六曜(ろくよう)は、日本の暦において日ごとの吉凶を示す指標として、冠婚葬祭やイベントの日取りを決める際に今もなお多くの人に活用されています。
本記事では、2025年5月の六曜カレンダーを日別に紹介しつつ、六曜の意味や活用の仕方、注意点などをわかりやすく解説します。
これから結婚式、引越し、開店、法要などを予定している方は、ぜひスケジュールの参考にしてみてください。
六曜とは何か?その基本をおさらい
六曜とは、「先勝(せんしょう)」「友引(ともびき)」「先負(せんぷ/さきまけ)」「仏滅(ぶつめつ)」「大安(たいあん)」「赤口(しゃっこう/しゃっく)」の6つの日の分類です。もともとは中国由来の占いが元になっており、日本では明治時代以降に広まったとされています。
各六曜には以下のような意味があります:
- 先勝(せんしょう):午前中が吉、午後は凶。急いで行動するのがよいとされます。
- 友引(ともびき):基本的には吉日。ただし、葬儀は「友を引く」とされ避けられます。
- 先負(せんぷ):午前が凶、午後が吉。静かに過ごすのが無難。
- 仏滅(ぶつめつ):六曜の中で最も凶の日。大きな行動は避けるとよいとされます。
- 大安(たいあん):最も吉の日。結婚式や開業日などに人気です。
- 赤口(しゃっこう):午前11時~午後1時のみ吉。それ以外は凶とされます。
2025年5月の六曜カレンダー一覧
ここでは、2025年5月1日から5月31日までの日ごとの六曜を一覧で紹介します。
日付 | 六曜 | 備考 |
---|---|---|
5/1 | 赤口 | 昭和の日の振替休日 |
5/2 | 先勝 | |
5/3 | 友引 | 憲法記念日 |
5/4 | 先負 | みどりの日 |
5/5 | 仏滅 | こどもの日 |
5/6 | 大安 | 振替休日 |
5/7 | 赤口 | |
5/8 | 先勝 | |
5/9 | 友引 | |
5/10 | 先負 | |
5/11 | 仏滅 | 母の日 |
5/12 | 大安 | |
5/13 | 赤口 | |
5/14 | 先勝 | |
5/15 | 友引 | |
5/16 | 先負 | |
5/17 | 仏滅 | |
5/18 | 大安 | |
5/19 | 赤口 | |
5/20 | 先勝 | |
5/21 | 友引 | |
5/22 | 先負 | |
5/23 | 仏滅 | |
5/24 | 大安 | |
5/25 | 赤口 | |
5/26 | 先勝 | |
5/27 | 友引 | |
5/28 | 先負 | |
5/29 | 仏滅 | |
5/30 | 大安 | |
5/31 | 赤口 |
結婚式や引越しにおすすめの日は?
六曜は、特に冠婚葬祭において活用されることが多く、日取りを決める際の参考になります。たとえば「大安」は最も吉日とされ、結婚式や新築祝いなどのお祝い事に人気です。
2025年5月で大安にあたる日は以下の通りです:
- 5月6日(火)※振替休日で縁起もよく、人気が集中しやすい日
- 5月12日(月)
- 5月18日(日)
- 5月24日(土)
- 5月30日(金)
特に5月18日(日)や24日(土)は週末に重なるため、結婚式やイベントには最適です。
仏滅を避けるべきケースとは?
「仏滅」は文字通り、仏が滅するほどの悪日とされ、縁起を担ぐ人にとっては避けるべき日です。
たとえば、以下のような行事は仏滅を避ける傾向があります:
- 結婚式(出席者に不快感を与える場合がある)
- 開店・開業(縁起を担ぐ経営者に好まれない)
- お祝い事全般
2025年5月の仏滅は以下の通りです:
- 5月5日(月・こどもの日)
- 5月11日(日・母の日)
- 5月17日(土)
- 5月23日(金)
- 5月29日(木)
ただし、近年では「仏滅割引」などの特典があることも多く、コストを重視する方にはあえて選ばれる場合もあります。
友引は葬儀に注意が必要
「友引」は本来、昼間を中心に吉日とされる日ですが、葬儀に関しては「友を引く」との意味から避けるべき日とされています。
そのため、火葬場などが休業になることもあり、葬儀社と日程を調整する際は事前確認が重要です。
2025年5月の友引の日:
- 5月3日(土)
- 5月9日(金)
- 5月15日(木)
- 5月21日(水)
- 5月27日(火)
六曜は絶対ではないが、配慮として大切
現代では、「科学的根拠がない」として六曜を気にしない人も増えています。しかし、冠婚葬祭や年配の親族が関わる場面では、六曜を意識した日取りの調整が必要なこともあります。
特に結婚式や法要など、大勢の人が関わる行事では、六曜を一応確認し、配慮を示すことが円滑な人間関係を築くためにも有効です。
まとめ|六曜を上手に使って予定をスムーズに
2025年5月の六曜カレンダーを確認しておくことで、冠婚葬祭や重要なイベントの計画に役立てることができます。
とくに「大安」や「友引」は人気の日取りなので、早めにスケジュールを立てると安心です。
六曜はあくまで目安ですが、日本の伝統的な慣習を大切にする一つの文化でもあります。自分の考えと周囲の価値観のバランスをとりつつ、賢く活用していきましょう。