数字を英語で表現する機会は、日常会話やビジネス、海外旅行、さらには資格試験などでも頻繁に訪れます。たとえば、金額の読み方や日付、電話番号、統計データのやり取りなど、数字を正しく使えるだけでコミュニケーションがぐっとスムーズになります。
しかし、英語の数字表現は「one, two, three」といった基本だけではなく、「thousand(千)」「million(百万)」「billion(十億)」といった大きな数や序数(first, second, third)、小数、分数など幅広いバリエーションがあります。
この記事では、数字の英語表現を一覧形式で整理し、基礎から応用までを分かりやすく解説します。数字の英語が苦手な方でも、読み進めるうちに自信を持って使えるようになるはずです。
数字の基本(0から20まで)
英語の数字は、0から20までをしっかり覚えることが第一歩です。この範囲は特に不規則な単語が多いため、丸暗記が必要です。
- 0:zero, oh(電話番号などで使う)
- 1:one
- 2:two
- 3:three
- 4:four
- 5:five
- 6:six
- 7:seven
- 8:eight
- 9:nine
- 10:ten
- 11:eleven
- 12:twelve
- 13:thirteen
- 14:fourteen
- 15:fifteen
- 16:sixteen
- 17:seventeen
- 18:eighteen
- 19:nineteen
- 20:twenty
この範囲は会話でも頻出で、特に11〜19は「teen」となるため「ティーンエイジャー」の語源でもあります。
21から100までの数え方
20以降は規則性があります。21から99までは「tens(十の位)」+「ones(一の位)」を組み合わせて表現します。
- 21:twenty-one
- 35:thirty-five
- 48:forty-eight
- 62:sixty-two
- 77:seventy-seven
- 99:ninety-nine
ポイントは「forty(40)」のスペルが「fourty」ではなく「forty」である点です。初心者がよく間違えるので注意しましょう。
100以上の数字
100以上になると「hundred」「thousand」「million」などの単位を使います。
- 100:one hundred
- 101:one hundred and one(イギリス英語)、one hundred one(アメリカ英語)
- 1,000:one thousand
- 10,000:ten thousand
- 100,000:one hundred thousand
- 1,000,000:one million
- 1,000,000,000:one billion
「million」は百万、「billion」は十億を意味します。アメリカ英語では「billion=十億」ですが、イギリス英語ではかつて「billion=兆」と表現していた歴史があるため、注意が必要です。現代ではアメリカ式が一般的になっています。
序数(first, second, third)
日付や順序を表すときには「序数(ordinal numbers)」を使います。
- 1st:first
- 2nd:second
- 3rd:third
- 4th:fourth
- 5th:fifth
- 21st:twenty-first
- 100th:hundredth
序数は日付表現でも重要です。たとえば「July 4th」は「July fourth」と読みます。カレンダーやイベントの日付を言う際に欠かせません。
小数・分数の表現
数字の英語は小数や分数の場面でもよく使います。
- 小数点は「point」で表現します。
- 3.14:three point one four
- 0.5:zero point five(またはpoint five)
- 分数は「分子/分母」で表します。
- 1/2:a half または one half
- 1/3:one third
- 3/4:three quarters
- 2/5:two fifths
分母が複数になるときは複数形にする点も覚えておくと自然に言えます。
年号や電話番号の読み方
数字の英語は年号や電話番号でも独特の読み方をします。
- 年号
- 1999年 → nineteen ninety-nine
- 2025年 → twenty twenty-five または two thousand twenty-five
- 電話番号
- 090-1234-5678 → oh nine oh, one two three four, five six seven eight
電話番号では「0」を「zero」ではなく「oh」と読むのが一般的です。
- 090-1234-5678 → oh nine oh, one two three four, five six seven eight
数字の表現で気をつけたいポイント
- カンマの位置
日本語では4桁ごとに区切りますが、英語では3桁ごとに区切ります。例:1,000,000(100万)。 - 大きな数の感覚
日本語の「万」「億」という単位は英語には存在せず、千(thousand)単位で表現するため、換算に慣れる必要があります。 - 口語表現
「a dozen(12個)」「a couple of(2〜3個)」など慣用的な数字表現もよく使われます。
ビジネス・日常で役立つ数字の英語表現
- 金額表現
- $25.50 → twenty-five dollars fifty(アメリカ式)
- 統計データ
- 15% → fifteen percent
- 比率
- 3:1 → three to one
このように場面ごとに数字表現を使い分けられると、英語でのやり取りがスムーズになります。
まとめ
数字の英語表現は、基礎の0〜20に始まり、21以降の規則、大きな数、序数、小数、分数、年号、電話番号など多岐にわたります。数字を自在に操れるようになると、会話・メール・ビジネスシーンすべてで役立ちます。特に日本語には「万」「億」という単位があるため、英語との違いを意識すると理解が深まります。
この記事で紹介した一覧を何度も見返し、日常生活で積極的に使うことで、自然と身についていくでしょう。