本日は、windows10のローカルアカウントのパスワードを忘れた時の対処法について解説します。
あまり使わないパソコンを起動した時にパスワードがわからなくなったことはないでしょうか。
本日は、そんな時に復旧させる方法を2つご紹介します。
対処法は、下記の2つがあります。
1.秘密のパスワードに答える。
2.インストールメディアを作成し、パスワード変更する。
1803以降のWindows10は、インストール時に3つの秘密の質問を設定するになっています。
この3つの質問の答えれると、パスワードをリセットすることができます。
ログイン画面でパスワードのリセットをクリックします。
秘密の質問に答えます。正しければ、パスワード変更の画面になります。
パスワードを設定します。
このやり方でパスワードを変更できる場合は、よいですね。
次は、秘密の質問の答えも忘れた場合です。
この方法は、やや複雑ですので、よく記事を読んでから実施してください。
参考にしたサイトは下記です。
・準備するもの(8GB以上の容量が必要です。)
USBハードディスク
Windows10のダウンロードサイトからダウンロードし、インストールメディアを作成します。
Windows10 ダウンロードサイト
ページ下側の「ツールを今すぐダウンロード」をクリックします。
ダウンロード後、ツールを起動します。
画面の遷移を説明します。
「同意する」をクリックします。
「別のPCのインストールメディアを作成する」を選び、「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
「USBフラッシュドライブ」をクリックし、「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
ダウンロードが始まります。
30分くらいで完了しました。
次に、Windows10を再起動し、USBブートを行います。
キーボードの「Shift」キーを押しながら、再起動を行います。
起動画面から「トラブルシューティング」をクリックします。
「詳細オプション」をクリックします。
「スタートアップ設定」をクリックします。
再起動をクリックします。
再起動が始まると、BIOSの画面を起動させます。
BIOSの画面の起動は、メーカごとに違います。確認をお願いします。
ブートの順番を「USB Memory」を一番にし、保存して終了します。
USBから起動が始まり、インストール画面が表示されます。
ここでキーボードの「Shift」キーと「F10」を押します。
コマンドプロンプトが起動します。
これで、コマンドプロンプトからPCを触ることができます。
このコマンドプロンプトを使ってやることを簡単に説明します。
ログイン画面に表示されている「コンピュータの簡単操作」というボタンはexeファイルになっています。exeファイル名は、「utilman.exe」です。
このutilman.exeの実態をコマンドプロンプト(cmd.exe)にして、パスワードを強制変更するっという流れです。
画面の説明に戻ります。
最初にすることは、ドライブを移動します。
だいたいの場合が、Cドライブは、USBが設定されており、
DドライブかEドライブがWindowのドライブになっています。
私の場合は、Eドライブになっていました。
dirコマンドでWindowsフォルダが見つかるとそのドライブがWindowがあるドライブです。
では、次にutilman.exeの中身をcmd.exeにします。やり方はcopyコマンドを使用します。
1.まず、フォルダを移動します。
cd windows\system32
2.次にUtilman.exeの名前を変更します。
ren Utilman.exe Utilman.org
3.cmd.exeをコピーし、名前をutilman.exeにします。
copy cmd.exe utilman.exe
copyが終わると、再起動します。「ESC」キーを押すと、インストールが中断できます。
再起動後、下記「赤枠のボタン」をクリックします。
コマンドプロンプトが起動します。
これでコマンドが使えます。net userコマンドでパスワードを変更します。
net user ユーザ名 新しいパスワード
パスワード「12345」でログインできました。
本日は、パスワードを忘れた場合の対応を説明しました。
パスワードを忘れてログインできなくなることは、よくあることです。
この手順が役に立つことがないよう日頃からパスワードは覚えておきたいですね。