Linuxのファイルシステムを管理するうえで重要な役割を果たすのが/etc/fstabです。このファイルは、システム起動時に自動的にマウントするファイルシステムの情報を記述する設定ファイルであり、サーバーやデスクトップ環境の管理に欠かせません。本記事では、/etc/fstabの基本的な構造や設定方法、具体的な記述例について詳しく解説します。
/etc/fstab(ファイルシステム・テーブル)は、Linuxシステムにおいてマウントすべきデバイスやファイルシステムを定義する設定ファイルです。システム起動時にこのファイルを参照し、自動的に指定されたデバイスをマウントします。
/etc/fstabの各行には、以下の6つのフィールドが順番に記述されます。
<デバイス> <マウントポイント> <ファイルシステムの種類> <オプション> <ダンプ> <fsck順序> /dev/sda1、UUID=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx)/、/home、/mnt/data)defaults、noatime、ro)0)/は1、それ以外は2、チェックしない場合は0)/dev/sda1 / ext4 defaults 1 1 /dev/sda1をルート(/)としてext4形式でマウントdefaultsオプションは、rw, suid, dev, exec, auto, nouser, asyncの設定を含むUUID=abcd1234-ef56-7890-gh12-ijkl34567890 /home ext4 defaults 0 2 /dev/sda1)が変わっても影響を受けない/homeディレクトリをext4でマウントし、fsckの順序は2/dev/sdb1 /mnt/windows ntfs-3g defaults 0 0 /dev/sdc1 /mnt/usb vfat noauto,user 0 0 noauto:システム起動時に自動マウントしないuser:一般ユーザーが手動でマウントできる192.168.1.100:/shared /mnt/nfs nfs defaults 0 0 /sharedをマウント誤った設定を防ぐために、まず現在の/etc/fstabをバックアップします。
sudo cp /etc/fstab /etc/fstab.bak エディタ(例:nano)を使って編集します。
sudo nano /etc/fstab 変更を加えたら、保存して終了(Ctrl + X → Y → Enter)。
編集後、以下のコマンドで設定が正しいか確認します。
sudo mount -a エラーがなければ、正しく設定されています。
fstab.bakを復元するsudo cp /etc/fstab.bak /etc/fstab blkidコマンドで正しいUUIDを確認するblkid systemctl status nfs-server /etc/fstabはLinuxシステムのファイルシステム管理に欠かせない設定ファイルです。本記事では、基本構成、設定方法、具体的な記述例、編集手順、トラブルシューティングまで解説しました。適切な設定を行うことで、ストレージ管理を効率的に行い、安定したシステム運用が可能になります。