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突然のブルースクリーン!Windowsでエラーが出た時に確認すべき7つのポイント

パソコンを使っていて突然、画面が真っ青になり、見慣れないエラーコードとともに再起動が始まった――それが「ブルースクリーン(BSoD)」です。初めて見ると驚きますし、「パソコンが壊れたのでは?」と不安になるかもしれません。しかし、ブルースクリーンはあくまでも“エラーを知らせるための安全装置”であり、原因を突き止めて適切に対処することで、再発を防ぐこともできます。この記事では、ブルースクリーンが発生した際に確認すべきポイントをわかりやすく解説します。突然のエラーにも落ち着いて対応できるよう、ぜひ参考にしてください。


ブルースクリーンとは何か?

ブルースクリーンとは、「Windowsが重大なエラーを検知し、システムの破損を防ぐために強制的に動作を停止させた状態」です。正式には「ブルースクリーン・オブ・デス(Blue Screen of Death:BSoD)」と呼ばれます。

原因としては、ハードウェアの不具合、ドライバの問題、ソフトウェアのバグ、またはWindows自体の内部エラーなどが考えられます。突然発生するため驚きますが、画面に表示されるエラーメッセージやコードを手がかりに、原因の特定が可能です。


1. エラーコードを確認する

ブルースクリーンが表示されたとき、画面には「停止コード(Stop Code)」が記載されています。たとえば、

  • CRITICAL_PROCESS_DIED
  • MEMORY_MANAGEMENT
  • IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL

といったコードが表示される場合があります。これらは発生したエラーの種類を示しており、ネットで検索すればその意味と対処法が見つかります。

ブルースクリーンは数秒で消えてしまう場合もあるため、スマートフォンで写真を撮っておくと後から確認できて便利です。


2. 最近インストール・更新したソフトやドライバを確認

ブルースクリーンの直前にインストールやアップデートを行ったソフトウェアやドライバが原因のこともあります。以下のような行動をしていなかったか思い出してください。

  • 新しいアプリをインストールした
  • デバイスドライバ(グラフィック、オーディオなど)を更新した
  • Windows Updateを実行した

これらの変更があった場合は、復元ポイントを使ってシステムをその前の状態に戻すか、問題のあるソフトウェアを一時的にアンインストールしてみましょう。


3. 周辺機器の取り外し

新しくUSB機器や外付けドライブを接続してからエラーが起きた場合、それらの周辺機器が原因の可能性もあります。特に、認識不良やドライバの不整合があると、システムが不安定になります。

【対処法】

  1. 不要な周辺機器(プリンター、USBメモリなど)をすべて取り外す
  2. パソコンを再起動し、エラーが再現されるか確認
  3. 一つずつ機器を接続していき、原因を特定する

4. メモリやストレージの診断

ハードウェアの故障もブルースクリーンの原因になります。特に多いのが、メモリやSSD/HDDの異常です。

【確認方法】

  • メモリ診断:「Windowsメモリ診断ツール」を使う
    • スタートメニューに「メモリ診断」と入力して実行
  • ストレージチェック:コマンドプロンプトでchkdskコマンドを実行
    • chkdsk C: /f /r でチェック&修復(再起動が必要)

物理的な故障が疑われる場合は、パーツの交換や修理が必要になります。


5. イベントビューアーでシステムログを確認

Windowsには「イベントビューアー」という機能があり、過去に発生したシステムエラーや警告のログを見ることができます。

【確認手順】

  1. Windowsキー + R → eventvwr.msc を入力して実行
  2. 「Windowsログ」→「システム」を選択
  3. 発生時刻を手がかりに、赤い「エラー」マークを探す

ログに表示される「ソース」や「イベントID」は、問題の特定に役立ちます。


6. セーフモードで起動してみる

通常起動でブルースクリーンになる場合、セーフモードで起動することで原因の切り分けができます。セーフモードでは最低限のドライバとサービスのみが読み込まれるため、安定して起動する可能性が高くなります。

【セーフモードの起動方法(Windows 10/11)】

  1. 電源を入れてすぐに「電源ボタン長押しで強制終了」を2回繰り返す
  2. 3回目の起動で「自動修復」→「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「スタートアップ設定」
  3. 再起動後、「セーフモード(F4)」を選択

セーフモードで正常に動く場合は、通常起動時のアプリやドライバに原因があると考えられます。


7. Windowsアップデートの状況を確認

Windows Updateの失敗や不完全なアップデートが原因でブルースクリーンが発生することもあります。

【確認方法】

  1. 設定 → 更新とセキュリティ → Windows Update
  2. 「更新の履歴を表示」から失敗している項目を確認
  3. 問題のあるアップデートは「アンインストール」可能

また、最新のパッチを適用していないと不具合が修正されていない可能性もあるため、常に最新の状態を保ちましょう。


まとめ:落ち着いて順番に原因を探ろう

ブルースクリーンが発生すると、焦ってしまいがちですが、原因を丁寧に探っていくことで解決できるケースは多くあります。特に、エラーコード・直前の変更・ハードウェアの状態などを確認することがポイントです。

どうしても原因がわからない場合や、再起動してもすぐに同じエラーが出る場合は、信頼できるサポートに相談するのも選択肢の一つです。日頃からバックアップを取っておくことで、万が一のデータ消失にも備えられます。

ブルースクリーンは“パソコンのSOS信号”と受け止め、落ち着いて対応しましょう。

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