Outlookで受信したメールに添付ファイルがある場合、わざわざファイルを開かなくても内容をすぐに確認できる「プレビュー機能」はとても便利です。WordやPDF、画像など多くのファイル形式に対応しており、効率的にメール処理が行えます。
しかし、「プレビューできない」「真っ白な画面になる」といったトラブルも少なくありません。
この記事では、Outlookで添付ファイルをプレビュー表示する方法から、プレビューできないときの原因と対処法までをわかりやすく解説します。
Outlookの「添付ファイルプレビュー機能」は、受信したメール内の添付ファイルを開かずに内容を確認できる機能です。
たとえば、WordやExcel、PDFファイルなどをクリックするだけで、Outlookの画面内にプレビューが表示され、別アプリを起動することなく中身を確認できます。
この機能は、メールの確認効率を高めるだけでなく、誤ってファイルを編集・上書きするリスクも防ぐことができる点が大きなメリットです。
プレビューできる代表的なファイル形式は以下の通りです。
これらの形式は、OfficeやAdobe Acrobat Readerなどのビューアがインストールされている場合に自動的にプレビューが有効になります。
Outlookで添付ファイルをプレビューする手順はとても簡単です。
画面右側または中央部分にプレビューウィンドウが表示され、ファイルの内容を確認できます。
なお、ファイルを「ダブルクリック」すると、Outlookの外で対応アプリ(WordやExcelなど)が開いてしまうため、「1回クリック」でプレビューを行うのがポイントです。
Outlookで添付ファイルをクリックしても「プレビューできません」「ファイルが開けません」と表示される場合、いくつかの原因が考えられます。
プレビュー機能は、対応するアプリやビューアがPCにインストールされていることが前提です。
たとえば、PDFファイルをプレビューするには「Adobe Acrobat Reader」が必要です。
Outlookのオプションで、プレビューを禁止する設定になっていることがあります。
確認方法:
Outlookは添付ファイルをプレビュー時に一時フォルダへ展開します。
このフォルダがいっぱいになっていたり、アクセス権限がないとプレビューができなくなります。
ウイルス対策やOutlookのセーフモード起動時は、セキュリティ上の理由でプレビューが制限される場合があります。
Office 2016以前や古いOutlookでは、ファイル形式やプレビュー機能の互換性が十分でないこともあります。
常に最新のアップデートを適用しておくことが推奨されます。
原因に応じた具体的な対処法を紹介します。
PDFなら「Adobe Acrobat Reader」、Office文書なら「Microsoft Office」が必要です。
インストール済みでも正常に動作しない場合は、アプリの修復を行ってください。
一時フォルダのパスは以下の場所にあります。
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Microsoft\Windows\INetCache\Content.Outlook
このフォルダ内の不要ファイルを削除することで、プレビューエラーが解消することがあります。
Windows Updateを実行し、OfficeおよびOutlookを最新版に保ちましょう。
古いバージョンではプレビュー互換性の問題が発生しやすくなります。
設定変更後は一度Outlookを再起動します。
それでも直らない場合は、[コントロールパネル] → [プログラムと機能] → [Microsoft Office] → [変更] → [修復] を選択します。
Outlookで標準的にプレビューできるファイル形式は限られています。
代表的な対応・非対応形式をまとめます。
| ファイル形式 | プレビュー可能 | 備考 |
|---|---|---|
| Word(.docx) | 〇 | Officeが必要 |
| Excel(.xlsx) | 〇 | Officeが必要 |
| PowerPoint(.pptx) | 〇 | Officeが必要 |
| 〇 | Acrobat Readerが必要 | |
| 画像(.jpg、.png) | 〇 | 標準対応 |
| テキスト(.txt) | 〇 | 標準対応 |
| ZIP | × | 展開が必要 |
| EXE | × | セキュリティ上ブロック |
| CSV | △ | Excelプレビューで可 |
| HTML | △ | メール本文内のみ対応 |
セキュリティの観点から、実行ファイルや圧縮ファイル(ZIPなど)はプレビュー対象外になっています。
プレビューは便利な機能ですが、100%安全というわけではありません。
添付ファイルの中には、悪意のあるスクリプトやマクロが仕込まれているケースもあります。
安全に使うためには、以下の点に注意してください。
Outlookの添付ファイルプレビュー機能は、作業効率を高める非常に便利な機能です。
ただし、アプリのインストール状況やセキュリティ設定によってはプレビューができないこともあります。
この記事で紹介した原因と対処法を押さえておけば、トラブル時もスムーズに解決できるでしょう。
安全面にも配慮しながら、Outlookのプレビュー機能を上手に活用し、日々のメール処理をより快適に進めてください。