATE関数やWEEKDAY関数などを組み合わせることで、年と月を入力するだけで自動的に正しい日付が並ぶカレンダーを作れます。
土日や祝日に色をつける方法、予定を書き込めるスペースの作り方まで、実用的な内容を順を追って説明します。

Excelカレンダーの基本的な作り方:シンプルな月間カレンダー

まずはシンプルな月間カレンダーの作り方から解説します。
日曜始まりの横7列(日〜土)のカレンダーを例に説明します。

ステップ1:年月の入力欄を作る
B1セルに「年:」C1セルに年(例:2024)、D1セルに「月:」E1セルに月(例:9)を入力します。
このC1とE1の値を変えるだけで、カレンダー全体が自動更新される仕組みを作ります。

ステップ2:曜日ヘッダーを作る
3行目に「日」「月」「火」「水」「木」「金」「土」を横一列に入力します。
日曜日の列は赤、土曜日の列は青にするとカレンダーらしくなります。

ステップ3:最初の日付をDATE関数で求める
カレンダーの最初のセル(例:B4)に、その月の1日が何曜日かを計算して、対応する位置に1を配置します。
まずその月の1日をDATE関数で求めます。「=DATE(C1,E1,1)」で対象年月の1日の日付が得られます。

ステップ4:WEEKDAY関数で曜日を判定する
WEEKDAY関数は日付から曜日番号(日曜=1、月曜=2…土曜=7)を返します。
「=WEEKDAY(DATE(C1,E1,1),1)」で1日が何曜日かが分かります。
日曜始まりのカレンダーでは、この値が「1」なら日曜列から始まり、「4」なら水曜列から始まります。

日付を自動表示する数式の作り方

カレンダーの各セルに日付を自動表示するには、少し工夫が必要です。
ここでは実用的な方法を説明します。

方法①:シンプルな数式で日付を表示する
カレンダーの最初のセル(日曜列)に以下の数式を入れます。
「=DATE(C1,E1,1)-WEEKDAY(DATE(C1,E1,1),1)+1」
これで「この月の最初の週の日曜日」が求められます。
次のセル(月曜列)には「=前のセル+1」、以降も同様に+1ずつ増やします。
次の行の最初のセル(2週目の日曜)は「=前の週の土曜セル+1」で連続した日付が並びます。

当月以外の日付を非表示にする
上記の方法では前月・翌月の日付も表示されてしまいます。
IF関数とMONTH関数を組み合わせて当月以外を非表示にします。
「=IF(MONTH(日付の数式)=$E$1,DAY(日付の数式),””)」
MONTH関数で月を取得し、入力した月と一致する場合のみDAY関数で日を表示、一致しない場合は空白にします。

TEXT関数で曜日付きの日付表示にする
「=IF(MONTH(…)=$E$1,TEXT(日付,”d”),””)」とTEXT関数を使うと、書式を細かくコントロールできます。
日付の数式は作業セルに隠しておき、表示用セルに参照させる方法もスッキリします。

土日・祝日に自動で色をつける方法

カレンダーに色をつけると視認性が大きく向上します。
条件付き書式を使って土日・祝日を自動着色する方法を解説します。

土曜日・日曜日に色をつける(条件付き書式)
色をつけたいセル範囲を選択し、「ホーム」→「条件付き書式」→「新しいルール」を選択します。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定する」を選び、日曜の場合「=WEEKDAY(日付セル,1)=1」、土曜の場合「=WEEKDAY(日付セル,1)=7」と入力して色を設定します。
日曜は赤系、土曜は青系の背景色が一般的です。

祝日リストを使って祝日に色をつける
別シート(「祝日」シート)に祝日の日付一覧を作成します。
条件付き書式の数式に「=COUNTIF(祝日!$A:$A,日付セル)>0」と入力すれば、祝日リストに含まれる日付だけに色がつきます。
毎年祝日リストを更新するだけで、翌年以降も対応できます。

予定を書き込めるカレンダーにする工夫

日付セルの下に予定入力スペースを設けることで、実用的なスケジュール管理カレンダーになります。

日付の下に予定入力行を追加する
各日付の行の高さを広くするか、日付セルの下に複数行の入力スペースを設けます。
セルの高さを40〜60ピクセルにすると、1〜2件の予定を書き込めるスペースができます。
「セルの書式設定」→「配置」→「折り返して全体を表示する」にチェックを入れると、長い予定も表示できます。

セルのサイズを統一してグリッド状に整える
すべての日付セルの幅と高さを統一することで、整ったカレンダーらしい見た目になります。
列幅は「列の幅の自動調整」ではなく、手動で同じ数値に揃えましょう。

縦型(週の縦並び)カレンダーの作り方

横型の月間カレンダーではなく、週が縦に並ぶ縦型カレンダーも業務スケジュール管理に人気があります。

縦型カレンダーの構成
A列に日付、B列〜H列に月〜日の各曜日の予定入力欄を配置します。
1行に1週間の予定が並ぶため、週単位での予定把握がしやすいレイアウトです。
ガントチャートに近い形式で、プロジェクト管理にも応用できます。

日付の自動生成
A列の最初のセルに「=DATE(C1,E1,1)-WEEKDAY(DATE(C1,E1,1),2)+1」(月曜始まりの場合)を入れ、以降は「=前の日付セル+7」で次の週の同曜日を自動計算します。
これで年月を変えるだけでカレンダーが自動更新されます。

年間カレンダーを1枚のシートで作る方法

年間12ヶ月のカレンダーを1枚のシートに並べることも可能です。
A4用紙に印刷して壁掛けカレンダーとして使えます。

12ヶ月分のカレンダーを横・縦に配置する
1〜6月を左側、7〜12月を右側に配置する2列×6行の構成が印刷しやすくコンパクトです。
各月のカレンダーブロックを同じ数式で作り、月パラメータだけを変えて配置します。

年のみ入力で全月が自動更新される仕組み
各月のDATE関数の月の部分を「1」「2」「3」…と固定値にして、年だけを入力セルの参照($C$1)にします。
こうすることで年を変えるだけで12ヶ月分のカレンダーが一括更新されます。

まとめ:Excelカレンダーを活用しよう

ExcelでカレンダーはDATE関数・WEEKDAY関数・条件付き書式を組み合わせることで、年月を変えるだけで自動更新される万年カレンダーを作れます。
土日・祝日の自動着色や予定入力スペースを組み合わせることで、市販のカレンダーと同等以上の実用的なスケジュール管理ツールになります。
一度作成してしまえば毎年使い続けられるため、ぜひ自分好みのExcelカレンダーを作ってみてください。

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