今回は、Teamsの会議中の音声を文字起こしする方法について解説します。
会議中の音声の文字起こしができると、会議の議事録作成に使え、とても便利です。
文字起こし(トランスクリプト)を行うメニューについて記載しますが、管理者側の設定が有効になっていないと使うことができません。
管理者設定が有効になっていない場合グレーアウトしています。下記はその状態です。
会議に参加した状態で、「その他」をクリックし、「レコーディングと文字起こし」をクリックし「文字起こしの開始」をクリックします。
下記は、グレーアウトしているため、開始することができません。
管理者へ連絡し、トランスクリプトを有効にする設定を依頼します。
Microsoft365管理画面にログインし、「管理センター」から「Teams」をクリックします。
Teams管理センターに移動します。
メニューから「会議ポリシー」をクリックし、「グローバル(組織全体の規定値」を変更します。
補足ですが、全員有効にするのではなく特定のチームだけに割り与えることも可能です。後述します。
グローバルのポリシーを確認できます。
トランスクリプトの規定値は、「オフ」になっているので、「オン」に変更し、「保存」ボタンをクリックします。
設定は、以上で完了ですが、設定値が反映されるまで時間がかかります。1時間~半日くらいと思われます。
設定が反映されると、「文字起こしの開始」が選択できるようになります。
文字起こしが開始されると、発言した内容が文字にされます。
文字起こしを停止したい場合は、「文字起こししの停止」をクリックします。
特定の人だけをトランスクリプトの許可を与えるには、新しくポリシーを作成し、ポリシーが使えるチーム(グループ)を指定します。この操作を行えるのは、365の管理者のみです。
Teamsの管理センターにアクセスし、最初にポリシーを作成します。
「会議ポリシー」の画面から「・・・」をクリックし、「+追加」をクリックします。
新しくポリシーを追加します。
最初に名前を決めます。
画面をスクロールして、「トランスクリプト」を有効にし、保存ボタンをクリックします。
続いて、ポリシーを特定のチーム(グループ)に割り当てます。
「グループポリシーの割り当て」タブをクリックし、「+追加」をクリックします。
チームを選択し、「追加」ボタンを押します。
選択したチームに新しく作成したポリシーを割り与えるため、選択して「適用」ボタンをクリックします。
特定のチーム(グループ)にトランスクリプトを有効にする方法は以上です。
会議終了後、参加者は会議チャットから文字起こし(トランスクリプト)ファイルをダウンロードできます。
会議のチャットは、スケジュールの該当の会議をクリックし、「参加者とチャット」から行くことができます。
チャット画面に来たら、「まとめ」タブをクリックし、
パート1、パート2をクリックすると文字起こしされた内容が表示されています。
今回会議中に2回トランスクリプトを実施したので、パート2まであります。
ファイルをダウンロードすることも可能です。「ダウンロード」をクリックします。
今回は、Teamsの文字起こし「トランスクリプト」について解説しました。