「辛い食べ物」は日本人にとって身近な存在です。ラーメンやカレー、キムチなどは普段から口にする機会が多いでしょう。海外旅行や外国人との会話で「辛い食べ物が好きです」と伝えたいとき、どのように英語で表現すればよいのでしょうか。
本記事では、辛い食べ物を英語で表すときの基本的な単語から、料理名や香辛料の一覧、実際の会話で使えるフレーズまで幅広く解説します。英語学習者や海外グルメに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
辛い食べ物を表す英語表現の基本
英語で「辛い」は一般的に spicy を使います。例えば「辛いカレー」は spicy curry と言えます。また、「ピリッとする」というニュアンスを出すときは hot を使うことも多いです。
ただし hot は「熱い」という意味もあるため、文脈によって使い分けが必要です。例えば「This curry is hot.」は「このカレーは熱い」と「このカレーは辛い」の両方に解釈できます。通常は食べ物の話題であれば「辛い」と理解されますが、強調したい場合は spicy を使う方が安全です。
世界の辛い料理を英語で表現
辛い料理は世界中に存在し、それぞれ独自の文化を反映しています。ここでは代表的な料理を英語で紹介します。
- Curry (カレー)
日本のカレー、インドカレー、タイカレーなど、多くの国にバリエーションがあります。英語では curry とシンプルに表現できます。辛さを強調するなら spicy curry。 - Kimchi (キムチ)
韓国を代表する発酵食品で、英語でもそのまま kimchi と表現されます。例:I like spicy kimchi. - Tacos with spicy salsa (スパイシーサルサのタコス)
メキシコ料理で、辛いソースをかけたタコスは tacos with spicy salsa といいます。 - Mapo Tofu (麻婆豆腐)
中国四川料理の代表格。英語では Mapo tofu または spicy tofu with minced meat と表現されます。 - Tom Yum Soup (トムヤムスープ)
タイ料理の辛くて酸っぱいスープ。英語ではそのまま Tom Yum soup。 - Spicy Ramen (辛いラーメン)
日本のラーメン文化から派生した表現。韓国風の辛ラーメンも英語で spicy ramen と呼ばれます。
辛い香辛料・調味料の英語一覧
料理を辛くする調味料は英語でどう表現するのでしょうか。
- Chili pepper (チリペッパー、唐辛子)
- Red pepper flakes (一味唐辛子のような粉)
- Wasabi (わさび)
- Mustard (からし、マスタード)
- Black pepper (黒コショウ)
- Cayenne pepper (カイエンペッパー)
- Hot sauce (ホットソース、辛いソース全般)
- Sriracha (シラチャーソース、タイ発祥の人気ソース)
これらを知っておけば、レストランで「辛くしてください」とお願いするときも安心です。
会話で使える「辛い食べ物」の英語フレーズ
実際に会話で役立つ表現をまとめます。
- I like spicy food.(私は辛い食べ物が好きです)
- This dish is too spicy for me.(この料理は私には辛すぎます)
- Can you make it less spicy?(辛さを控えていただけますか?)
- Do you have any hot sauce?(ホットソースはありますか?)
- This curry is very hot.(このカレーはとても辛いです)
旅行やレストランでよく使うシーンを想定して覚えておくと便利です。
「辛い」を表す英語のバリエーション
「spicy」以外にも、ニュアンスによって色々な表現があります。
- pungent(刺激が強い、鼻にツンとくる辛さ)
- fiery(炎のように強烈な辛さ)
- peppery(コショウの辛さ)
- zesty(爽やかな辛さ、味にパンチがある)
例えば「This salsa is fiery!」と言えば「このサルサソースは燃えるように辛い!」というイメージが伝わります。
辛い食べ物に関する文化的な違い
辛さの感じ方は文化によって異なります。日本人にとって「激辛」と感じるものでも、インドやメキシコでは「普通」と言われることがあります。
英語圏の人と食事をするときは、相手の文化を尊重しながら「a little spicy」「very spicy」と段階を分けて表現するのが効果的です。
英語で「辛さのレベル」を説明する方法
レストランでは「spice level」を使って辛さの度合いを伝えることが多いです。
- mild(控えめな辛さ)
- medium(中くらいの辛さ)
- hot(辛い)
- extra hot / very spicy(激辛)
例:I’d like curry, medium spicy please.(カレーを中辛でお願いします)
まとめ
辛い食べ物を英語で表すときは spicy が基本ですが、料理や調味料ごとに具体的な単語を覚えておくと会話がスムーズになります。旅行先や外国人との交流でも、「辛さ」を話題にできれば盛り上がること間違いなしです。
ぜひ本記事で紹介した料理名、香辛料、フレーズを覚えて、英語で「辛い食べ物」を楽しんでみてください。