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フッターの基本と美しいデザイン例:HTML&CSSで作る実用サンプル付き解説

Webサイトの下部に表示される「フッター」は、サイト全体の印象を引き締める大切なパーツです。企業サイトや個人ブログ、ECサイトなど、どのようなジャンルのサイトでもフッターは必ずと言っていいほど設置されています。にもかかわらず、意外と軽視されがちなのが現実です。
本記事では、フッターの役割や基本構造、さらにHTMLとCSSを使った具体的なデザイン例を交えながら、実践的なコードも紹介していきます。これからWeb制作を始める方にも、もう一度フッター設計を見直したい方にも役立つ内容です。


フッターとは?その基本と役割

フッター(footer)は、Webページの最下部に配置される領域で、主に以下のような役割を持ちます。

  • サイト全体の情報(コピーライト、サイト名など)を表示
  • ナビゲーションの補足(メニュー、リンク、カテゴリなど)
  • 企業情報や所在地、問い合わせ先などの詳細案内
  • SNSリンクやニュースレター登録フォームなどの付加価値

特に多くのページに共通して表示されるため、ユーザーの信頼感や利便性にもつながります。


フッターに含めるべき主な要素

では、具体的にどのような情報をフッターに配置すべきかを整理してみましょう。

  • 会社名またはサイト名
  • 著作権表記(© 2025 〜)
  • プライバシーポリシーや利用規約へのリンク
  • お問い合わせへのリンク
  • サイトマップやカテゴリ一覧
  • SNSアイコン・リンク
  • 所在地や営業時間などの基本情報

必要に応じてこれらを組み合わせ、ユーザーにとって「使いやすく」「わかりやすい」設計を目指します。


HTMLで作るフッターの基本構造

以下に、HTMLのみで書いたシンプルなフッターのコードを紹介します。

<footer>
<div class="footer-inner">
<p>&copy; 2025 YourWebsite. All rights reserved.</p>
<ul class="footer-nav">
<li><a href="/about">会社概要</a></li>
<li><a href="/privacy">プライバシーポリシー</a></li>
<li><a href="/contact">お問い合わせ</a></li>
</ul>
</div>
</footer>

このように、<footer>タグを使うことで、HTMLの文書構造的にも意味のある設計ができます。


CSSで整えるフッターデザイン

上記のHTMLに対応する、基本的なCSSコードは以下の通りです。

footer {
background-color: #333;
color: #fff;
padding: 30px 20px;
text-align: center;
}

.footer-inner {
max-width: 1000px;
margin: 0 auto;
}

.footer-nav {
list-style: none;
padding: 0;
margin: 20px 0 0;
display: flex;
justify-content: center;
gap: 20px;
}

.footer-nav a {
color: #fff;
text-decoration: none;
font-weight: bold;
}

.footer-nav a:hover {
text-decoration: underline;
}

ポイントは、背景色と文字色のコントラストを強くすることと、中央揃えによるバランスの良い見た目を意識することです。


よくあるデザインパターンと応用例

1. カラム分割型

<footer class="footer-columns">
<div class="col">
<h4>会社情報</h4>
<ul>
<li><a href="#">会社概要</a></li>
<li><a href="#">沿革</a></li>
</ul>
</div>
<div class="col">
<h4>サポート</h4>
<ul>
<li><a href="#">お問い合わせ</a></li>
<li><a href="#">FAQ</a></li>
</ul>
</div>
<div class="col">
<h4>SNS</h4>
<a href="#">Twitter</a><br>
<a href="#">Instagram</a>
</div>
</footer>
.footer-columns {
display: flex;
justify-content: space-around;
background-color: #222;
color: #eee;
padding: 40px;
}

.footer-columns .col {
flex: 1;
padding: 0 20px;
}

.footer-columns h4 {
margin-bottom: 10px;
font-size: 16px;
border-bottom: 1px solid #666;
padding-bottom: 5px;
}

2. フル幅タイプ+コピーライト固定

<footer class="footer-full">
<div class="footer-top">
<a href="#">プライバシーポリシー</a>|<a href="#">利用規約</a>
</div>
<div class="footer-bottom">
<p>&copy; 2025 WebDesignLab</p>
</div>
</footer>
.footer-full {
background: #111;
color: #ccc;
padding: 20px;
font-size: 14px;
}

.footer-top {
text-align: center;
margin-bottom: 10px;
}

.footer-top a {
color: #ccc;
margin: 0 10px;
text-decoration: none;
}

.footer-bottom {
text-align: center;
}

スマホ対応(レスポンシブ)も忘れずに

レスポンシブ対応のためには、メディアクエリを使って調整しましょう。

@media screen and (max-width: 768px) {
.footer-columns {
flex-direction: column;
text-align: center;
}

.footer-columns .col {
margin-bottom: 20px;
}
}

モバイル端末では縦並びにすることで、読みやすさと操作性が向上します。


フッター作成時に気をつけたいこと

  • 過度な情報詰め込みは避ける
  • リンク切れや古い情報は定期的にチェック
  • フォントサイズや配色にも配慮して、視認性を高める
  • SEO的にも構造的にも意味のあるマークアップを意識する

まとめ

フッターは単なるおまけではなく、サイトの完成度を左右する重要なパーツです。
この記事で紹介したように、HTMLとCSSの基本を押さえれば、誰でもすぐに実用的なフッターを作ることができます。まずはシンプルなレイアウトから始めて、少しずつ自分なりのデザインに発展させていきましょう。

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