本日は、windows10のローカルアカウントのパスワードを忘れた時の対処法について解説します。
あまり使わないパソコンを起動した時にパスワードがわからなくなったことはないでしょうか。
本日は、そんな時に復旧させる方法を2つご紹介します。
対処法は、下記の2つがあります。
1.秘密のパスワードに答える。
2.インストールメディアを作成し、パスワード変更する。
パスワードを忘れた時の対処1 秘密のパスワードに答える
1803以降のWindows10は、インストール時に3つの秘密の質問を設定するになっています。
この3つの質問の答えれると、パスワードをリセットすることができます。
ログイン画面でパスワードのリセットをクリックします。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/1-5-1024x995.png)
秘密の質問に答えます。正しければ、パスワード変更の画面になります。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/2-5.png)
パスワードを設定します。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/3-2.png)
このやり方でパスワードを変更できる場合は、よいですね。
次は、秘密の質問の答えも忘れた場合です。
パスワードを忘れた時の対処2 コマンドプロンプトでパスワード変更
この方法は、やや複雑ですので、よく記事を読んでから実施してください。
参考にしたサイトは下記です。
![](https://image.itmedia.co.jp/ait/articles/1312/06/cover_news055.jpg)
・準備するもの(8GB以上の容量が必要です。)
USBハードディスク
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/publicdomainq-0004829adbxuz-1-622x1024.png)
Windows10のダウンロードサイトからダウンロードし、インストールメディアを作成します。
Windows10 ダウンロードサイト
ページ下側の「ツールを今すぐダウンロード」をクリックします。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/1-6-1024x582.png)
ダウンロード後、ツールを起動します。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/2-6.png)
画面の遷移を説明します。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/3-3.png)
「同意する」をクリックします。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/4-3.png)
「別のPCのインストールメディアを作成する」を選び、「次へ」をクリックします。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/5-3.png)
「次へ」をクリックします。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/6-3.png)
「USBフラッシュドライブ」をクリックし、「次へ」をクリックします。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/7-1.png)
「次へ」をクリックします。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/8-4.png)
ダウンロードが始まります。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/9-1.png)
30分くらいで完了しました。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/10-1.png)
次に、Windows10を再起動し、USBブートを行います。
キーボードの「Shift」キーを押しながら、再起動を行います。
起動画面から「トラブルシューティング」をクリックします。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/1-8.png)
「詳細オプション」をクリックします。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/2-7.png)
「スタートアップ設定」をクリックします。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/3-4.png)
再起動をクリックします。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/4-4.png)
再起動が始まると、BIOSの画面を起動させます。
BIOSの画面の起動は、メーカごとに違います。確認をお願いします。
ブートの順番を「USB Memory」を一番にし、保存して終了します。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/5-4.png)
USBから起動が始まり、インストール画面が表示されます。
ここでキーボードの「Shift」キーと「F10」を押します。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/6-4.png)
コマンドプロンプトが起動します。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/7-2.png)
これで、コマンドプロンプトからPCを触ることができます。
このコマンドプロンプトを使ってやることを簡単に説明します。
ログイン画面に表示されている「コンピュータの簡単操作」というボタンはexeファイルになっています。exeファイル名は、「utilman.exe」です。
このutilman.exeの実態をコマンドプロンプト(cmd.exe)にして、パスワードを強制変更するっという流れです。
画面の説明に戻ります。
最初にすることは、ドライブを移動します。
だいたいの場合が、Cドライブは、USBが設定されており、
DドライブかEドライブがWindowのドライブになっています。
私の場合は、Eドライブになっていました。
dirコマンドでWindowsフォルダが見つかるとそのドライブがWindowがあるドライブです。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/8-5.png)
では、次にutilman.exeの中身をcmd.exeにします。やり方はcopyコマンドを使用します。
1.まず、フォルダを移動します。
cd windows\system32
2.次にUtilman.exeの名前を変更します。
ren Utilman.exe Utilman.org
3.cmd.exeをコピーし、名前をutilman.exeにします。
copy cmd.exe utilman.exe
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/9-3.png)
copyが終わると、再起動します。「ESC」キーを押すと、インストールが中断できます。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/10-2.png)
再起動後、下記「赤枠のボタン」をクリックします。
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/11-1.png)
コマンドプロンプトが起動します。
これでコマンドが使えます。net userコマンドでパスワードを変更します。
net user ユーザ名 新しいパスワード
![](https://saiseich.com/wp-content/uploads/2021/03/12.png)
パスワード「12345」でログインできました。
まとめ
本日は、パスワードを忘れた場合の対応を説明しました。
パスワードを忘れてログインできなくなることは、よくあることです。
この手順が役に立つことがないよう日頃からパスワードは覚えておきたいですね。