本日は、xcopyコマンドの使い方について解説いたします。
xcopyは、ファイルやディレクトリを再帰的にコピーするためのWindowsのバッチコマンドです。
基本的な使い方とオプションです。
xcopy [source] [destination] [options]
source: コピー元のファイルまたはディレクトリのパスを指定します。
destination: コピー先のディレクトリのパスを指定します。
options: オプションとしてさまざまなフラグやパラメータを指定することができます。
よく使用されるオプション:
/E: サブディレクトリと空ディレクトリも含めて再帰的にコピーします。
/I: コピー先がディレクトリでない場合に、コピー先をディレクトリとみなします。
/Y: 上書き確認なしでコピーを実行します。
/F: コピー元がファイルの場合でも、コピー先が既存のディレクトリの場合に上書きします。
例1: ディレクトリとその中身を再帰的にコピーする場合
xcopy C:\SourceDirectory C:\DestinationDirectory /E
例2: ファイルをコピー先ディレクトリに追加する場合
xcopy C:\SourceFile.txt C:\DestinationDirectory /I
例3: ファイルを上書きしてコピーする場合
xcopy C:\SourceFile.txt C:\DestinationDirectory /Y
xcopyを使ったバッチファイルのサンプルです。
このバッチファイルでは、source_dirとdestination_dirという変数を設定しています。
それぞれコピー元のディレクトリとコピー先のディレクトリのパスを指定しています。
xcopyコマンドで指定したディレクトリのファイルとサブディレクトリが再帰的にコピーされます。
@echo off
set source_dir=C:\SourceDirectory
set destination_dir=D:\DestinationDirectory
xcopy "%source_dir%" "%destination_dir%" /E /I /Y
echo Copy completed.
pause
本日は、xcopyコマンドの使い方についての解説でした。