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Googleマップで過去の地図を表示する方法|昔の風景を簡単に確認する手順と活用法

「この場所、昔はどうなっていたんだろう?」
そんなふうに思ったことはありませんか?今や当たり前のように使われているGoogleマップですが、実は過去の古い地図やストリートビューの画像を表示する方法があることをご存じでしょうか。
この記事では、Googleマップで過去の地図を確認する方法や、昔の街並みを振り返る手順を画像付きでわかりやすく解説します。歴史好きな方や不動産、建築、街づくりに関心のある方にとっても必見の内容です。


Googleマップで「過去の地図」が見られるって本当?

Googleマップは日々アップデートされており、最新の情報を私たちに提供してくれます。しかし、Googleはストリートビューという機能を使って、過去の画像データも保存しており、一部の地域では数年前までさかのぼって見ることができます。

「地図」というよりも、ストリートビューの画像を切り替えることで「過去の街の姿」を見ることができるのがポイントです。たとえば、5年前に取り壊された建物が写っている様子など、時間をさかのぼって確認できるのです。


過去のストリートビュー画像を見る方法

手順1:PC版Googleマップにアクセス

過去の画像を確認するには、スマートフォンではなく、PC版のGoogleマップ(https://maps.google.com)を利用する必要があります。これは過去画像の切り替え機能がスマホでは未対応だからです。

手順2:見たい場所を検索する

Googleマップ上部の検索バーに、確認したい場所の住所や施設名を入力してエンターキーを押します。地図上にその場所が表示されたら、地図の右下にある「黄色い人型アイコン(ペグマン)」をドラッグします。

手順3:ストリートビューに切り替える

ペグマンを目的の場所にドラッグ&ドロップすると、ストリートビューに切り替わります。場所によっては道路が青く表示されるので、その範囲内であればストリートビューが利用可能です。

手順4:「時計アイコン」で過去にさかのぼる

ストリートビューに切り替えたあと、左上に「時計アイコンと年月日」が表示されることがあります。これをクリックすると、過去に撮影されたストリートビュー画像の年表が表示され、自由に過去の画像を選んで見ることができます。


過去の航空写真を見ることはできる?

Googleマップでは、現在の航空写真(衛星画像)は確認できますが、「過去の航空写真」には対応していません。ただし、Google Earthという別のアプリを利用することで、ある程度過去の航空写真を見ることが可能になります。

Google EarthはGoogleが提供している地球儀型アプリで、より詳細な地形や航空写真を見ることができます。特にPC版Google Earth Pro(無料)を使えば、過去の航空写真に切り替える機能があり、時系列での比較が可能です。


Google Earthを使って過去の航空写真を表示する方法

手順1:Google Earth Proをインストール

Google Earth Proは無料でダウンロードできるデスクトップアプリです。以下の公式サイトからインストールしてください。
https://www.google.com/earth/versions/#earth-pro

手順2:アプリを起動し、場所を検索

アプリを立ち上げたら、左上の検索バーに見たい場所の住所や地名を入力して検索します。

手順3:「時計アイコン」で過去画像を切り替える

画面上部のツールバーにある「時計アイコン(過去の画像を表示)」をクリックすると、画面上にスライダーが表示されます。これを左右に動かすことで、過去の航空写真に切り替えることができます。


古い地図を比較する活用アイデア

1. 街の変化を調査する

たとえば再開発が進む駅前の風景がどのように変わってきたかを、年ごとに確認できます。不動産や建築関係の業務で活用している人も多くいます。

2. 昔の思い出をたどる

「ここに昔〇〇があったな」と記憶をたどるのにも便利です。引っ越し前の家の外観や、取り壊された母校など、懐かしい風景を再確認できます。

3. 歴史的資料としての活用

都市開発の歴史や、災害の被害状況など、過去のストリートビューは歴史の記録資料としても価値があります。


Googleマップでは見られない地図の過去資料を探すには?

GoogleマップやGoogle Earth以外にも、過去の地図や空中写真を閲覧できるサービスがあります。

  • 国土地理院の「地図・空中写真閲覧サービス」
    https://mapps.gsi.go.jp/
    明治・大正・昭和の空中写真や地形図が見られる、非常に貴重な公的サービスです。
  • 今昔マップ on the Web
    http://ktgis.net/kjmapw/
    昭和初期や戦前戦後の地図と現在の地図を比較できるWebサービスです。

これらのツールを使えば、Googleマップではカバーできない歴史的な地図情報にもアクセス可能です。


スマホで過去の地図は見られないの?

2025年現在、Googleマップのスマートフォンアプリでは、過去のストリートビューを切り替える機能は非対応です。過去の情報を閲覧したい場合は、PCブラウザまたはGoogle Earth Proを使用しましょう。


まとめ:今と昔を見比べるのは思っているより簡単

GoogleマップやGoogle Earthを使えば、思い出の場所や街の変化を、時間をさかのぼって確認することが可能です。
特にPC版のGoogleマップでは、過去のストリートビュー画像にアクセスできる機能が便利で、誰でも無料で使うことができます。

普段何気なく使っている地図にも、意外な歴史や記憶が眠っているかもしれません。この機会にぜひ試して、あなただけの「地図のタイムマシン」を楽しんでみてください。

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