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中学生でもわかる!一次方程式の解き方を丁寧に解説

数学の中でも「方程式」は、避けては通れない大切なテーマです。
特に一次方程式は、基礎中の基礎でありながら、「どうやって解けばいいの?」「文字があると難しそう…」と感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、一次方程式とは何か、なぜ必要なのか、そしてどのように解いていけばよいのかを、初心者にもわかるように順を追って説明します。
苦手意識をなくし、自信を持って問題に取り組めるようになることを目指しましょう!


一次方程式とは何か?

一次方程式とは、「変数(xなど)の次数が1である方程式」のことです。
たとえば、次のような式が一次方程式にあたります。

コピーする編集する2x + 3 = 7

この式では、xの指数(乗数)は1なので、一次方程式です。
「一次」とは、変数のべき乗(パワー)が1であることを意味します。

ポイント

  • 文字(変数)がある
  • イコール(=)がある
  • 文字の最高次数が1である

なぜ一次方程式を学ぶのか?

一次方程式は、日常生活や将来の学習、仕事の場面でも大活躍します。
例えば、次のようなシーンで役立ちます。

  • ショッピングで「合計○円になるには1つあたりいくらか?」を考えるとき
  • 料理で「○人分作るには何グラム必要か?」を計算するとき
  • 経済や理科などの他教科でグラフや数式を扱うとき

つまり、「わからないもの(x)」を見つけ出す力がつくのです。
これは「問題解決力」や「論理的思考力」の土台となります。


一次方程式の基本的な解き方

ステップ1:文字を含む項と数字だけの項を分ける

まずは式の左右にある項(たし算やひき算の単位)を移動します。
このとき、「移項(いこう)」という操作を使います。移項とは、「=」をまたぐときに符号を反転させることです。

例:

2x + 3 = 7

2x = 7 - 3

2x = 4

ステップ2:xの係数で割る

xの前についている数字(係数)で両辺を割ると、xだけが残ります。

2x = 4

x = 4 ÷ 2

x = 2

これで答えが出ました!


解き方のコツと注意点

左右のバランスを保つこと

方程式は「天びん」と同じです。
片方を変えたら、もう片方も同じように変えないとバランスが崩れます。

  • 加えたら、両辺に加える
  • 引いたら、両辺から引く
  • 掛けたら、両辺に掛ける
  • 割ったら、両辺を割る

このルールを守れば、解は正確に求められます。

移項のとき符号に注意!

たとえば「+3」を右辺に移すと「-3」になります。
ここを間違えると、答えも違ってきますので注意が必要です。


実際に解いてみよう:例題と解説

例題1

x + 5 = 8

【解説】
5を右辺に移す

x = 8 - 5  
x = 3

例題2

3x - 4 = 11

【解説】
-4を右辺に移す

3x = 11 + 4  
3x = 15

3で割る

x = 15 ÷ 3  
x = 5

例題3

5x + 2 = 3x + 10

【解説】
文字を左、数字を右へ移す

5x - 3x = 10 - 2  
2x = 8

両辺を2で割る

x = 8 ÷ 2  
x = 4

応用問題に挑戦

次のような式にもチャレンジしてみましょう。

問題1

7 - 2x = 3x + 2

【解説】

7 - 2x = 3x + 2  
-2x - 3x = 2 - 7
-5x = -5
x = -5 ÷ -5
x = 1

よくある間違いとその対処法

1. 符号を間違える

→ 移項のときに符号が変わることを忘れないように!

2. xの係数を割り忘れる

→ 最後のステップで割るのを忘れないように。

3. 両辺に同じ操作をしていない

→ 「左右に同じことをする」ルールを常に意識しましょう。


練習問題で実力チェック

以下の方程式を解いてみましょう。答えは記事の最後に記載しています。

  1. x – 7 = 5
  2. 2x + 3 = 9
  3. 4x – 6 = 2x + 8
  4. 5 – x = 2x + 1
  5. 6x + 2 = 4x + 10

解答(練習問題)

  1. x = 12
  2. x = 3
  3. x = 7
  4. x = 1.33(または4/3)
  5. x = 4

まとめ

一次方程式は、「わからない数(x)」を導くためのとても基本的な道具です。
「移項して」「xの前の数で割る」この2つのステップを覚えれば、ぐんと楽に解けるようになります。

苦手意識がある人も、この記事で紹介したポイントを意識して練習すれば、必ず理解できるようになります。
大切なのは「バランスを保つ」「符号を正しく扱う」こと。

ぜひ何度も練習して、自信をつけてくださいね!

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