8月7日――夏の真っ只中に位置するこの日は、旧暦の七夕が月遅れの形で祝われるとともに、二十四節気の「立秋」が訪れる日でもあります。日本では「鼻の日」「バナナの日」「花やしきの日」など、語呂合わせや企業由来のユニークな記念日が数多く重なり、毎年さまざまなイベントやキャンペーンが行われています。さらに世界の歴史的な出来事や国際的な記念日も重なっており、ちょっとした雑学を交えながら知っておくと話題になる「8月7日」について、多角的に深掘りします。
二十四節気の「立秋」は、暦の上では夏の終わりと秋の始まりを知らせる節目で、2025年は8月7日に立秋となりました。この日を境に「秋の気配が立つ」とされますが、実際には残暑厳しい日が続き、「立秋を過ぎても暑い」=残暑という表現の由来にもなっています。
日本耳鼻咽喉科学会が制定した「鼻(は=8/な=7)」の語呂合わせ記念日で、鼻の健康に関する啓発活動や無料相談会なども催されます。
日本バナナ輸入組合が「バ(8)ナナ(7)」の語呂合わせで制定。暑い夏に栄養たっぷりのバナナを食べて元気に乗り切ろうという目的で、消費振興をテーマに活動しています。
日本最古の遊園地「浅草花やしき」が、「はな(8)やしき(7)」の語呂合わせで制定した日。江戸時代に始まった歴史ある遊園地で、現在も家族連れに人気です。
この他にも「花の日」「花文化の日」「はなまるうどんの日」「おもちゃ花火の日」「機械の日」「オクラの日」「自分史の日」「花火人の日」「パートナーの日」など、さまざまな記念日が重なっています。
旧暦7月7日は七夕。新暦では7月7日に行う地域が多いですが、月遅れの七夕として新暦の8月7日に行われる地域もあり、この日に笹飾りや短冊を飾り付ける風習が続いています。旧暦文化との結びつきを感じさせる、夏の終わりの風物詩です。
米軍がガダルカナル島に上陸し、連合軍が太平洋戦線で初の本格的な反撃を開始した日です。半年にわたる激戦の始まりとなり、戦局を転換する重要な節目となりました
イラクによるクウェート侵攻に対抗し、アメリカがサウジアラビアに軍を投入した作戦開始の日です(湾岸戦争の前段階)
フランス人芸術家フィリップ・ペチットが、世界貿易センタービル間に無許可でワイヤーを張り綱渡りを敢行。高さ約1,300フィート、後に映画やドキュメンタリーで語り継がれています
フランスからの独立を果たした日であり、コートジボワールでは毎年8月7日が共和国記念日として祝われています
アメリカで退役軍人に授与される勲章「パープルハート」の記念日。ジョージ・ワシントンが創設した日として、8月7日がその由来とされています
世界で初めてトランジスタラジオが発売された日も8月7日とされ、電子工学の一大進展として記憶されています
多摩川でアザラシ「タマちゃん」が初めて目撃された日として、日本の動物ニュース史でも話題となりました
8月7日生まれの著名人には、俳優やスポーツ選手、音楽家などが多数います。例えば、デヴィッド・ドゥカヴニーやシャーリーズ・セロン、ブルース・ディッキンソン(アイアン・メイデン)、マイク・トラウト(MLB選手)などがいます。映画やスポーツの話題と絡めて紹介すると、記事の幅が広がります。
8月7日は、日本の季節感を表す「立秋」、旧暦文化を伝える「月遅れ七夕」、そして多数の記念日が重なるユニークな日です。一方で、世界の歴史や戦争、芸術、独立国家の記念日といった国際的な節目とも重なり、多面的に楽しめる日。雑学ネタとしても話題にしやすく、ブログやSNSで取り上げるにはぴったりです。