PythonでWordPressに自動投稿！初心者でもできるREST APIによる記事投稿の手順を完全解説

ブログやニュースサイトの運営で「記事を自動投稿できたら便利なのに」と思ったことはありませんか？
実は、WordPressには「REST API」と呼ばれる機能があり、Pythonなどのプログラミング言語を使えば、記事を自動で投稿することが可能です。

本記事では、PythonからWordPressへ記事を自動投稿するための手順を、初心者にもわかりやすく解説します。
環境構築からコードの具体例、トラブル時の対処法まで網羅して紹介するので、自動化に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

WordPressに自動投稿する仕組みとは？
1. REST APIの主なエンドポイント
事前準備：必要な環境と設定
1. 1. WordPressの環境確認
2. 2. WordPress側の認証設定
  1. アプリケーションパスワードの設定手順
Pythonスクリプトで自動投稿する方法
1. 使用するライブラリ
2. 投稿スクリプトの基本構成
投稿時によくあるエラーと対処法
1. エラー例1：401 Unauthorized
2. エラー例2：403 Forbidden
HTMLタグの扱いと注意点
自動投稿をさらに便利にする応用アイデア
まとめ

WordPressに自動投稿する仕組みとは？

WordPressはREST APIを通じて、外部のプログラムから投稿や更新、削除などの操作ができます。
このAPIはHTTPリクエストを使って動作するため、PythonのようなHTTP通信ができる言語なら連携は簡単です。

REST APIの主なエンドポイント

投稿一覧取得：GET /wp-json/wp/v2/posts
新規投稿作成：POST /wp-json/wp/v2/posts
投稿の更新：POST /wp-json/wp/v2/posts/{id}

これらに対して適切なデータと認証情報を送ることで、自動投稿が可能になります。

事前準備：必要な環境と設定

PythonからWordPressへ投稿するには、以下の準備が必要です。

1. WordPressの環境確認

WordPressがREST APIを有効にしている（通常はデフォルトで有効）
HTTPS対応であること（セキュリティ上推奨）

2. WordPress側の認証設定

WordPress REST APIでは認証が必須です。簡単に使える認証方法として「アプリケーションパスワード」があります。

アプリケーションパスワードの設定手順

WordPressに管理者でログイン
ユーザープロフィール画面を開く
「アプリケーションパスワード」セクションで名前を入力し生成
表示されたパスワードをメモしておく（再表示不可）

Pythonスクリプトで自動投稿する方法

ここでは、Pythonスクリプトで記事を投稿する方法を具体的に紹介します。

使用するライブラリ

pip install requests

投稿スクリプトの基本構成

import requests
from requests.auth import HTTPBasicAuth

# WordPressサイトのURL
url = "https://your-wordpress-site.com/wp-json/wp/v2/posts"

# 認証情報（ユーザー名とアプリケーションパスワード）
username = "your-username"
app_password = "your-application-password"

# 投稿内容
data = {
    'title': 'Pythonからの自動投稿テスト',
    'content': '<h2>これはPythonから投稿された記事です。</h2>',
    'status': 'publish'  # draft にすれば下書き投稿も可
}

# 投稿リクエスト送信
response = requests.post(url, auth=HTTPBasicAuth(username, app_password), json=data)

# 結果の確認
if response.status_code == 201:
    print("✅ 投稿成功！")
else:
    print(f"❌ 投稿失敗: {response.status_code}")
    print(response.text)