ファイルやフォルダの比較を行うときに便利な無料ツール「WinMerge」。
プログラムの修正点や設定ファイルの変更をチェックする際、「差分だけを見たい」と思ったことはありませんか?
WinMergeには、変更箇所だけを表示する便利な機能があり、これを使いこなせば、比較作業の効率が大幅にアップします。
WinMergeは、Windows向けのオープンソース比較ツールで、2つのファイルやフォルダの違い(差分)を視覚的に確認できます。
プログラマーやWeb制作者だけでなく、Excelや設定ファイルなどのテキスト比較にも活用されています。
主な機能は以下の通りです。
特に「差分のみ表示」は、修正箇所をすばやく確認したいときに非常に便利な機能です。
WinMergeで差分のみを表示する方法はとても簡単です。
ファイルを比較したあとに、特定の設定を切り替えるだけで、変更がある部分だけを抽出して確認できます。
これで2つのファイルが左右に並んで表示されます。
黄色やグレーなどで色分けされた部分が差分箇所です。
比較結果が表示されたら、メニューまたはツールバーから「差分のみ表示」に切り替えます。
上部メニューの
「表示」→「差異のみ表示」
にチェックを入れます。
ツールバーにある「差異のみ表示」アイコン(左右に縦線と×印のようなマーク)をクリックしても同じです。
これで、差分がある行だけが画面に残り、一致している部分は非表示になります。
「差分のみ表示」を有効にすると、同一の行は折りたたまれ、差分行だけが見やすく並びます。
特に長い設定ファイルやソースコードを比較する際に、変更箇所が一目で確認できるようになります。
差分部分は色分けされています。
この状態でスクロールすれば、変更点だけをすばやくチェックできます。
もし全体の内容を再度確認したい場合は、再び「表示」→「差異のみ表示」のチェックを外すだけでOKです。
全ての行が元通りに表示され、変更の前後関係を含めて確認できます。
WinMergeはファイルだけでなく、フォルダ単位でも比較できます。
たとえば、以下のような場面で役立ちます。
この機能を使えば、数百のファイルの中から、変更されたものだけを素早く見つけられます。
WinMergeでは単に差分を表示するだけでなく、細かな設定を組み合わせることで、さらに効率的に比較作業を行えます。
コードやテキストファイルの編集では、空白や改行が違うだけで「差分」と認識されることがあります。
不要な差分を減らすには次の設定を使いましょう。
これで、実質的に内容が変わっていない部分をスキップできます。
WinMergeでは「フィルタ機能」を使って、特定のパターンを除外することも可能です。
たとえば、日付やコメント行を比較対象から外す場合:
これにより、不要な差分を除外して本当に確認したい箇所だけを抽出できます。
「差分のみ表示」で確認した内容を、レポートとして保存することもできます。
手順:
HTML形式で出力すれば、ブラウザで開いて確認したり、チームメンバーに共有することも可能です。
「差分のみ表示」をはじめ、WinMergeの表示操作はショートカットキーで素早く切り替えられます。
| 操作内容 | ショートカットキー | 説明 |
|---|---|---|
| 差分のみ表示の切り替え | Ctrl + D | 一致行を非表示/再表示 |
| 次の差分に移動 | F7 | 次の差分箇所へジャンプ |
| 前の差分に移動 | Shift + F7 | 前の差分箇所へ戻る |
| 差分をコピー | Ctrl + Shift + →(または←) | 左右ファイル間で差分をコピー |
| 差分をマージ | Alt + M | 片方の内容を反映して統一 |
| 検索 | Ctrl + F | 特定の文字列を検索 |
これらを活用すれば、マウス操作なしで効率的に比較作業が進められます。
差分のみ表示は、次のようなシーンで特に威力を発揮します。
「差分のみ表示」を使っても結果が思ったように出ない場合は、以下の点をチェックしてみましょう。
WinMergeはデフォルト設定のままでも十分使えますが、次の設定をしておくとさらに快適になります。
WinMergeの「差分のみ表示」機能を使えば、数百行のファイルでも変更箇所をすぐに見つけられます。
特に、プログラミング・設定管理・文書修正など、ファイルの差分確認が多い業務では作業効率を大きく向上させることができます。
ポイントをまとめると以下の通りです。
WinMergeを使いこなせば、手作業での確認に比べて時間を大幅に短縮できます。