12月25日といえば「クリスマス」。世界中でお祝いされる特別な日ですが、実はクリスマス以外にも、日本や世界でさまざまな出来事や記念日がある日でもあります。
この記事では、12月25日にまつわる歴史的な出来事や日本の記念日、誕生日の有名人、そして豆知識までをまとめてご紹介します。
「今日は何の日？」を知ることで、日常のちょっとした話題づくりや雑談のネタにもなります。ぜひ最後まで読んで、12月25日をより深く味わってみてください。
クリスマスの意味と由来
12月25日は「クリスマス（Christmas）」として世界中で知られています。
この日は、キリスト教においてイエス・キリストの誕生を祝う日です。
実際の誕生日がこの日という記録はありませんが、4世紀頃にローマ帝国で「太陽神の誕生日」とされていた冬至の祭りに合わせ、キリストの降誕祭として制定されたといわれています。
クリスマスは「神の子がこの世に光をもたらす」という意味を持ち、家族で過ごす日、愛を分かち合う日として定着しました。
日本では明治以降に広まり、今では宗教的な意味合いよりも「プレゼント」「イルミネーション」「ケーキ」「サンタクロース」など、イベントとして楽しまれています。
日本での12月25日の出来事
日本ではクリスマス以外にも、さまざまな出来事が12月25日に起こっています。
ここでは、歴史的な出来事をいくつか紹介します。
昭和天皇即位の日（1926年）
1912年に大正時代が始まり、14年後の1926年12月25日には昭和時代がスタートします。
大正天皇の崩御により、昭和天皇が即位されました。
偶然にも明治と大正の両時代がともに12月25日に幕を閉じ、昭和が始まったことから、日本の近代史において特別な意味を持つ日といえるでしょう。
世界での12月25日の出来事
世界でも、12月25日には多くの出来事が起こっています。
クリスマス以外にも印象的なできごとをいくつか紹介します。
800年：カール大帝がローマ皇帝に即位
西暦800年の12月25日、フランク王国のカール大帝（シャルルマーニュ）がローマ皇帝に即位しました。
この出来事はヨーロッパ史の転換点であり、後の「神聖ローマ帝国」成立の礎となりました。
1991年：ソビエト連邦の消滅
1991年12月25日、ソ連のゴルバチョフ大統領が辞任し、同時にソビエト連邦が正式に崩壊しました。
約70年続いた社会主義国家が幕を閉じ、世界の政治バランスが大きく変わる出来事となりました。
12月25日の日本の記念日
実は、12月25日にはクリスマス以外にも日本独自の記念日が存在します。
スケートの日
日本スケート協会が制定した「スケートの日」は、1861年（文久元年）に函館で日本人が初めてスケートをしたとされる記録に由来しています。
寒い冬にぴったりのスポーツを楽しむきっかけになる日ですね。
給食記念日
1946年（昭和21年）のこの日、戦後の食糧難の中で学校給食が再開されたことから「給食記念日」とされています。
当時は脱脂粉乳とパン、鯨の竜田揚げなどが定番メニューでした。今ではバランスの取れた食育の象徴として受け継がれています。
昭和改元の日
1926年12月25日に昭和時代が始まったことを記念して、現在では「昭和改元の日」として記念されています。
戦前・戦後を通じて最も長く続いた元号の始まりを記念する日でもあります。
12月25日にまつわる豆知識
サンタクロースのモデルは誰？
サンタクロースのモデルは、4世紀に実在した「聖ニコラウス」という司教です。
貧しい人々を助け、特に子どもたちに贈り物をしたという伝説が残っています。
現在のような赤い服を着たサンタのイメージは、1930年代のコカ・コーラの広告がきっかけで広まりました。
日本で初めてのクリスマスパーティー
日本で最初のクリスマスは、1552年に山口県で行われたといわれています。
フランシスコ・ザビエルの布教活動の一環で、信徒たちがミサを行ったのが始まりです。
当時の日本では珍しい行事だったことでしょう。
クリスマスケーキの由来
日本でクリスマスケーキが定着したのは戦後です。
不二家がショートケーキを「幸せの象徴」として宣伝し、家族で祝う文化として広まりました。
赤と白の色合いは、日本の国旗にも通じるおめでたい組み合わせです。
12月25日の過ごし方のアイデア
クリスマスとしての12月25日は、家族や恋人、友人と過ごす人が多いでしょう。
しかし、仕事が忙しい人や一人で過ごす人もいます。
ここでは、気持ちよく1日を過ごすためのアイデアを紹介します。
- 一年の振り返りをする
年末の直前だからこそ、自分の1年をゆっくり振り返ってみるのに最適な日です。 - 自分へのご褒美を買う
プレゼントを贈るだけでなく、自分にも感謝を込めてご褒美を。 - ボランティアや寄付をする
クリスマスの本来の意味「与える心」を体現する素敵な過ごし方です。 - 静かにリラックスする夜を
イルミネーションを見ながら温かい飲み物で一息つくのもおすすめです。
まとめ
12月25日は、クリスマスだけでなく、日本や世界の歴史においても重要な意味を持つ日です。
明治や大正、昭和という時代の節目でもあり、また科学や文化を支えた人々の誕生日でもあります。
「今日は何の日？」を知ることは、日常の会話を豊かにし、歴史や文化への理解を深めるきっかけにもなります。
今年の12月25日は、プレゼントやケーキを楽しみながら、そんな背景にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか。