7回忌は、故人が亡くなってから7年目の節目となる大切な法要です。遺族や参列者が心を込めて故人を偲び、感謝や思いを伝える機会でもあります。しかし、「どのような挨拶が適切かわからない」「気持ちがうまく伝えられるか不安」と悩む方も多いでしょう。本記事では、7回忌の挨拶にふさわしい例文を多数紹介し、挨拶をする際のポイントやマナーについても解説します。心を込めた言葉で故人への想いを伝えましょう。
7回忌とは?法要の意味と流れ
7回忌は、故人が亡くなってから7年目に行う法要です。一般的には「祥月命日」に行われ、家族や親族、故人と縁のあった方々が集まり故人を偲びます。7回忌は一区切りとなる年とも言われており、故人への供養の意味だけでなく、遺族同士のつながりを再確認する場としても重要です。
法要の流れは、以下の通りです:
- 僧侶による読経・焼香
- 法要後の会食(お斎)
- 施主や喪主による挨拶
この中で特に施主や遺族が気をつけたいのが「挨拶」です。故人への想いを伝える大切な言葉であり、参列者に対する感謝の気持ちも込める必要があります。
7回忌の挨拶で心がけるポイント
7回忌の挨拶は、以下のポイントを押さえておくと心のこもった内容になります。
- 故人への想いを伝える
故人の思い出や人柄について触れ、その人らしさを偲ぶ言葉を添えましょう。 - 参列者への感謝を述べる
忙しい中集まってくれた方々への感謝の気持ちを述べることが大切です。 - 簡潔かつ丁寧にまとめる
挨拶はあまり長くならないよう、簡潔にわかりやすくまとめることがポイントです。 - 法要の意味や故人とのつながりを強調する
法要が遺族や参列者にとってどれほど大切な場であるかを伝えると、気持ちが一層深まります。
7回忌の挨拶例文10選
ここでは、7回忌法要で使える挨拶例文を10個ご紹介します。それぞれのシチュエーションや立場に合わせて参考にしてください。
1. 喪主としての挨拶例
皆様、本日はお忙しい中、〇〇(故人の名前)の7回忌法要にご参列いただき、誠にありがとうございます。早いもので、〇〇が他界して7年の月日が流れました。生前は皆様に大変お世話になり、〇〇もきっと天国で感謝していることと思います。
今こうして皆様に集まっていただけることが、故人にとって何よりの供養になると信じております。これからも〇〇の思い出を大切にしながら、私ども遺族一同、力を合わせて過ごしてまいります。
本日はささやかではございますが、お食事もご用意しておりますので、故人の思い出話などお聞かせいただければ幸いです。最後になりましたが、本日は誠にありがとうございました。
2. 施主として家族代表の挨拶例
本日はご多用の中、〇〇の7回忌にご参列いただき、心より御礼申し上げます。月日の流れは早いもので、〇〇が亡くなってから7年が経ちました。
この7年間、皆様に支えていただきながら、今日までやってこられたことを改めて感謝申し上げます。故人も皆様の笑顔を見て、安心していることと思います。これからも〇〇の思い出を胸に、前向きに生きていきたいと考えております。
ささやかではございますが、席をご用意しておりますので、どうぞゆっくりお過ごしください。本日は誠にありがとうございました。
3. 夫を亡くした妻の挨拶例
本日はお忙しい中、夫〇〇の7回忌法要にお集まりいただき、心より感謝申し上げます。〇〇が亡くなってから7年が経ちますが、皆様の支えがあったからこそ、今日まで過ごしてこられました。
生前の〇〇は、皆様とのご縁を何よりも大切にしておりました。きっと天国から皆様の温かい笑顔を見守っていることと思います。これからも夫の遺志を継いで、日々感謝の気持ちを忘れず過ごしてまいります。
本日は本当にありがとうございました。どうぞ皆様、お食事を召し上がりながら、〇〇の思い出を語り合っていただければ幸いです。
4. 父を亡くした息子の挨拶例
皆様、本日は父〇〇の7回忌にご参列いただき、誠にありがとうございます。父が亡くなり、7年という月日が流れましたが、今も父の存在は私たち家族の中に生き続けています。
父は生前、皆様に大変お世話になり、親しくお付き合いいただいたこと、心より感謝申し上げます。これからも父の教えを胸に、精進してまいりますので、今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。どうぞゆっくりとお過ごしください。
7回忌の挨拶に込める気持ち
7回忌の挨拶は、故人の生前の姿を思い浮かべながら、感謝や思い出を伝えることが大切です。長すぎず簡潔に、しかし心のこもった言葉を選びましょう。形式にとらわれすぎず、あなた自身の言葉で故人を偲ぶことが、何よりの供養になります。
まとめ
7回忌は故人を偲び、参列者とのつながりを大切にする時間です。本記事で紹介した例文を参考に、あなたらしい言葉で心を込めた挨拶を伝えてください。法要の席が温かい思い出に包まれ、故人への供養となることを願っています。