スマートフォンやタブレットでインターネットを利用する場合、多くの人はWi-Fiやモバイル通信を使っているでしょう。しかし実は、Android端末でも有線LAN(LANケーブル)を使ってインターネットに接続することが可能です。
有線LANは通信が安定しているため、動画視聴やオンライン会議、ゲーム、仕事などで役立つことがあります。また、Wi-Fiが不安定な場所でも安定した通信ができるのが大きな魅力です。
この記事では、Androidで有線LANを利用する方法について、必要な機器、接続方法、メリット・デメリット、注意点などをわかりやすく解説します。Android初心者の方でも理解できるように丁寧に説明しますので、ぜひ参考にしてください。
Androidで有線LANは使えるのか
結論から言うと、Android端末でも有線LAN接続は可能です。
ただし、Androidスマートフォンには通常LANポートが搭載されていないため、そのままではLANケーブルを接続できません。そのため、専用の変換アダプターを利用する必要があります。
AndroidはUSB機器を接続できる機能があり、これを**USB OTG(On-The-Go)**と呼びます。この機能を利用することで、LANアダプターなどの周辺機器を接続できるようになります。
つまり、Androidで有線LANを使うには以下の条件が必要です。
・USB OTGに対応している
・USB-LAN変換アダプターを使用する
これらを満たしていれば、Androidでもパソコンと同じように有線LAN通信が可能になります。
Androidで有線LANを使うメリット
Androidで有線LANを利用することで、さまざまなメリットがあります。
通信が安定する
Wi-Fiは電波を使うため、壁や電子機器などの影響を受けることがあります。
その結果、通信が不安定になったり速度が遅くなることもあります。
しかし有線LANはケーブルで直接接続するため、通信が非常に安定します。
動画視聴
オンライン会議
オンラインゲーム
などを快適に利用できるようになります。
通信速度が速い
有線LANはWi-Fiよりも高速な通信が可能です。
Wi-Fiの場合、環境によって速度が大きく変わりますが、有線LANでは比較的安定した高速通信ができます。
特に以下のような場合に効果を感じやすいでしょう。
・大容量のファイルをダウンロードする
・クラウドサービスを利用する
・動画配信を視聴する
通信速度を重視する人には、有線LANは非常に便利な方法です。
セキュリティが高い
Wi-Fiは電波を利用するため、場合によっては第三者に通信を盗み見されるリスクがあります。
しかし有線LANはケーブル接続なので、外部から通信を盗聴されにくいというメリットがあります。
そのため、
・会社のネットワーク
・業務用システム
・重要なデータ通信
などでは有線LANがよく利用されています。
Androidで有線LAN接続するために必要な機器
Androidで有線LANを使うには、いくつかの機器が必要です。
USB-LAN変換アダプター
LANケーブルをAndroidに接続するための機器です。
USBポートをLANポートに変換する役割があります。
以下のような種類があります。
・USB-C → LAN
・microUSB → LAN
最近のAndroidスマートフォンはUSB-Cが多いため、USB-C対応LANアダプターを選ぶことが多いでしょう。
USB OTGアダプター
USB OTGは、スマートフォンにUSB機器を接続するための機能です。
OTGアダプターを使うことで、LANアダプターなどの周辺機器を接続できます。
最近のAndroidスマートフォンはOTG機能が標準搭載されている場合が多く、アダプターなしでも使用できる場合があります。
LANケーブル
ルーターやハブと接続するためのLANケーブルです。
家庭用であれば、一般的なCAT5eまたはCAT6ケーブルで問題ありません。
Androidで有線LAN接続する手順
Androidで有線LANを使う手順はとても簡単です。
基本的には以下の手順で接続できます。
1 LANアダプターを接続する
まずAndroid端末にLANアダプターを接続します。
USB-CポートまたはmicroUSBポートに接続してください。
2 LANケーブルを接続する
次にLANアダプターにLANケーブルを接続します。
LANケーブルのもう一方は、ルーターやハブに接続します。
3 自動でインターネット接続される
多くのAndroid端末では、LAN接続すると自動でIPアドレスが取得されます。
特に設定を変更しなくても、インターネットに接続できることがほとんどです。
ブラウザを開いてインターネットが利用できれば成功です。
有線LANが使えない場合の対処法
Androidで有線LANが使えない場合、いくつかの原因が考えられます。
OTG機能が有効になっていない
一部のAndroid端末では、OTG機能を設定から有効にする必要があります。
設定手順の例です。
設定
↓
追加設定
↓
OTG接続
ここをオンにするとUSB機器が利用できるようになります。
アダプターが対応していない
LANアダプターの種類によっては、Androidに対応していないものがあります。
購入する際は、
Android対応
USB-C LANアダプター
と記載されている製品を選ぶと安心です。
電力不足
LANアダプターによっては、電力が不足すると動作しないことがあります。
その場合は、
・電源付きUSBハブを使う
・別のアダプターを使う
などで改善することがあります。
Androidで有線LANを使う場面
Androidで有線LANを使う場面は意外と多くあります。
会社のネットワーク接続
企業のネットワークでは、セキュリティのためWi-Fiが使えない場合があります。
そのような環境でも、有線LANならAndroid端末を接続できます。
Wi-Fiが使えない場所
ホテルや会議室などでは、LANケーブルしか用意されていない場合もあります。
そんなときでも、LANアダプターがあればAndroidでインターネットが利用できます。
配信や動画視聴
ライブ配信や動画視聴では、通信の安定性が重要です。
有線LANなら通信が安定するため、途中で止まることが少なくなります。
有線LAN利用時の注意点
Androidで有線LANを使う際には、いくつか注意点があります。
すべての端末が対応しているわけではない
Android端末によっては、USB OTGに対応していない場合があります。
その場合、有線LANは利用できません。
購入前に仕様を確認しておくことが大切です。
ケーブルが必要になる
Wi-Fiは無線なのでケーブルが不要ですが、有線LANはケーブルが必要になります。
そのため、
・持ち運びがやや不便
・配線が必要
といったデメリットもあります。
充電ができない場合がある
LANアダプターを使用すると、スマートフォンのUSBポートを使用するため充電できないことがあります。
その場合は、
LAN + 充電対応のUSBハブ
を使うと同時利用が可能になります。
まとめ
AndroidはWi-Fiやモバイル通信だけでなく、有線LANでもインターネット接続が可能です。
LANアダプターとOTG機能を利用することで、スマートフォンでも安定したネットワーク通信を利用できます。
有線LANのメリットは次の通りです。
・通信が安定する
・高速通信が可能
・セキュリティが高い
特にオンライン会議、動画視聴、仕事などでは、有線LANの安定した通信が大きなメリットになります。
Androidで有線LANを利用したい場合は、USB-LAN変換アダプターを用意し、LANケーブルを接続するだけで簡単に利用できます。Wi-Fiが不安定な環境では、ぜひ有線LAN接続を試してみてください。
