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「SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED」のブルースクリーンが出た時の原因と対処法を徹底解説!

Windowsを使っている最中に突然ブルースクリーンが表示され、「SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED」というエラーが出たことはありませんか?
このエラーは、一見すると難解な技術用語に見えますが、実はドライバやソフトウェアの不具合など、比較的よくある原因で発生するものです。
この記事では、「SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED」の意味と、主な原因、そして具体的な対処法についてわかりやすく解説します。
PC初心者の方でも実践できるように丁寧に説明していますので、ぜひ最後までご覧ください。


「SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED」とは何か?

このエラーメッセージは、Windowsのカーネルモード(OSの中心部分)で動作しているスレッドが処理できない例外(エラー)を発生させた場合に表示されます。
多くの場合は、ハードウェアドライバの不具合や競合、破損が原因です。

一般的には、以下のような原因が考えられます。

  • グラフィックドライバの不具合
  • サウンドやネットワークドライバの破損
  • Windowsアップデートとの不整合
  • セキュリティソフトとの競合
  • 新しいハードウェアの追加による問題

特定のファイル名(例:nvlddmkm.sys)が表示されることもあり、その場合は問題のあるドライバが特定しやすくなります。


よくある原因とその見分け方

ドライバの不具合

ブルースクリーンで最も多い原因がドライバのエラーです。特にグラフィックカードやネットワークアダプタのドライバは頻繁に更新されるため、不具合が起きやすいです。

見分け方:

  • ブルースクリーンに特定の.sysファイル名が表示される
  • セーフモードでは問題が発生しない
  • ハードウェアの交換直後にエラーが出た

対処法1:PCをセーフモードで起動する

セーフモードは、Windowsを必要最小限のドライバと設定で起動するモードです。問題の切り分けに非常に役立ちます。

手順:

  1. PCを再起動し、起動中に[F8]キーまたは[Shift]+[F8]を連打(Windows10/11では自動修復から入ることが多い)
  2. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
  3. 「セーフモードを有効にする(4)」を選択

セーフモードでエラーが発生しない場合、ドライバや常駐ソフトが原因の可能性が高くなります。


対処法2:問題のあるドライバを更新または削除

ドライバの更新・再インストールは最も効果的な対策の一つです。

手順:

  1. [Windows]+[X] →「デバイスマネージャー」を開く
  2. 「ディスプレイアダプター」や「ネットワークアダプター」などを展開
  3. 該当ドライバを右クリック→「ドライバーの更新」または「デバイスのアンインストール」
  4. 再起動後、Windowsが自動で適切なドライバをインストールします

NVIDIAやAMD、Intelなどの公式サイトから最新版ドライバを手動でダウンロードするのもおすすめです。


対処法3:Windowsアップデートの確認とロールバック

Windowsの更新が原因でエラーが発生することもあります。最新のアップデートが原因なら、ロールバックを検討しましょう。

手順:

  1. 「設定」→「Windows Update」→「更新履歴の表示」
  2. 「更新プログラムをアンインストール」から最近の更新を削除
  3. または「システムの復元」を使って更新前の状態に戻す

対処法4:メモリチェックを行う

メモリの物理的な不良もこのエラーの原因になります。Windowsにはメモリ診断ツールが標準搭載されています。

手順:

  1. [Windows]+[R]で「ファイル名を指定して実行」を開き、「mdsched.exe」と入力
  2. 「今すぐ再起動して問題を確認する」を選択
  3. メモリチェックが自動で始まり、結果が表示されます

異常があれば、メモリの交換が必要です。


対処法5:クリーンブートで競合を確認

サードパーティ製ソフトウェアが干渉している場合は、クリーンブートでの確認が有効です。

手順:

  1. [Windows]+[R]→「msconfig」→「システム構成」を開く
  2. 「スタートアップの項目をすべて無効にする」
  3. 「サービス」タブで「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェック→残りを無効に
  4. PCを再起動して様子を見る

これでエラーが出なければ、無効にした中に原因がある可能性が高いです。


対処法6:BIOSのアップデート

まれに、古いBIOSが原因でハードウェアとの不整合が起きることもあります。

BIOSの更新は慎重に行う必要がありますが、マザーボードの製造元サイトに手順が載っているので、それをよく読んで進めましょう。


対処法7:最終手段としてのWindowsの再インストール

上記の方法でも解決しない場合、OS自体の破損が疑われます。
この場合、Windowsの再インストールやリセットを検討しましょう。

方法:

  • 「設定」→「システム」→「回復」→「このPCを初期状態に戻す」
  • 個人ファイルを保持するか削除するか選択可能

バックアップを取ってから実行してください。


まとめ:エラーを焦らず一つずつ対処しよう

「SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED」は、焦るような致命的なエラーではなく、正しい手順を踏めば多くの場合は自力で解決できます。
まずはセーフモードやドライバの更新といった基本的な対応から試し、原因を一つひとつ丁寧に確認していきましょう。

どんなに新しいパソコンでも、ドライバやソフトの不具合は起きるものです。
だからこそ、問題の切り分け方と解決方法を知っておくことで、安心してWindowsを使い続けることができます。

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