8月13日は、実はただの真夏の一日ではありません。左利きの人々を祝う「国際左利きの日(International Lefthanders Day)」をはじめ、怪談の醸し出す背筋の凍る「怪談の日」、幻想的な夜景に寄り添う「函館夜景の日」、さらには日本の国旗と国歌をめぐる象徴的な出来事など、多彩な「今日は何の日」が重なります。今回は、そんな8月13日の記念日や歴史を深掘りし、日常に新たな視点をプラスする読み物としてお届けします。
国際左利きの日を考える ~左利きの文化とグッズに光を当てる日~
毎年8月13日は、「International Lefthanders Day(国際左利きの日)」として、左利きの人々の独自性や抱える課題に注目する日です。1976年にDean R. Campbell氏が提唱し、1992年にLeft‑Handers Clubによって定着した記念日です。学校や家庭、社会の中で直面しがちな不便や偏見に光を当てる機会として、また、左利き用のハサミやキッチン道具など左利き専用グッズの意識向上にもつながる日として、国際的に広く認知されています。
怪談の日 ~言霊と背筋が蘇る夜のエンタメ~
8月13日は、「怪談の日」としても知られています。これは怪談テラー・稲川淳二さんによる「MYSTERY NIGHT TOUR 稲川淳二の怪談ナイト」の初公演が1993年8月13日に川崎で開催されたことに由来します。夜の闇に潜む不思議な話にぞくぞくしたい“涼”を求める人にはぴったりの一日。昭和の舞台裏から現代の語りとして続く、文化としての“怪談”の魅力にも目を向けたいところです。
函館夜景の日 ~光が奏でる夏のロマンチックな風景~
「函館夜景の日」も8月13日の記念日として知られています。函館市の美しく輝く夜景にちなんだ記念日で、まるで夜空の宝石箱のような風景に、夏の終わりに訪れるロマンチックな余韻を感じさせます。旅行や夏のナーイティブな体験として、カップルや写真愛好家にも人気のスポットとなっています。
国旗・国歌制定の象徴的日 ~教育現場における議論の背景~
1999年8月13日には「国旗及び国歌に関する法律(国旗国歌法)」が公布・施行され、日本の日の丸と君が代が制度的に位置づけられました。この法律の制定によってその後、教育現場では旗や歌への対応が教育指導の焦点の一つとなり、さまざまな議論を巻き起こしました。記念日とは異なるスイッチですが、国民の象徴と教育現場との関係を振り返る日としても意味があります。
歴史を振り返る ~過去のできごとから未来へ思いを馳せる~
8月13日には、世界史にも忘れ難い出来事があります。1961年の「有刺鉄線の日(Barbed Wire Sunday)」として、東ドイツがベルリンを分断する鉄条網を設置した日で、後のベルリンの壁建設につながりました。また、1521年にはスペインのコルテスがアステカ王国の首都テノチティトランを征服し、1792年にはフランス革命においてルイ16世が逮捕されるなど、歴史の転換点となった日でもあります。こうした事件を振り返ることで、今日という日を歴史的視座から見つめ直すきっかけにもなります。
まとめ
8月13日は、左利きの人を尊重し想う日、闇にひそむ怪談を楽しむ日、函館の夜景に酔いしれる日、国の象徴に向き合う日、世界史の転換点を思い返す日…そのすべてが重なっている、多層的で味わい深い一日です。あなたの生活やブログの切り口としても、どこかひと味違った深みを添えてくれる内容ではないでしょうか。ぜひ、あなたの色でこの日を彩ってみてください。