はじめてのiPhoneを手にしたとき、「どうやって初期設定を進めればいいの?」「基本的な操作ってどんなことに気をつければいいの?」と不安や疑問が浮かぶことはありませんか?スマートフォンに慣れていない初心者の方にとって、iPhoneは便利である一方、最初のハードルが高く感じられるかもしれません。そこで本記事では、iPhoneの購入から初期設定、基本操作、そして快適かつ安全に使うためのポイントを、わかりやすくまとめました。これを読めば、iPhoneデビュー直後でも心配なくスムーズに使いこなす準備が整います。ぜひ参考にしてみてください。
iPhoneにはさまざまなモデルが発売されています。最新モデルはハイスペックで性能が高い分、価格も高くなりがちです。一方、過去に発売されたモデルでも十分な性能を備えているものが多く、予算と必要な機能に合わせて選ぶことが大切です。
iPhoneはSDカードのような外部ストレージを増設できません。そのため最初に購入する際、ストレージ(容量)の選択が重要です。
iPhoneの購入方法は大きく分けて「携帯キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天など)で契約」「Apple公式サイトや家電量販店でSIMフリーモデルを購入」の二つがあります。スマホ初心者の方は、キャリアでの購入が手軽でサポートも受けやすいので安心です。自分で格安SIMなどを使いたい場合は、SIMフリー版の購入を検討してください。
起動すると言語や地域を選択する画面が表示されます。日本語を選んで、続けて地域を「日本」に設定しましょう。
インターネット接続のために自宅やオフィスなどのWi-Fiネットワークに接続します。Wi-Fi名(SSID)を選び、パスワードを入力して接続を完了させてください。
iPhoneを使ううえで欠かせないのがApple IDです。App StoreやiCloudなどのAppleのサービスを利用するのに必要となります。
iPhoneのモデルによって指紋認証(Touch ID)か顔認証(Face ID)のどちらかが利用できます。セキュリティと利便性を高めるため、設定しておくのがおすすめです。
生体認証が使えない時のためにも、パスコード(4桁 or 6桁)を設定しておきましょう。セキュリティ対策として強固なパスコードを設定することをおすすめします。
iPhoneのホーム画面にはインストールされたアプリのアイコンが並びます。画面を左右にスワイプすると複数ページにまたがってアイコンを配置することができます。
画面上から(または右上から)スワイプダウンすると、Wi-FiやBluetoothのオン/オフ、画面の明るさ調整、音量調整などよく使う機能をすぐに呼び出せる「コントロールセンター」が開きます。モデルによってスワイプする方向が異なるので注意してください(Face ID搭載機種は右上から、Touch ID搭載機種は画面下から上にスワイプ)。
通知センターは、ロック画面やホーム画面の上部から下にスワイプすると表示できます。アプリからの通知やメッセージの受信を確認できるため、必要に応じて設定をカスタマイズしてみましょう。
アプリを切り替えたり終了したりするときに便利なのがマルチタスク画面です。
電話をかける際は、電話アプリから連絡先を選び発信します。履歴・連絡先・お気に入りなどを使い分けるとスムーズです。着信履歴からワンタップで再発信できるので便利です。
メッセージアプリではSMS(ショートメッセージ)やiMessage(Apple同士の無料メッセージ)を一括して管理できます。相手がiPhoneを使っている場合はiMessageが自動で使用され、メッセージが青色吹き出しで表示されます。相手がAndroidなどの場合はSMS(緑色吹き出し)になるため、送り方や料金が変わる場合があります。
iPhoneに初期インストールされている「メール」アプリでは、Gmailなどの外部メールサービスのアカウントも設定できます。最初は以下の手順で設定しましょう。
iPhoneのカメラは高性能で、誰でも簡単にキレイな写真や動画を撮影できます。撮影したデータは「写真」アプリで確認できます。
インターネットを閲覧するための標準ブラウザが「Safari」です。アドレスバーに検索キーワードを入れればそのまま検索ができるので、気になることを調べるのに便利です。ブックマーク機能やタブの使い分けを覚えておくと、ブラウジングがより快適になります。
Apple純正の「マップ」アプリは目的地までの経路検索や周辺施設の検索に役立ちます。Googleマップを使い慣れている方は、App Storeからインストールして使うのも選択肢の一つです。
新しいアプリをダウンロードする場合は「App Store」を使います。無料/有料アプリのダウンロードが可能で、Apple IDに登録された支払い方法(クレジットカード、プリペイドカードなど)で決済します。
すでに初期設定で述べたとおり、パスコードや生体認証は必ず設定しましょう。万が一の盗難や紛失時に個人情報の流出を防ぐためにも重要です。
iPhoneのデータを定期的にバックアップしておくと、万が一故障や紛失した場合でも、簡単にデータを復元できます。バックアップ設定の流れは次のとおりです。
アプリをインストールすると、「位置情報」「カメラ」「連絡先」などへのアクセス権限を求められる場合があります。むやみに許可をすると情報漏洩のリスクが高まるため、本当に必要な権限だけを許可するのが大切です。後から「設定」→「プライバシー」や各アプリの項目から変更できます。
iOSやアプリの更新情報(アップデート)があれば、なるべく早く実行しましょう。これらのアップデートにはセキュリティ修正や新機能追加などが含まれており、放置すると脆弱性が残ったままになる可能性があります。
最近ではAppleを装ったフィッシングメールやメッセージが増えています。「アカウントがロックされました」「今すぐ認証しないと使えなくなります」といった文面には注意が必要です。正規のAppleサイトやサポートページから案内される以外の場合は疑ってかかり、むやみにリンクをクリックしないようにしましょう。
どうしても解決しない場合は、Apple公式サイトのサポートページやサポートアプリで調べてみるのがおすすめです。チャットや電話、持ち込み修理の予約なども簡単にできます。
はじめてiPhoneを使うときは、購入前のモデル選びから初期設定、基本操作、セキュリティ対策など、覚えることがたくさんあります。しかし、ポイントをひとつひとつ押さえておくだけで、初心者でも快適に使い始められるはずです。特に初期設定時のApple IDやバックアップの設定、パスコードや生体認証の設定は、後から変更が面倒なので最初にきちんと行っておきましょう。
また、iPhoneならではの操作方法や充実したアプリの数々は、日常を便利にしてくれる強力なツールです。電話やメールだけでなく、カメラや地図アプリなども積極的に活用してみると、スマートフォンのある生活がより楽しく、快適になります。