旅行や出張、営業ルートの計画を立てるとき、目的地が複数ある場合は「経由地」を設定しておくととても便利です。Googleマップには、出発地から目的地までのルート上に「経由地」を追加する機能があり、効率的なルートを簡単に作成できます。この記事では、スマホとパソコンそれぞれの操作方法を分かりやすく解説し、経由地を上手に活用するコツや注意点まで網羅しています。
Googleマップで経由地を追加できると何が便利?
経由地の追加機能は、以下のような場面で役立ちます。
- 旅行の途中で観光地や飲食店に立ち寄るとき
- 営業で複数の訪問先を巡回するルートを作成したいとき
- 配達や送迎ルートを組むとき
これまでは各地点を個別に検索し直していた方も、経由地を設定することで1本のルートでまとめて表示され、時間や距離の管理がしやすくなります。スマートフォン・パソコンの両方から操作可能で、Googleアカウントでログインしていれば複数の端末で情報を共有することもできます。
スマートフォンで経由地を追加する方法(Googleマップアプリ)
スマホのGoogleマップアプリでは、直感的な操作で経由地の追加が可能です。
手順:
- Googleマップを起動
- 出発地と目的地を入力
- ルートが表示されたら、右上の「…(その他)」をタップ
- 「経由地を追加」を選択
- 新しい地点を入力(または地図上でタップ)
- 必要に応じて順番をドラッグで並べ替え
- 「完了」をタップするとルートが更新されます
ポイント:
- 最大で9つまで経由地を設定できます。
- 経由地の順番によりルート時間や距離が変わるので、最適な順番に調整しましょう。
- オフラインマップをダウンロードしておくと、電波がない場所でもルート確認ができます。
パソコン(ブラウザ)で経由地を追加する方法
パソコンでGoogleマップを使用する場合も操作は簡単です。広い画面で全体ルートを確認しながら操作できるのがメリットです。
手順:
- Googleマップ(https://www.google.co.jp/maps)にアクセス
- 左上の検索バーに出発地を入力
- 目的地を入力するとルートが表示される
- 「+ 経由地を追加」ボタンをクリック
- 経由地を入力、または地図をクリックして指定
- 表示された地点はドラッグで順番の変更が可能
- すべて入力後、ルートが自動で更新されます
補足:
- ブラウザではより詳細なルート比較(高速、有料道路回避など)も可能です
- 作成したルートはURLをコピーして他人と共有可能
経由地を使ったルート作成の活用例
以下のような使い方ができます。
旅行プラン作成
出発地:博多駅
経由地1:太宰府天満宮
経由地2:糸島サンセットロード
目的地:唐津城
観光スポットを順番に組み込んだルートを作ることで、無駄のない移動が可能になります。
営業ルートの管理
営業エリア内の顧客を訪問するルートを事前に作成。
効率よく回れる順番を設定し、訪問時間の調整にも役立ちます。
家族の送迎
出発地:自宅
経由地1:子供の学校
経由地2:配偶者の職場
目的地:自分の勤務先
送迎にかかる時間を事前に把握し、遅刻を防ぐのにも便利です。
経由地を使うときの注意点とコツ
経由地の数に制限がある
- 現在、Googleマップでは最大で「9カ所」まで経由地を追加できます(出発地と目的地を除いて)。
- 大量の地点を登録したい場合は、My Maps(マイマップ)機能を使うと便利です。
時間帯や交通情報を確認
- 経由地を含めたルートは、時間帯によって所要時間が大きく変動します。
- 出発予定時刻を設定して「交通状況を考慮した予測時間」を確認しましょう。
オフライン環境への対策
- 経由地を追加したルートをオフラインマップとして保存すれば、山間部や地下などネットが使えない場所でもナビが可能です。
よくある質問(FAQ)
Q. 経由地は何カ所まで追加できますか?
A. 最大で9カ所まで追加可能です。
Q. 経由地を間違って追加した場合は?
A. 各経由地の横にある「×」マークで削除できます。
Q. 経由地の順番を自動で最適化してくれますか?
A. 残念ながら、Googleマップには自動最適化機能はありません。必要に応じて手動で順番を変更してください。
まとめ
Googleマップの経由地追加機能を使えば、複数の目的地をスムーズに回るためのルートを簡単に作成できます。スマートフォンとパソコンの両方から操作可能で、営業や観光、送迎などさまざまな場面で活用できます。操作に慣れていない方でも、この記事の手順に従えば問題なく使えるはずです。効率的な移動を実現するために、ぜひ経由地機能を活用してみてください。