CSVファイルは、業務データやシステム出力、会計・在庫管理など、さまざまな場面で利用される非常に身近なデータ形式です。
しかし、Excelで開くと文字化けしたり、データ量が多いと重くなったりすることもあります。
そんなときに役立つのが、軽量で高機能なテキストエディタ「Visual Studio Code(VS Code)」です。
この記事では、VS CodeでCSVファイルを効率よく編集・確認するための便利ワザを10個紹介します。
拡張機能の活用やショートカットキー、ちょっとした設定変更で、日々のデータ処理が格段にスムーズになります。
VS Codeは、ただのプログラミング用エディタではありません。
CSVファイルを扱う際にも次のようなメリットがあります。
Excelでは扱いづらいCSVでも、VS Codeなら編集・整形・確認がスムーズに行えます。
CSVを見やすく編集したいなら、まずおすすめなのが拡張機能「Edit csv」です。
この拡張機能をインストールすると、CSVを表形式(スプレッドシート風)**で表示できます。
大量データを扱うときも、Excelのような感覚で操作できるため非常に便利です。
もう一つおすすめの拡張機能が**「Rainbow CSV」です。
この機能を入れると、CSVの各列を異なる色で強調表示**してくれます。
例えば、次のようなCSVがあった場合:
id,name,age,city
1,田中太郎,28,東京
2,佐藤花子,34,大阪
Rainbow CSVを有効にすると、列ごとに色が分かれ、構造がひと目でわかります。
見づらいCSVの可読性を一気に高めてくれる神ツールです。
CSVといっても、「カンマ区切り」だけではありません。
タブ区切り(TSV)やセミコロン区切りなど、形式はさまざまです。
VS Codeでは、右下のステータスバーにある**「UTF-8」「CRLF」などの文字列**をクリックして設定変更が可能です。
特に区切り文字が合わない場合は、「Edit csv」や「Rainbow CSV」で区切り文字を手動指定することもできます。
ExcelでCSVを開いたときに日本語が文字化けするのは、文字コードの違いが原因です。
VS Codeなら、エンコーディングを簡単に切り替えできます。
正しい文字コードを選ぶことで、文字化けのない状態で快適に閲覧できます。
CSVデータの列がズレて見にくいときは、「Align CSV Columns」拡張機能を使うと便利です。
この拡張機能は、カンマやタブ区切りの列を自動で整列してくれます。
見た目がきれいになるだけでなく、差分の確認や手動編集がしやすくなります。
VS Codeの**検索機能(Ctrl + F)や正規表現検索(Regex)**を使うと、膨大なCSVデータから特定の行を瞬時に見つけられます。
田中^\d+$^\s*$ を検索し削除フィルターを使うよりも軽く、データチェックや前処理に役立ちます。
Excelのように「並べ替え」や「フィルタ」をしたい場合は、拡張機能**「Excel Viewer」**がおすすめです。
この拡張機能を使うと、CSVを表形式で開き、列ごとに並べ替えや検索が可能です。
実際にExcelのような操作感でデータ分析ができます。
VS Codeはテキストベースなので、データ形式の変換も簡単です。
たとえば、CSVをJSONに変換したいときには拡張機能**「CSV to JSON Converter」**を使うと便利です。
開いたCSVを右クリックし、「Convert to JSON」を選ぶだけでOK。
Web開発やAPIテスト時など、CSVを他形式に変換するシーンで重宝します。
業務データを扱う場合、CSVの「どこがいつ変更されたか」を把握したいこともあります。
VS CodeはGitと連携しており、CSVファイルでも差分を確認できます。
特にチーム開発やデータ共有の現場では、変更箇所を視覚的に確認できるのは大きな利点です。
VS Codeでは、ターミナルやタスク機能を使ってCSV処理を自動化することも可能です。
例えば、ターミナルで以下のように入力すると、行数をカウントできます。
wc -l sample.csv
また、PythonやPowerShellのスクリプトを組み合わせれば、
「CSVの特定列を抽出」「指定条件で絞り込み」「別ファイルへ出力」などの自動処理も可能です。
この記事では、Visual Studio CodeでCSVを扱うときに役立つ便利ワザを紹介しました。
VS Codeを上手に使いこなせば、Excelでは扱いづらいCSV作業も軽快にこなせます。
これからデータ処理を効率化したい方は、ぜひ今回紹介した拡張機能を試してみてください。