サーバー室の電源ケーブル、気づけば絡まり放題になっていませんか?
ケーブルが床を這い、何がどこにつながっているのかわからなくなると、トラブル対応やメンテナンスが遅れる原因になります。さらに、ホコリや熱がこもることで、機器の寿命を縮めてしまうこともあります。
本記事では、サーバー室の電源ケーブルを安全かつ見た目にも美しく収納するためのコツとテクニックを詳しく紹介します。初心者でもすぐに実践できる方法から、プロも活用する便利なアイテムまで網羅しています。清潔感と効率が求められるIT現場だからこそ、しっかり押さえておきたい「ケーブル収納の基本と応用」をぜひご覧ください。
電源ケーブルがごちゃごちゃしていると、見た目が悪いだけでなく、以下のような実害も発生します。
こうしたリスクを回避するには、計画的に「見える化」された収納を行うことが重要です。
サーバー室の電源ケーブルを美しく収納するには、まず「基本ルール」を押さえることが大切です。
長すぎるケーブルは余った部分がだらんと垂れ下がり、見た目も悪く絡まりの原因になります。できるだけ長さをそろえ、必要以上に長いケーブルは使わないようにしましょう。
どのケーブルが何に接続されているのかを明確にするため、ラベルを両端につけておくと非常に便利です。手書きでも良いですが、ラベルプリンタを使うと見た目もすっきりします。
電源ケーブル、LANケーブル、HDMIなど、それぞれの用途別に整理することで、視認性が向上し管理がしやすくなります。色分けやタグ付けも有効です。
以下のような便利グッズを活用することで、収納のレベルを一気に引き上げることができます。
サーバーラックの下や天井に設置できるトレーです。ケーブルが宙に浮くように固定でき、床をスッキリさせられます。
ビニール製の結束バンドも良いですが、再利用できるマジックテープ式が柔軟性がありおすすめです。頻繁に抜き差しする場所にも便利。
複数のケーブルをまとめて1本に束ねられるので、見た目がスッキリ。配線の複雑さを軽減します。
床を使いたくない場合は天井吊りケーブルラダーが有効。電源ケーブルやネットワークケーブルを安全に分離して配線できます。
壁や棚、ラックの側面に固定するタイプのアクセサリ。直線的にケーブルを這わせることで、整然とした印象になります。
では、実際にサーバー室のケーブルを収納するにはどうしたらいいのか、手順を紹介します。
まずは現状の配線を確認し、使っていないケーブルや冗長な配線がないかチェックします。不要なケーブルは即撤去。
どの機器がどの電源を使っているのかを確認しながら、ケーブルをグルーピングします。用途別、ラック別にまとめましょう。
両端に機器名や用途を記載したラベルをつけます。統一した書式にすることで、誰が見ても分かるようになります。
ケーブルをトレーやスパイラルチューブなどに沿わせて、見た目よく束ねましょう。この時、無理な折り曲げは避けるのがポイント。
収納したあとで、人の動線や機器の排熱が妨げられていないか確認します。機器に負荷がかかっていないかもチェックしてください。
一度きれいにしたからといって、それで終わりではありません。サーバー室では機器の入れ替えや増設があるため、ケーブルの配置も少しずつ変わっていきます。
3カ月〜半年に一度は点検し、「不要なケーブルがないか」「新たなケーブルが雑に追加されていないか」などをチェックしましょう。
サーバー室の電源ケーブルを美しく収納することは、単なる“見た目”の問題ではありません。
トラブル時の対応スピード、保守性、そして安全性の向上など、多くのメリットを生む「価値ある整理整頓」です。
この記事で紹介したテクニックや道具を活用し、あなたのサーバー室を“整ったプロの現場”に変えていきましょう。ケーブルの整備は、まさにIT現場の見えない名脇役です。