海外企業と取引をしたり、外資系企業に就職したりする際に、会社の部署名を英語で知っておくことは非常に重要です。
英語で部署名を正しく理解し、使いこなせるようになれば、円滑なコミュニケーションを図ることができます。
しかし、日本語と英語では会社の組織構造や部署名に違いがあるため、直訳では通じないこともあります。
例えば、日本の「総務部」はそのまま「General Affairs Department」と訳されることもありますが、「Administration Department」と表現される場合もあります。
本記事では、英語での会社の部署一覧をわかりやすく解説し、それぞれの役割についても説明します。
これを読めば、ビジネスシーンで自信を持って英語で部署名を使えるようになります!
目次
1. 会社全体を統括する部署の英語名
企業の中枢を担う部署の英語名を紹介します。
- Management Division / Executive Office(経営陣・役員室)
会社の経営方針を決定し、組織全体を統括する部署。 - Corporate Planning Department(経営企画部)
企業の中長期的な経営戦略を策定する部署。 - General Affairs Department(総務部)
会社全体の管理業務を担当する部署で、庶務やオフィス管理を行う。 - Legal Department(法務部)
会社の法律に関する業務を担当し、契約書の作成やコンプライアンス管理を行う。 - Administration Department(管理部)
会社全体の管理業務を担い、総務・人事・経理を統括することもある。
2. 財務・経理・会計関連の部署の英語名
企業の資金管理や会計業務を行う部署の英語表現を紹介します。
- Finance Department(財務部)
企業の資金調達や運用、投資管理を行う。 - Accounting Department(経理部)
会社のお金の出入りを管理し、財務諸表の作成や決算を担当する。 - Audit Department(監査部)
会社の財務状況や業務プロセスのチェックを行い、不正防止や効率化を図る。 - Tax Department(税務部)
税務申告や税金に関する業務を担当する。
3. 人事・採用・労務関連の部署の英語名
社員の採用や人材育成、労務管理を行う部署の英語名を紹介します。
- Human Resources Department (HR Department)(人事部)
社員の採用や教育、評価、福利厚生などを担当する。 - Recruitment Division(採用部)
新卒・中途採用の計画や採用活動を行う。 - Labor Relations Department(労務部)
労働環境の整備や労働組合との交渉を担当する。 - Training and Development Department(研修・教育部)
社員のスキル向上やキャリア開発のための研修を行う。
4. 営業・マーケティング・広報の部署の英語名
売上向上に貢献する営業・マーケティング・広報関連の部署の英語表現を紹介します。
- Sales Department(営業部)
商品やサービスを販売し、売上を伸ばすことを目的とする部署。 - Marketing Department(マーケティング部)
市場調査やプロモーション、ブランディングなどを担当する。 - Public Relations Department(広報部)
会社のイメージ戦略やメディア対応、プレスリリースの作成を行う。 - Customer Service Department(カスタマーサービス部)
顧客対応やクレーム処理、サポート業務を行う。
5. 製造・技術・研究開発の部署の英語名
企業のモノづくりや技術開発に関わる部署の英語名を紹介します。
- Production Department(生産部)
製造ラインの管理や生産計画の策定を行う。 - Engineering Department(技術部)
製品開発や設計、エンジニアリング業務を担当する。 - Research and Development Department (R&D Department)(研究開発部)
新技術や新製品の開発を行う。 - Quality Control Department(品質管理部)
製品の品質基準を設定し、品質の維持・向上を図る。
6. IT・情報管理の部署の英語名
企業のITインフラやデータ管理を担当する部署の英語表現を紹介します。
- Information Technology Department (IT Department)(情報技術部)
社内システムの運用・保守やネットワーク管理を担当する。 - System Development Department(システム開発部)
社内外向けのシステムの開発・導入を行う。 - Cybersecurity Department(サイバーセキュリティ部)
セキュリティ対策や情報漏洩防止を担当する。 - Data Management Department(データ管理部)
データの収集・分析・管理を行い、企業の意思決定をサポートする。
7. ロジスティクス・購買・調達の部署の英語名
物流や仕入れに関わる部署の英語表現を紹介します。
- Logistics Department(物流部)
商品の輸送・保管・流通を管理する。 - Procurement Department(調達部)
必要な原材料や資材の購入を担当する。 - Supply Chain Management Department(サプライチェーン管理部)
供給プロセス全体を最適化し、効率化を図る。
まとめ
今回は、会社の部署を英語で表現する際の用語と、その役割について解説しました。
日本語の部署名と完全に一致する英語表現はない場合もありますが、本記事のリストを参考にすれば、より適切な言葉を選ぶことができるでしょう。
海外の企業と仕事をする際や、外資系企業で働く場合に役立つので、ぜひ活用してください!