登録販売者試験の中でも、第2章「人体の働きと医薬品」は暗記量が多く、多くの受験者が苦戦する分野です。
しかし、内容を体系的に理解すれば得点源に変えることができます。
この記事では、第2章の重要ポイントをわかりやすくまとめ、試験によく出る部分を中心に解説します。
人体の構造や臓器の働き、医薬品の作用機序などを整理して、効率よく学習できるように構成しました。
これを読めば、第2章の全体像をしっかりつかむことができます。
第2章の全体構成と出題傾向
第2章は「人体の働きと医薬品」がテーマで、主に以下の4つの領域から出題されます。
- 人体の構造と働き
- 各器官と臓器の機能
- 医薬品の作用と副作用
- 症状別の薬の働き
出題数は全体の約20問前後で、暗記だけでなく「仕組みの理解」が求められます。
特に神経系・自律神経・消化器官の働きは頻出です。
神経系の働きと自律神経のポイント
神経系は「中枢神経」と「末梢神経」に分かれます。
- 中枢神経:脳と脊髄。体全体の情報を処理し、指令を出す。
- 末梢神経:中枢から体の各部分へ指令を伝える。
さらに末梢神経は「体性神経」と「自律神経」に分類されます。
- 体性神経:自分の意思で動かせる運動(例:手足の動き)。
- 自律神経:無意識で体の働きを調整(例:心臓の拍動、消化など)。
自律神経は次の2種類に分かれます。
| 神経の種類 | 主な作用 | 活動時の状態 |
|---|---|---|
| 交感神経 | 心拍数を上げる、血圧上昇、瞳孔拡大 | 緊張・ストレス時 |
| 副交感神経 | 心拍数を下げる、消化促進、瞳孔縮小 | 休息・リラックス時 |
試験では、「交感神経が優位になるとどうなるか?」という形でよく出題されます。
各器官と臓器の働き
第2章では、人体の臓器ごとの役割も詳しく問われます。
消化器系
消化器系は食べ物を分解し、栄養を吸収するシステムです。
流れを覚えると理解がスムーズです。
口→咽頭→食道→胃→小腸→大腸→肛門
- 胃:胃酸(塩酸)とペプシンでたんぱく質を分解。
- 小腸:栄養素の吸収を行う重要な器官。
- 肝臓:胆汁を生成し、解毒・代謝機能を担当。
- 膵臓:インスリンや消化酵素を分泌。
呼吸器系
呼吸器系は酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出する仕組みです。
- 鼻腔・気管・肺の順で空気が通過。
- 肺の中では「肺胞」でガス交換が行われる。
循環器系
心臓と血管によって血液が全身に送られます。
- 右心房→右心室→肺→左心房→左心室→全身
- 血液中の酸素は「ヘモグロビン」によって運ばれます。
医薬品の作用の基本
医薬品は「体の働きを助ける」か「病気の原因を抑える」ために使われます。
作用の仕組みを理解することが第2章攻略のカギです。
作用の種類
- 直接作用:薬が標的の臓器や細胞に直接働く(例:鎮痛薬)。
- 間接作用:神経やホルモンを介して体に影響する(例:自律神経薬)。
副作用の考え方
副作用とは「本来の目的以外に現れる作用」です。
たとえば、交感神経刺激薬では血圧上昇や動悸が起こることがあります。
- 眠気:抗ヒスタミン薬でよく見られる。
- 便秘:抗コリン作用をもつ薬に多い。
- 発疹:アレルギー反応の一種。
副作用を問う問題では「薬の分類+副作用の組み合わせ」が頻出です。
ホルモンと内分泌系
ホルモンは体内で作られ、血液を通して全身に作用します。
| ホルモン名 | 分泌器官 | 主な働き |
|---|---|---|
| インスリン | 膵臓 | 血糖値を下げる |
| アドレナリン | 副腎髄質 | 血圧上昇、心拍数増加 |
| 甲状腺ホルモン | 甲状腺 | 代謝を活発にする |
| 成長ホルモン | 脳下垂体 | 成長促進、代謝調整 |
糖尿病や甲状腺機能亢進症など、ホルモン異常による病気も出題されます。
症状別の医薬品の作用
第2章では「症状と薬の対応関係」も重要です。
- 頭痛・発熱:解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンなど)
- 鼻炎・花粉症:抗ヒスタミン薬(眠気の副作用に注意)
- せき・たん:鎮咳薬・去痰薬
- 便秘:瀉下薬(センノシド、ビサコジルなど)
- 胃の不快感:制酸薬、胃粘膜保護薬
症状別に整理しておくと、試験で迷いません。
まとめ
第2章は人体の基礎知識から薬の作用まで幅広い内容をカバーする重要なパートです。
最初は難しく感じても、流れで覚えることで理解が深まります。
- 人体の仕組みを「流れ」でつかむ
- 神経やホルモンの関係を整理
- 薬と副作用をセットで覚える
これらを意識すれば、第2章は確実に得点源になります。
知識を積み重ね、自信を持って本試験に臨みましょう。
