スマートフォンやPCから誰でも利用できる「Googleマップ」は、地図上の位置をピンポイントで指定するために「緯度・経度(座標情報)」を使うことができます。住所では特定しにくい場所や、道がない地点など、座標を活用することでより正確に場所を把握できます。本記事では、Googleマップでの緯度・経度の確認方法、入力・検索方法、共有テクニック、さらにWebサイトやアプリに組み込む際のヒントまで詳しく解説します。
緯度(latitude)と経度(longitude)は、地球上の位置を表すための座標です。
たとえば、東京都庁の位置は「35.6895, 139.6917」という座標で表されます。
これらの数値はGoogleマップ上で簡単に調べたり検索したりでき、場所を特定する上で非常に便利です。
Googleマップを使って、任意の場所の緯度・経度を取得する方法は次のとおりです。
この方法で、住所のない山中や海上など、どこでも正確な座標を取得できます。
Googleマップでは、座標を直接入力することで、ピンポイントで場所を表示できます。
これを利用すれば、写真に埋め込まれた位置情報(Exif)などから正確な場所を調べることも可能です。
位置情報を座標で相手に伝えることもできます。メールやLINE、SNSなどで使えば、場所を間違いなく伝えるのに便利です。
Googleマップの共有リンクにも緯度・経度は含まれているため、リンク形式でも位置共有が可能です。
Googleマップの「地図を埋め込む」機能を使えば、任意の緯度・経度を指定してWebページ上に地図を表示できます。
<iframe>
)をコピーして、Webページに貼り付けこの方法は、飲食店やイベント会場、キャンプ地の案内ページなどで多く使われています。
Google Maps Platformでは、開発者向けにAPIが提供されています。緯度・経度を使って自動で地図を生成したり、マーカーを表示したりできます。
<div id="map" style="height:400px;"></div>
<script>
function initMap() {
var location = { lat: 35.6895, lng: 139.6917 };
var map = new google.maps.Map(document.getElementById("map"), {
zoom: 10,
center: location,
});
var marker = new google.maps.Marker({
position: location,
map: map,
});
}
</script>
<script src="https://maps.googleapis.com/maps/api/js?key=YOUR_API_KEY&callback=initMap" async defer></script>
このように、任意の座標をもとに地図を表示することができます。APIキーの取得にはGoogle Cloud Platformの登録が必要です。
以下のような場面で緯度・経度は非常に役立ちます。
GoogleスプレッドシートやExcelに座標をリスト化して管理し、地図と連携させることも可能です。
例えば、100件の店舗データを緯度・経度つきで入力すれば、Googleマイマップなどのツールでまとめて地図上に表示できます。
緯度・経度というと難しく感じるかもしれませんが、Googleマップなら直感的に扱うことができます。
住所よりも正確で、Web開発・情報共有・現地ナビなど、さまざまな用途で活躍します。
ぜひ今回紹介した方法を活用して、よりスマートにGoogleマップを使いこなしてみてください。