Excelには、データ入力を効率よく行うための便利な機能「フォーム」が用意されています。
手作業で行うとミスが発生しやすい表入力も、フォームを使えば正確かつスムーズに行えます。
この記事では、Excelのフォーム機能の基本的な使い方から、活用方法、注意点までわかりやすく解説します。
初心者の方でも安心して取り組める内容なので、業務効率を上げたい方はぜひ参考にしてください。
Excelフォームとは、表(テーブル)に対して簡単にデータを追加・編集・削除するための入力画面です。
見た目はシンプルなウィンドウ形式で、1件ずつデータを確認・操作できるのが特徴です。
特に大量のデータを扱う業務では、フォームを使うことで作業効率が大幅に改善します。
フォーム機能を使うには、事前に「テーブル形式」でデータを作成しておく必要があります。
まずはExcelにて以下のような表を用意します。
氏名 | 部署 | メールアドレス | 入社日 |
---|
これが「フォームで操作する対象のテーブル」となります。
これで準備完了です。
フォーム機能は、リボンに初期状態で表示されていないため、自分で追加する必要があります。
これで「フォーム」アイコンが表示されるようになります。
テーブル上のセルを1つ選んだ状態で、追加した「フォーム」ボタンをクリックすると、以下のような入力画面が表示されます。
シンプルな操作でデータの追加・編集が可能になります。
人事部などで社員の情報を入力・更新する際に、誤入力を防ぎながら1人ずつ丁寧に管理できます。
営業部門では、フォームを使って営業先の情報を素早く入力可能。顧客数が増えても安心です。
商品名、数量、単価などを毎日記録する場合にも、フォームが役立ちます。フィルター機能と組み合わせるとさらに便利です。
フォームは便利ですが、いくつか制限もあるため注意が必要です。
より高度なフォームが必要な場合は、VBAユーザーフォームの使用も検討しましょう。
向いている人 | 向いていない人 |
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入力作業が苦手な人 | 複雑な処理をしたい人 |
業務でミスを減らしたい人 | 自動化や分析を行いたい人 |
毎日決まったフォーマットで入力する人 | フォームに依存せず直接操作する人 |
Excelのフォーム機能は、誰でも簡単に使える入力支援ツールです。
表の作成からフォームの表示、基本操作をマスターすることで、入力作業が格段に楽になります。
業務の効率化を図りたい方は、まずはExcelフォームを使いこなしてみてください。
より高度な管理が必要な場合には、VBAや専用アプリの導入も視野に入れるとよいでしょう。