ひかり回線を選ぶ際、「どの回線が多く使われているのか」「どの会社がシェアを持っているのか」が気になる方は多いのではないでしょうか。
料金や速度を比較する前に、市場全体の構造や勢力図を理解しておくことで、自分に合った回線を選びやすくなります。
本記事では、日本のひかり回線市場を「回線の分類」と「提供業者」という2つの視点から整理し、それぞれのシェア(利用割合)をわかりやすく解説します。
ひかり回線の全体像を把握したい方、比較記事を読む前の基礎知識として知っておきたい方に向けた内容です。
日本のひかり回線(FTTH)は、家庭用・法人用を含めて約4,000万回線規模まで普及しています。
固定ブロードバンド回線の中でも、ひかり回線は圧倒的な主流となっており、市場はすでに成熟期に入っています。
そのため現在のひかり回線市場は、
という特徴を持っています。
ひかり回線のシェアを理解するうえで重要なのは、
「どの回線インフラを使っているか」です。
日本のひかり回線は、次の4つに分類できます。
この分類ごとに、シェアの大きさやユーザー層が大きく異なります。
NTT系ひかり回線とは、
NTT東日本
NTT西日本
が保有する光回線を利用したサービス群を指します。
フレッツ光と光コラボレーションを含めたNTT系回線は、
ひかり回線市場全体の約55〜60%前後を占める最大勢力です。
理由は非常にシンプルです。
「選べる回線がNTT系しかない」という地域も多く、
結果としてシェアが集中しています。
光コラボは、NTT系回線の中でも特に利用者が多い区分です。
回線自体は同じでも、契約先の事業者ごとにシェアが分かれます。
上位はスマホキャリア系が占めており、
スマホとのセット割がシェア拡大の最大要因となっています。
独自回線とは、NTTのフレッツ回線を使わず、
事業者が独自に敷設・運用している光回線です。
市場全体に占めるシェアは
約15〜20%前後と推定されます。
KDDI が提供する auひかり は、
独自回線の中で最大規模です。
ソニーネットワークコミュニケーションズ が提供する NURO光 は、
シェア自体は数%規模ですが、存在感は非常に大きい回線です。
独自回線は「使える人は選びたいが、全員は使えない」性質を持っています。
電力会社系ひかり回線は、地域限定ながら根強い人気があります。
市場全体では 約8〜10%前後のシェアです。
各地域ではNTT系を上回る評価を受けることもありますが、
全国展開できないためシェアは限定的です。
CATV(ケーブルテレビ)系回線は、
市場全体の 約5%前後と推定されます。
代表的な事業者は JCOM です。
近年は光化が進んでいますが、
速度重視層からは選ばれにくい傾向があります。
回線分類ごとのシェア感を整理すると、次のようになります。
この構造からも、
**「ひかり回線=NTT系が中心」**であることがわかります。
シェアが大きい回線=必ずしも最適とは限りませんが、
というメリットがあります。
一方、独自回線や電力系回線は、
という位置づけになります。
ひかり回線のシェアは、「回線分類」と「提供業者」によって明確な構造を持っています。
このシェア構造を理解したうえで回線を選ぶことで、
「なぜこの回線がよく勧められているのか」「自分はどの層に当てはまるのか」が見えてきます。
ひかり回線選びに迷ったときは、
まずは市場全体のシェアと分類を把握することが、最短の近道です。