スマートフォンに標準で搭載されているGoogleマップ。ナビやお店探しに便利なこのアプリには、「タイムライン」というあまり知られていない便利な機能があります。これは、自分がいつどこに行ったかを地図上に記録・表示してくれる機能で、旅行の記録や出張履歴の確認、防犯対策などにも役立ちます。この記事では、Googleマップのタイムライン機能の使い方から、設定・活用方法、注意点までをわかりやすく解説します。
Googleマップの「タイムライン」は、Googleアカウントにログインしている状態でスマートフォンを使用していると、自動的に位置情報を記録していく機能です。この記録は後から確認することができ、地図上に「いつ・どこに行ったか」「どの交通手段を使ったか」などが表示されます。
たとえば旅行の思い出を見返したり、訪問したお店の名前を後から確認したり、仕事で訪れた場所の履歴をレポートにまとめるといった使い方が可能です。
Googleマップのタイムラインを見るには、次の手順で操作します。
ここで、日付を選べば、その日に訪れた場所や経路が表示されます。写真を撮っていれば、その写真も表示され、思い出がよみがえるような画面になります。
PCではより大きな画面で表示され、移動距離や訪問回数なども確認しやすくなっています。
Googleマップのタイムラインは、位置情報とアクティビティの履歴がオンになっている必要があります。設定手順は以下の通りです。
これで、位置情報が記録されるようになります。記録を始めた日からのデータが保存され、いつでも見返せるようになります。
Googleマップのタイムラインは、日々の生活や仕事で活用することで、さまざまなメリットがあります。以下に代表的な使い方を紹介します。
旅行中に訪れた観光地、レストラン、ホテルなどの場所が自動で記録されます。写真と組み合わせて見ると、日記のような活用もできます。
訪問先や滞在時間がわかるので、営業活動の振り返りや日報の作成にも役立ちます。忘れがちな場所でも、タイムラインを見ればすぐに思い出せます。
通勤や通学などで、移動時間がどれくらいだったかを記録から把握できます。交通手段の変更を検討する際の材料にもなります。
スマートフォンを紛失した際に、最後の位置を確認できる可能性があります。また、自分の行動履歴を把握することで、防犯の観点からも安心感があります。
タイムラインには、以下のような情報が表示されます:
このように多彩な情報がまとまっており、行動履歴が一目でわかる仕様です。
誤って記録された場所や間違った交通手段などは、編集や削除が可能です。
プライバシーを保ちたい場合や、誤記録を修正したいときに有効です。
タイムラインは便利な機能ですが、位置情報を記録するという性質上、プライバシーへの配慮も必要です。
また、タイムラインの情報は本人しか見られない設計になっているものの、Googleアカウントを共有している場合には注意が必要です。
Googleマップのタイムライン機能は、自分の移動履歴を可視化し、日々の行動を振り返るための強力なツールです。旅行や出張の記録から日常生活の分析まで、多岐にわたって活用できます。設定さえ済ませておけば自動で記録されるため、気軽に使い始めることができるのも魅力です。
一方で、プライバシー保護のための設定確認も忘れずに行い、上手に活用していきましょう。